わたしは電車通勤をしています。
都心にある路線を使っていまして、乗ってから降りるまで12駅あります。
先日、平日朝の通勤時に、いつも通り乗車しました。
平日はいきなり座れることはないので、立って読書をしていました。
乗車してから4つ目の駅に着きました。この駅はまあまあ降りる人が多いです。
わたしの正面に座っている人の左側に座っていた人が席を立ち、電車を降りました。
その席の正面に立っていた人(わたしと並んで立っていた人)が座りました。
30代くらいのお兄さんです。
と、いったん座ったお兄さんですが、また腰を浮かせ、そのお兄さんの前に立った人(新たにわたしの隣に立った人)に何やら合図をしました。
どうやら、「座りますか?」というジェスチャーのようです。
わたしは隣に立った人を見ました。
女性でした。
そして、鞄に妊婦マークをつけていたのです。
女性はお礼を言い、席を譲ってもらいました。
いったん座ったお兄さんは、またわたしの隣に立ちました。
さらにそれから、3つ目の駅に着きました。
ここが一番乗降客が多い駅です。
今度は、わたしの前に座っていた人が降りました。
普通ならわたしが座ります。
でも、わたしは隣に立っているお兄さんに「お兄さん、どうぞ」と言いました。
お兄さんは、「いえいえ、いいですよ」といったんは言いましたが、こちらの気持ちを察したのか、そのままお礼を言って座りました。
周りにいた事情を知らない人からしたら、なんで若い人に譲ったんだろう?身体が不十分な人なのかな?とでも思われたかもしれません。
わたしは良い格好をするつもりはありませんが、
妊婦さんに席を譲った親切心に敬意を表するとともに、本来なら座れていた人が妊婦さんに席を譲ったことで立つことになった。たまたまわたしの前が空いたからといって、わたしが先に座るのは道理に合わないと思ったので、お兄さんに先に座ってもらいました。
もし、そのお兄さんがわたしが降りる駅よりも先に降りたら、その時は遠慮なく座るつもりです。
妊婦さんは座って眠っている様子でしたが、わたしとお兄さんのやりとりはおそらく聞いていたでしょう。
妊婦さんには、「自分のために、周りの人に気を遣わせた」という気にさせてしまったかも。と、あとで思いました。
また、お兄さんにも恐縮させてしまったかもしれません。
余計なおせっかい、わたしの自己満足だったのなら、却って申し訳なかったな。と思いました。
結局、わたし・お兄さん・妊婦さんの3人は、わたしが降りる終点駅までそのままの状態でした。
以上、どうでも良い日記でした。
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