横浜からマイカーで四国まで行き、4県周ってフェリーで帰ってきたことがあります。
その旅を振り返りつつ、備忘録を兼ねて記事にしてみました。
突然、本場の讃岐うどんが食べたくなった私は、次の連休で香川県に行くことを決めました。
あと数週間後に迫ったGWに照準を定める。
交通手段はマイカー。
電車や飛行機の方が早いけど、車以外は考えませんでした。
マイカー遠出が大好きだから。
当時乗っていたのはシビックの5速MT車。
MT車なので、遠出であっても誰も運転を代わってくれません。
運転は好きだから、それでも構わないんですけどね。
一人旅は一人旅の良さがあります。
でも、あと何人かいても楽しいかも。
友人たちに声をかけると3人集まりました。
そして、4人での「マイカーで巡る四国旅」が決まったのです。
5月2日の昼過ぎ。
4人は横浜に集まり、四国へ向けて出発しました。
ルートは、東名 ⇒ 伊勢湾岸 ⇒ 東名阪 ⇒ 新名神 ⇒ 名神 ⇒ 淡路鳴門道。
GW真っただ中の昼過ぎ。当然ながら高速道も渋滞気味。
急ぐ旅ではありません。
車内ではワイワイしたり、ゲームをしたり、眠くなったら寝たり。
狭い車内ながらもそれぞれが自由にくつろいでくれていました。
ちょこちょこサービスエリアに寄りつつ、5月3日の深夜2時に香川県の高松に到着。
予定より早く香川入りをしてしまったので、朝まで車内で仮眠をとることにしました。
そして、早朝から営業している有名うどん店へ。
うどんは安くて美味い。
でも、現地のうどん屋さんは注文方法がちょっと独特なんですよね。
トッピングの注文の仕方やつゆは自分でかけるという作法がわからず、不審な4人組と思われたかもしれません。
その後、温泉に入ってサッパリしました。
数千万年前に隕石が落下してできたクレーターから湧き出た温泉という「天然温泉きらら」。
その後、「世界麺フェスタ」というイベントが開催されているという情報を得たので、せっかくなので寄ってみました。
5月にしては気温が高い日で、会場はかなりの熱気。
ここでは世界の色々な麺類が食べられますが、どのブースも大行列。
一杯買うのにかなり時間がかかりましたね。
次に寄ったのは高松城。
こじんまりとしたお城。
入場料はたしか300円くらいでした。
さらに、銭型砂絵(ぜにがたすなえ)にも寄ってみました。
これは、砂を立体化して作られた巨大な寛永通宝。
崖の上の展望台のような場所から見下ろすことができるのですが、これがなかなかの迫力でした。
大きさは、東西122m、南北90mだとか。楕円形なのね。
そこから西に一気に進み、四国2県目の愛媛県に突入。
松山にある「道後温泉」に到着です。
日本最古といわれている道後温泉。
GWということもあって大混雑。入湯規制が行われていました。
上の写真の下部に人の頭がたくさん写っていると思いますが、これらは並んでいる人々です。
並んでまで温泉に入ったのはたぶん人生初ですね。
石鹸などが別売りでした。
大して心地良い温泉でもないね。一回でいいかな。
近くの川には亀がたくさん泳いでいました。
この日は松山で一泊。
ハードスケジュールだったので、みんなすぐ寝たようです。
5月4日。
宿をチェックアウトし、向かうは高知県。
四国3県目です。
今日は大自然を体感しよう!ということでやって来たのは「四国カルスト」。
広大な大地、風車と牛の放牧がよく映えていますね。
牛はかなりそばまで近寄ってきましたよ。
愛媛と高知の県境をまたぎ、「二つの県をまたにかける男」とか言ってました(笑
昼食後は四国ラストの徳島県へ。
帰りのフェリーは徳島から乗るので、その近くの宿を予約済み。
徳島では時間的な都合で観光はできず、宿に泊まってフェリーに乗るだけとなりました。
宿に着いてから温泉に繰り出し、夜は酒盛り。
さらに、宿の部屋でトランプやUNOを楽しみました。
酔いも手伝ってみんなテンション高めでしたね。
1.ゲーム中に英単語を発したらペナルティ。
2.カードを出す時に、そのカードの数字が3の倍数ならアホにならないとペナルティ。
自然とこのようなルールができ、大盛り上がりでその日は終了しました。
5月5日。
あとはフェリーで帰るだけです。
昼前に徳島を出港し、6日の早朝にお台場着の予定。
フェリーに乗っている時間は18時間ほどです。
そのまま車で帰ったほうが早いだろうけど、疲れた身体、のんびりフェリーに乗って疲れを癒しましょう。
フェリーの客室は2等。他のお客さんたちと同じ空間での雑魚寝です。
夜、とんでもなく爆音のイビキの人がいました。
他の客へ配慮したのでしょう。連れの人が慌ててイビキの人を起こしていました。
フェリーに乗って予想外だったのは、揺れが意外と大きかったこと。
激しく揺れることはないけど、ゆらゆらと揺れる船内はじっとしていると確実に酔ってしまいます。(私の場合は)
あれだけ盛り上がった「英単語を発してはいけないトランプ」は、船内では全く盛り上がりませんでした。
誰もが疲れと酔いで無口だったから(笑
のんびり疲れを癒すどころか、揺れでまともに眠ることもできませんでしたね。
しかし、フェリー内は酔いを紛らわす様々な手段がありました。
食事コーナーあり、展望風呂あり、ゲームコーナーあり。
仲間たちも、読書をしたり、アイスを食べたり、気分転換に外の風に当たったり。
過ぎてみるとあっという間の時間でした。
今回の旅では4杯うどんを食べたけれど、フェリー内で食べたのが一番おいしかった気がします。
5月6日。
早朝にフェリーはお台場に到着しました。
上陸すると、海上の何となく落ち着かない気分から一転、ホッと一安心。
地上にいられる幸せを実感した瞬間でした。
そして、一人ずつ自宅まで送って幕を閉じた旅。
四国は良いところです。
今回の度で候補に挙がりながらも行けなかった場所はたくさん。
次回はうどん以外の地のモノも食べる旅にしようと思いました。
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