話題の「飲むおにぎり」を実食|中身は冷たい雑炊?味と食感を検証

飲むおにぎり




「飲むおにぎり」を発見!本当に飲めるのか実食してみた

以前から噂には聞いていた、飲むおにぎり

「飲むヨーグルト」や「飲むゼリー」なら分かります。

しかし、おにぎりは本来、握って、持って、かじるもの。

それを飲んでしまったら、もはやおにぎりではないのではないか。

そんな根本的な疑問を抱かせる商品を、イトーヨーカドーで偶然発見しました。

商品を作ったのは、群馬県に本社を置くヨコオデイリーフーズ。

こんにゃく製品やデザートを製造し、「こんにゃくパーク」も運営している会社です。

同社の公式沿革によると、「飲むおにぎり」が発売されたのは2019年。

当時は、その斬新すぎる名前とパウチ容器に入った見た目が話題になりました。

なお、2026年7月現在、ヨコオデイリーフーズ公式サイトの現行商品一覧には「飲むおにぎり」が掲載されていません。

公式には販売終了の案内を確認できませんでしたが、現在は一般の店舗で簡単に見つけられる商品ではないようです。

今回は、そんな飲むおにぎりを実際に購入し、中身、米粒の量、味、食感を確かめたときの記録です。

イトーヨーカドーの通路脇で発見

飲むおにぎりが置かれていたのは、おにぎりや弁当が並ぶ惣菜売り場ではありません。

だからといって、ゼリー飲料や栄養ドリンクの売り場でもありませんでした。

発見したのは、店内の通路脇に設けられた小さな特設コーナー。

何も知らずに歩いている人には目に入りそうですが、最初から飲むおにぎりを目当てに探していたら、かえって見つけにくそうな場所です。

おにぎり売り場を探してもない。

飲料売り場を探してもない。

商品名の時点で売り場の担当者を悩ませていた可能性があります。

飲むおにぎり

購入価格は税込105円

訪問当時、イトーヨーカドーでの販売価格は税込105円でした。

一般的なおにぎり1個と、だいたい同じくらいの価格です。

これで本当におにぎり1個分の満足感を得られるのでしょうか。

飲み終わったあとに空腹だけが残ったら、「おにぎり」の看板に少々異議を申し立てたくなります。

味は、梅こんぶ梅かつおの2種類。

どちらも梅を基本にした、比較的さっぱりした味のようです。

鮭、ツナマヨ、明太子といった定番の具ではなく、まず梅を選んだあたりに、開発者の慎重さを感じます。

ツナマヨを液体状にして吸う商品だったら、購入にはもう少し勇気が必要だったでしょう。

せっかくなので、梅こんぶと梅かつおの両方を購入してみました。

見た目だけで判断してはいけません。

もしかすると、通常のおにぎりを超える革命的な携帯食かもしれません。

片手で持てて、箸も皿も不要。

忙しい朝や移動中、食欲がないときなどには便利そうです。

ただし、まだ飲んでいない段階では、期待よりも不安のほうが少し勝っています。

まずは「梅こんぶ」を実食

自宅へ持ち帰り、まずは梅こんぶ味から試してみます。

飲むおにぎり
飲むおにぎり

商品は、ゼリー飲料などで使われるスパウト付きのパウチ容器に入っています。

ふたを開け、容器を押しながら中身を吸い出せる形です。

この容器だけを見れば、完全にゼリー飲料。

しかし、正面にはしっかりと「飲むおにぎり」と書かれています。

頭ではおにぎりだと理解しているのに、手は無意識にデザートとして扱おうとします。

パッケージの側面はおにぎりだらけ

パウチの側面を見ると、小さなおにぎりのイラストがびっしりと描かれていました。

飲むおにぎり

これだけ大量のおにぎりを描いておけば、中身がおにぎりであることに疑いの余地はありません。

少なくとも、メーカー側の主張は一貫しています。

「これはおかゆでも雑炊でもない。おにぎりだ」

パッケージ全体から、そんな強い意志が伝わってきます。

飲まずに茶碗へ出してみる

そのまま吸ってしまうと、中身の状態がよく分かりません。

そこで今回は、飲むおにぎりをいったん茶碗へ出して観察してみることにしました。

飲み物を茶碗へ注ぐ。

この時点ですでに少しおかしいのですが、商品名がおにぎりなので、茶碗との相性は悪くないはずです。

容器のふたを開けて傾けると、最初にサラッとした液体が出てきました。

飲むおにぎり

色は、梅やだしを使った薄いおかゆを思わせるような色合い。

ここまでは、ある程度予想していた見た目です。

しかし、まだ容器の中には固形物らしきものが残っています。

飲むおにぎりの本体は、ここから登場するようです。

パウチを絞ると本体らしきものが登場

容器に残った中身を、最後まで絞り出してみました。

飲むおにぎり

念のため、もう1度確認しておきます。

これは飲むおにぎりです。

梅こんぶ味の液体と、細かな米粒らしきものが茶碗の中へ出てきました。

パウチのまま飲めば気にならなかったのでしょうが、茶碗へ出してじっくり観察すると、なかなか強烈な見た目です。

食べ物は味が大切。

そう頭では分かっているものの、視覚から入ってくる情報も無視できません。

この状態のままでは少々グロテスクに見えるため、全体を混ぜてみることにしました。

混ぜると「冷たい雑炊」のような見た目に

飲むおにぎり

混ぜると液体と固形物がなじみ、先ほどよりは食べ物らしい見た目になりました。

ただし、おにぎりらしさは一段と薄れています。

見た目だけなら、細かな米粒が入った冷たい雑炊や、かなり水分の多いおかゆに近い印象です。

もう少し近くで確認してみましょう。

飲むおにぎり

何度でも申し上げますが、これは飲むおにぎりです。

白い粒々は、どうやら米のようです。

商品名から、容器の中には米粒がびっしり詰まっている姿を想像していました。

しかし、実際に確認できる米の量はそれほど多くありません。

これなら「米入り梅こんぶドリンク」と呼んだほうが、見た目には近い気もします。

もっとも、その名前では売り場で手に取る人が激減しそうです。

やはり「飲むおにぎり」という名前のインパクトは絶大ですね。

常温保存の商品を冷蔵庫へ入れてしまった

飲むおにぎりは常温で保存できる商品です。

ところが私は、自宅へ持ち帰ったあと、無意識のうちに冷蔵庫へ入れてしまいました。

パウチ容器を見て、ゼリー飲料や栄養補助食品の仲間だと思い込んでいたのでしょう。

頭ではおにぎり。

手はゼリー飲料。

私の中でも、商品の分類が完全に定まっていません。

そのため、今回はよく冷えた状態で食べることになりました。

本来想定されている食感とは、少し違っていた可能性があります。

飲むおにぎり「梅こんぶ」を実食

それでは、実際に食べてみましょう。

飲むおにぎり

白い粒々は、予想どおり米でした。

ただし、冷蔵庫で冷やしていたためか、米粒は少し硬めです。

液体の中へ柔らかな米が溶け込んでいる食感を想像していたので、粒の硬さが少々気になりました。

常温のまま食べていれば、もう少し柔らかく感じられたのかもしれません。

梅こんぶ味は、梅の酸味と昆布のうま味を合わせた、さっぱりした味わい。

商品名ほど奇抜な味ではなく、方向性としては梅風味のおかゆや雑炊に近いものです。

見た目にさえ慣れれば、食欲がないときでも口へ入れやすそうです。

ただし、おにぎりを食べたときのような、米をかんでいる満足感はあまりありません。

「飲む」ことを優先しているため、腹持ちや食べ応えを期待すると少し物足りなく感じるでしょう。

飲むおにぎりを食べた感想

以上、噂の飲むおにぎり「梅こんぶ」を食べてみた感想でした。

パウチ容器のふたを開け、そのまま吸える手軽さは大きな特徴です。

手を汚しにくく、箸やスプーンも不要。

常温で保存できるため、持ち歩き用の軽食や非常食としても使いやすそうでした。

一方で、一般的なおにぎりを想像して購入すると、中身の見た目や米粒の少なさに驚くかもしれません。

おにぎりというよりは、米粒の入った梅風味の流動食。

さらに率直に言えば、「冷たい雑炊」という表現が、個人的には最もしっくりきます。

しかし、「パウチ入り冷製梅こんぶ雑炊」という名前では、ここまで話題にならなかったでしょう。

「飲むおにぎり」と名付けた時点で、商品企画としてはかなり強い。

名前を見ただけで気になり、実物を探し、購入して、中身を茶碗へ出してまで確認させられました。

まんまとメーカーの思惑にはまっています。

「飲む」時点でおにぎりなのか

そもそも、おにぎりとは米を握って形を作った食べ物です。

液体状にして飲めるようにした時点で、すでに握られていません。

握られていないおにぎりを、おにぎりと呼んでよいのでしょうか。

そんな細かいことを考え始めると、話が一向に進みません。

メーカーが飲むおにぎりと言えば、これは飲むおにぎり。

最終的には、言ったもの勝ちです。

味や食感以上に、ネーミングの破壊力を楽しむ商品だったような気もします。

梅かつお味も購入

今回は、先に梅こんぶ味を試しました。

もう1種類の梅かつお味も購入してあるため、こちらも飲んでみる予定です。

梅こんぶとの味の違いや、米粒の硬さに変化があるのか。

また新しい発見があれば、あらためて記事にしたいと思います。

なお、この記事は2019年に購入した商品の実食記録です。

2026年7月現在、メーカー公式サイトの現行商品一覧では「飲むおにぎり」を確認できないため、現在は店頭で入手しにくい可能性があります。

通販サイトやフリマサイトなどで見つけた場合は、賞味期限や保存状態を必ず確認してください。






飲むおにぎり

2 件のコメント

  • へぇこんなモノがあるんですねw
    ちょっとビックリです^^;
    でお味の方はどうなんでしょうか!?
    そこが偉い気になります(苦笑)

    先日ある方からお歳暮で焼肉バーガー(パンではなくライス)の詰め合わせを頂いたのですが自分モスのライスバーガーには物凄い抵抗があって食わず嫌いだったんですよぉ
    で貰ったので食べたらまぁ普通のご飯に焼肉を挟んだおにぎりでした ^^
    当たり前って言えばその通りなんですけどね
    でもこれはそれを超えていますね ^^
    あっもしかしたら「お粥」みたいなもんでしょうかね!?
    変に考えるからいけないのかなぁ先入観だけが先に走って^^;

    • 魔王さま

      焼肉バーガーの詰め合わせを頂いたら、私は大喜びすると思います(^^

      「飲むおにぎり」は、おにぎりどころかお粥とも全く別物ですね。
      味のほうは、何となく予想していた通りでした。
      たぶん二度と口にすることはないと思います(笑
      よかったら、飲むおにぎりを来年のお歳暮にお贈りしましょうか?(笑

  • コメントを残しましょう

    ABOUTこの記事をかいた人

    横浜市在住で二児の父。 サラリーマンをしながら不動産収入を得ています。 元祖温泉ソムリエ大家を名乗っていますが、かなりユルい大家です。 【好きな事】旅行、温泉、お笑い、お酒、スノボ、男はつらいよ 【資格】宅建取引士、古家再生投資プランナー、建設業経理士1級、ファイナンシャルプランナー、温泉ソムリエ(笑