今回も、わたしがよく作る料理「チンジャオロース」です。
クッ〇ドゥなど、市販の合わせ調味料も、材料を切って炒めるだけなので簡単で便利です。
忙しい日の夕食では、実に頼もしい存在。
箱の裏に書かれた手順どおりに進めれば、味付けで迷子になる心配もありません。
ただ、時間に少し余裕がある日は、タレから自分で作るチンジャオロースもおすすめです。
しょうゆ、砂糖、料理酒、オイスターソースなど、家庭にある調味料を混ぜるだけ。
手作りなら、甘さや塩味を自分好みに調整でき、使っている材料もすべて分かります。
「今日は、いつもより少し手をかけて、おいしい中華料理を食べたい」
そんな日にぴったりの一品です。
ピーマン、たけのこ(またはジャガイモ)、豚肉という3種類の食感に、オイスターソースを使った甘辛いタレが絡みます。
食べ始めると箸が止まらず、ご飯も予定より早くなくなります。
今回は、豚ロース薄切り肉を使ったチンジャオロースの簡単な作り方を、写真付きで紹介します。
チンジャオロースの材料(2人分)
主な材料
- 豚ロース薄切り肉:100g
- ピーマン:3個
- たけのこの水煮:100g (またはジャガイモ1個)
- サラダ油:適量
豚肉の下味
- 料理酒:大さじ2
- 塩・こしょう:少々
- 片栗粉:小さじ1
合わせ調味料
- しょうゆ:大さじ1.5
- 砂糖:小さじ1
- 料理酒:小さじ1
- オイスターソース:小さじ1
- 鶏ガラスープの素:小さじ1/2
豚肉をたっぷり食べたい場合は、150~200g程度へ増やしてもよいでしょう。
ただし、肉だけを増やすと味が薄くなるため、合わせ調味料も少しずつ増やして調整してください。
いきなりしょうゆを倍量にすると、チンジャオロースではなく、塩分との真剣勝負が始まります。
チンジャオロースをおいしく作るポイント
チンジャオロースを作る工程は、それほど複雑ではありません。
ただし、材料をすべて細切りにするため、炒め始めてから調味料を量っていると、ピーマンがどんどん柔らかくなってしまいます。
次の3点を意識すると、手際よく作れます。
- 材料の太さをなるべくそろえる
- 合わせ調味料を先に作っておく
- 炒め始めたら手早く仕上げる
特に合わせ調味料は、フライパンを火にかける前に混ぜておくのがおすすめです。
炒めている途中で大さじを探し始めると、ピーマンだけが先に完成してしまいます。
チンジャオロースの作り方
1.ピーマンを縦の細切りにする
まずは、ピーマンを洗います。
ヘタと種を取り除き、縦方向へ細く切ります。
太さは、たけのこと豚肉に合わせるようにします。
すべての材料を同じくらいの太さにそろえると、見た目がよくなるだけでなく、口へ入れたときの食感もまとまりやすくなります。
多少太さが違っても、家庭料理なので大丈夫。
ピーマンへ定規を当て始める必要はありません。
2.豚ロース薄切り肉を細く切る
続いて、豚ロース薄切り肉を細切りにします。
薄切り肉を何枚か重ねた状態で、まな板へ置きます。
重なった肉を端から縦に切っていけば、簡単に細切りにできます。
1枚ずつ広げて切る必要がないため、少し時間を短縮できます。
肉が柔らかくて切りにくい場合は、冷凍庫へ短時間入れ、少し硬くしてから切る方法もあります。
完全に凍らせると、今度は包丁と肉の持久戦になるので、表面が軽く締まる程度で十分です。
3.豚肉へ下味を付ける
細切りにした豚肉をボウルへ入れます。
料理酒、塩・こしょう、片栗粉を加えます。
- 料理酒:大さじ2
- 塩・こしょう:少々
- 片栗粉:小さじ1
調味料が全体へ行き渡るように、しっかり混ぜて豚肉へもみ込みます。
料理酒を加えることで肉に下味が付き、片栗粉によって表面がコーティングされます。
片栗粉には、仕上げのタレを肉へ絡みやすくする役割もあります。
入れすぎると肉同士が強く団結し、フライパンの中で巨大な1枚肉になろうとするため、小さじ1程度で十分です。
4.たけのこの水煮を準備する
今回は、あらかじめ細切りにされた便利なたけのこの水煮を使いました。
袋から出し、水気をしっかり切っておきます。
商品によっては、独特のにおいが気になることがあります。
その場合は、さっと水洗いしてから水気を切ると使いやすくなります。
もちろん、ブロック状のたけのこの水煮を購入し、自分で細切りにしても構いません。
すでに細切りになっている商品は便利ですが、料理への情熱が不足しているわけではありません。
省略できる作業は、堂々と省略しましょう。
我が家では。タケノコの代わりにジャガイモを使うことも多いです。ジャガイモも美味しいですよ。
5.合わせ調味料を作る
次に、チンジャオロースの味を決める合わせ調味料を作ります。
小さな容器へ、次の調味料を入れて混ぜ合わせます。
- しょうゆ:大さじ1.5
- 砂糖:小さじ1
- 料理酒:小さじ1
- オイスターソース:小さじ1
- 鶏ガラスープの素:小さじ1/2
鶏ガラスープの素や砂糖が溶けきらなくても、加熱中に混ざるので問題ありません。
オイスターソースが加わることで、家庭にある調味料だけでもコクのある中華風の味になります。
濃い味が苦手な方は、しょうゆを大さじ1程度から試し、仕上げに味を見て追加してください。
濃くなった味を薄くするより、薄い味へ調味料を足すほうが簡単です。
料理も人間関係も、後から濃さを戻すのは大変です。
6.フライパンで豚肉を炒める
材料と合わせ調味料の準備ができたら、炒めていきます。
フライパンへサラダ油を入れ、中火で熱します。
下味を付けた豚肉を入れます。
肉同士がくっつかないよう、菜箸や木べらなどでほぐしながら炒めます。
片栗粉をもみ込んでいるため、最初は肉同士が少しくっつきやすいです。
慌てず、肉を広げるように炒めてください。
豚肉の赤い部分がなくなり、全体の色が変わるまで加熱します。
豚肉は生焼けを避け、中心部まで十分に火を通すことが大切です。
厚生労働省では、食肉を中心部75℃で1分間以上、または同等の条件で加熱することを目安として案内しています。
7.ピーマンとたけのこを加える
豚肉へ火が通ったら、細切りにしたピーマンとたけのこを加えます。
中火で全体を混ぜながら炒めます。
ピーマンを加えた直後は量が多く見えますが、加熱すると少しずつしんなりしてきます。
ただし、炒めすぎるとピーマン特有のシャキッとした食感がなくなってしまいます。
鮮やかな緑色が残り、少ししんなりしてきたところで次の工程へ進みましょう。
ピーマンが完全に降伏するまで炒める必要はありません。
8.合わせ調味料を加える
ピーマンが少ししんなりしてきたら、先ほど作った合わせ調味料を加えます。
フライパンの底から大きく返すように混ぜ、肉、ピーマン、たけのこへタレを絡ませます。
豚肉へもみ込んだ片栗粉の効果で、次第にタレへ軽いとろみが付いてきます。
タレが全体に絡み、フライパンの底に水分がほとんど残らなくなったら完成です。
手作りだれのチンジャオロースが完成
出来上がったチンジャオロースがこちらです。
これは、最高においしい。
細切りにしたピーマン、たけのこ、豚肉へ、甘辛いタレがしっかり絡んでいます。
ピーマンはシャキッとした歯触り。
たけのこはコリコリ。
豚肉は下味と片栗粉のおかげで、柔らかな仕上がりです。
3種類の食感が順番にやってくるので、箸が止まりません。
オイスターソースのコクもあり、白いご飯との相性は抜群。
おかずを食べているのか、ご飯を食べるための装置を動かしているのか分からなくなるほど、ご飯が進みます。
記事を書きながら写真を見ていたら、また食べたくなってきました。
チンジャオロースを失敗せずに作るコツ
材料を同じくらいの太さに切る
豚肉、ピーマン、たけのこの太さをそろえると、火の通り方や食感がまとまりやすくなります。
太すぎるピーマンと細すぎる豚肉が混在すると、肉へ火が通った頃にはピーマンだけ元気に残ってしまうことがあります。
豚肉へ片栗粉をもみ込む
片栗粉を加えることで肉の表面が覆われ、炒めたときに硬くなりにくくなります。
さらに、合わせ調味料にも自然なとろみが付き、肉や野菜へタレが絡みやすくなります。
ピーマンを炒めすぎない
ピーマンは、豚肉へ火が通ってから加えます。
短時間で仕上げることで、色と食感を残しやすくなります。
柔らかいピーマンが好きな方は、少し長めに炒めてください。
調味料を事前に混ぜる
炒め始める前に調味料を合わせておけば、味付けを一度で済ませられます。
しょうゆを入れ、砂糖を探し、オイスターソースのふたと格闘している間にも、フライパンの中では時間が流れています。
汁気がなくなるまで手早く絡める
合わせ調味料を加えた後は、全体へタレを絡めながら軽く煮詰めます。
長時間煮込む料理ではないため、とろみが付いたら火を止めましょう。
チンジャオロースのおすすめアレンジ
牛肉で作る
豚ロースの代わりに、牛肉の薄切りや細切り肉を使っても作れます。
牛肉を使うと、豚肉よりも濃厚で食べ応えのある仕上がりになります。
パプリカを加える
赤や黄色のパプリカを加えると、彩りがよくなります。
ピーマンより甘味があるため、子どもにも食べやすい味になります。
玉ねぎを加える
細切りにした玉ねぎを加えると、甘味とボリュームが増します。
入れすぎると青椒肉絲というより玉ねぎ炒めへ近づくため、半個程度がおすすめです。
豆板醤を加えて辛口にする
辛い味が好きな方は、合わせ調味料へ豆板醤を小さじ1/2程度加えます。
最初は少量から試し、好みに合わせて調整してください。
丼にする
温かいご飯の上へチンジャオロースをのせれば、チンジャオロース丼になります。
タレがご飯へ染み込み、食器も少なく済むため、洗い物まで含めて優秀です。
作り置きやお弁当に使う場合の注意点
チンジャオロースが余った場合は、粗熱を取ってから清潔な保存容器へ移し、冷蔵庫で保存します。
長時間室温へ置いたままにせず、なるべく早めに食べ切りましょう。
食べる際は、豚肉を含めて全体が十分に熱くなるまで再加熱します。
お弁当に入れる場合は、汁気をしっかり飛ばし、完全に冷ましてから詰めると水分がこもりにくくなります。
ただし、ピーマンは時間がたつと色や食感が変わりやすいため、作りたてが一番おいしく感じられます。
まとめ|手作りだれでもチンジャオロースは簡単に作れる
豚ロース薄切り肉、ピーマン、たけのこの水煮を使った、チンジャオロースの作り方を紹介しました。
作り方の流れは次のとおりです。
- ピーマンを縦の細切りにする
- 豚ロース薄切り肉を細切りにする
- 豚肉へ料理酒、塩・こしょう、片栗粉をもみ込む
- たけのこの水煮を準備する
- しょうゆ、砂糖、料理酒、オイスターソース、鶏ガラスープの素を混ぜる
- 豚肉を中火で炒め、中心部まで十分に火を通す
- ピーマンとたけのこを加える
- 合わせ調味料を絡め、とろみが付いたら完成
市販の合わせ調味料を使わなくても、家庭にある調味料で十分おいしく作れます。
タレから手作りすると、甘さや塩味を好みに合わせて調整できるのも魅力です。
細切りにする作業は少しありますが、炒め始めれば完成まではあっという間。
ピーマン、たけのこ、豚肉という3段階の食感と、オイスターソースを使ったコクのあるタレが楽しめます。
時間に少し余裕があり、いつもよりおいしい中華料理を作りたい日には、ぜひ試してみてください。
ただし、ご飯は普段より少し多めに炊いておくことをおすすめします。
チンジャオロースが完成してから、ご飯不足に気付いても手遅れです。

















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