羽根付き餃子発祥の店「你好(ニーハオ)本店」へ|蒲田の元祖を実食
無性に餃子が食べたくなり、東京都大田区の蒲田へ行くことにしました。
蒲田といえば、東京都内でも有名な餃子の街。
京急蒲田駅とJR蒲田駅の周辺には、中国料理店や餃子店が数多く集まり、パリパリの羽根が付いた「蒲田羽根付き餃子」を楽しめます。
せっかく蒲田まで行くなら、羽根付き餃子の元祖として知られるお店へ行ってみたい。
そこで今回訪れたのが、中国家庭料理の你好(ニーハオ)本店です。
你好は1983年に創業した老舗の中国料理店。
2026年現在は、創業から40年以上を迎えています。
創業者の八木功さんは、中国では一般的だった水餃子を、日本人に人気の焼き餃子として美しく仕上げる方法を研究。
試行錯誤の末、餃子の周囲へパリパリの羽根を付けた焼き餃子を考案したそうです。
現在では全国の中華料理店や家庭でも見かける羽根付き餃子ですが、その発祥の店として広く知られているのが蒲田の你好というわけです。
ちなみに私は普段から、「羽根付き餃子の羽根って邪魔だよね」と公言しています。
羽根の面積が広いと箸で取りにくいし、肝心の餃子本体より羽根が目立ちすぎている気もする。
そんな羽根付き餃子に対して少々ひねくれた考えを持つ私が、元祖の羽根を改めて味わってみることにしました。
果たして、羽根付き餃子に対する印象は変わるのでしょうか。
蒲田の羽根付き餃子発祥店「你好(ニーハオ)本店」へ
羽根付き餃子の元祖として知られるお店へ到着しました。
こちらが、你好(ニーハオ)本店です。
【你好(ニーハオ)本店】〒144-0052 東京都大田区蒲田4丁目24−14
你好本店は、京急蒲田駅から徒歩数分の場所にあります。
JR蒲田駅の東口からも歩いて行ける距離ですが、最寄り駅は京急蒲田駅です。
専用駐車場はありません。
車で訪れる場合は、周辺のコインパーキングを利用しましょう。
2026年現在の公式案内によると、営業時間は11時30分から22時まで。
ラストオーダーは21時で、定休日は不定休です。
営業時間や休業日は変更される可能性があるため、遠方から訪れる場合は、当日に公式サイトや店舗へ確認しておくと安心です。
你好本店の総席数は20席。
それほど大きなお店ではなく、現在も本店の予約は受け付けていません。
混雑する時間帯は、店の外で待つ可能性があります。
すぐ近くには、宴会や予約にも対応している「你好 別館」もあります。
本店が混雑している場合や、大人数で食事をしたい場合は、別館も候補にするとよいでしょう。
お店の前には、数人の人だかりができていました。
「さすがは羽根付き餃子の元祖。こんなに並んでいるのか!」
と思ったのですが、よく見ると店内への入店待ちではありません。
テイクアウトの餃子を注文している人たちでした。
你好では店内飲食だけでなく、焼き餃子や冷凍餃子などの持ち帰りもできます。
自宅でも元祖の味を楽しみたい方や、蒲田のお土産として購入したい方にも人気のようです。
それでは、你好本店の中へ入ってみましょう。
你好本店の店内へ
それでは、你好本店の中へ入ります。
店内は、昔ながらの町中華らしい気取らない雰囲気です。
高級中国料理店のような豪華さはありませんが、蒲田で長年愛されてきた老舗らしい空気が漂っています。
席数は多くないため、昼食や夕食のピークには混雑しそうです。
私たちは無事にテーブル席へ案内されました。
まずは乾杯しますか。
といっても、今回はノンアルコールですけどね。
乾杯を済ませたところで、メニューを見てみましょう。
今回のお目当ては、もちろん元祖羽根付き餃子。
しかし、せっかく中国家庭料理のお店へ来たので、餃子以外の点心や麺料理、ご飯ものも気になります。
訪問当時のメニューを見ると、点心類がかなりリーズナブル。
羽根付き餃子は5個で300円でした。
この価格で羽根付き餃子の元祖を味わえるなら、人気があるのも納得です。
ただし、写真に写っているメニューと価格は訪問当時のものです。
2026年現在は、原材料費や人件費などの影響で、料理の内容や価格が変更されている可能性があります。
現在の価格は、入店時のメニューや店舗の案内で確認してください。
メニューを眺めていると、ありました。
「元祖羽根付き餃子」の写真です。
写真を見るだけでも、餃子の周囲へ大きな羽根が広がっています。
これが、蒲田名物として全国へ広まった元祖の羽根付き餃子。
どれほど立派な羽根が付いているのか、実物を見るのが楽しみです。
元祖羽根付き餃子が到着
注文を済ませてから、それほど待たずに羽根付き餃子が運ばれてきました。
早い!
あまりの提供の早さに、あらかじめ焼いていたのではないかと思うほどです。
おお!
想像していた以上に、見事な羽根っぷりです。
餃子を囲むように薄い羽根が大きく広がり、皿の上で一枚の円盤のようになっています。
完全に羽根ってる
これはもう、「羽根付き」というより、まるで羽根が主役。
餃子同士がパリパリの羽根でつながっています。
普段は羽根を邪魔者扱いしている私でも、ここまで豪快だと少しテンションが上がります。
それでは、元祖羽根付き餃子をいただきます。
まずは、餃子本体ではなく、カリカリに焼けた羽根だけを食べてみました。
パリッ、サクッとした軽い食感。
肝心の味はというと……。
ほとんど味はしません。
羽根そのものを味わうというより、餃子に香ばしさと食感を加えるための存在なのでしょう。
やはり羽根だけを食べても、少し物足りません。
それでは、いよいよ餃子本体を食べてみます。
肉汁たっぷりの羽根付き餃子を実食
一般的な餃子は、餡そのものにある程度味が付いています。
薄味に慣れている私は、最初の一口を何も付けずに食べることも少なくありません。
今回も、まずはタレを付けずにそのままいただきます。
餃子を箸で持ち上げ、一口パクリ。
うわっ、肉汁がすごい!
皮をかむと、中から熱々の肉汁が勢いよくあふれてきました。
これまで食べた餃子の中でも、かなり肉汁の多い部類です。
何も考えずにかぶりつくと、肉汁が皿ではなく服やテーブルへ飛び出す可能性があります。
小籠包ほど慎重になる必要はないと思っていましたが、この餃子も油断できません。
最初に皮の端を少しだけかじり、中の熱と肉汁を確認してから食べたほうが安全です。
餡の味付けは、かなりやさしめ。
にんにくの強い香りや塩気で押してくるタイプではありません。
豚肉と野菜のうま味を生かした、素朴で食べやすい味です。
そのまま食べると少し薄く感じましたが、酢や醤油、ラー油を付けることを前提にした味なのかもしれません。
外側にはパリパリの羽根。
餃子の底は香ばしく焼かれ、皮の中にはたっぷりの肉汁。
羽根だけを食べたときは「やっぱり味がないな」と思いましたが、餃子本体と一緒に食べると印象が変わります。
軽いパリパリ感が加わることで、やわらかな皮や餡との食感の違いを楽しめます。なるほどね。
羽根は単独で主役になるものではなく、餃子本体を引き立てる名脇役だったようです。
肉とニラの包み焼き
元祖羽根付き餃子に続いて運ばれてきたのは、肉とニラの包み焼きです。
表面はこんがり焼かれ、中には肉とニラがたっぷり入っています。
皮の香ばしさと、ニラの風味が相性抜群。
これはおいしいですね。
餃子よりも皮の存在感があり、食べ応えがあります。
ただし、油もかなり多め。
皿の上には、包み焼きから出た油がしっかり残っています。
熱々のうちは香ばしくておいしいのですが、連続で食べると胃へずっしりきそうです。
複数人で訪れ、ほかの料理と一緒に少しずつ取り分けるのがよいでしょう。
ノンアルコールで食べているのが、少し惜しく感じられる味です。
ビールやハイボールが好きな方なら、かなり相性がよさそうですね。
スープがあふれる小籠包
続いて注文したのは、小籠包です。
蒸したての小籠包は、見るからに熱々。
皮の中には、肉餡とスープが閉じ込められています。
羽根付き餃子でも肉汁を飛ばしかけたばかりなので、今度は慎重に食べましょう。
皮を少し破り、中のスープを冷ましながら口へ運びます。
うまい!
やわらかな皮と肉餡、そして熱々のスープが一体になっています。
今回注文した料理の中でも、かなり好みの味です。
そのままでも十分おいしいのですが、細切りのショウガがあれば、さらにさっぱり食べられたでしょう。
油の多い包み焼きを食べたあとだったので、ショウガが恋しくなりました。
羽根付き餃子を目的に訪れた你好ですが、点心類も侮れません。
次々と料理が運ばれ、二人掛けのテーブルは少しずつ狭くなってきました。
香ばしい五目あんかけ焼きそば
続いて運ばれてきたのは、五目あんかけ焼きそばです。
麺の上には、野菜や肉などが入った熱々のあんがたっぷり。
香ばしく焼かれた麺と、とろみのあるあんがよく絡みます。
麺の一部はパリッと香ばしく、あんが染み込んだ部分はしっとり。
一皿の中で、異なる食感を楽しめるのがあんかけ焼きそばの魅力です。
味付けはしっかりしていますが、濃すぎることはありません。
餃子や小籠包とは違った満足感があり、主食としても十分なボリュームでした。
気が付けば、二人掛けのテーブルは料理でいっぱい。
元祖羽根付き餃子、肉とニラの包み焼き、小籠包、五目あんかけ焼きそば。
さすがに注文しすぎた気もします。
しかし、ここまで来たら途中で止まるわけにはいきません。
最後は香ばしいチャーハン
締めとして注文したのは、チャーハンです。
一粒一粒のご飯へ油が回り、香ばしく炒められています。
家庭でチャーハンを作っても、なぜかお店のような香りにはなりません。
強い火力と大きな中華鍋で一気に炒めることが、あの香ばしさを生み出すのでしょうか。
すでにかなり満腹でしたが、レンゲを持つ手は止まりません。
餃子店へ来たはずなのに、最後はチャーハンまできれいに食べてしまいました。
注文した料理の様子は、こちらの動画でもご覧いただけます。
你好本店で羽根付き餃子を食べた感想
元祖羽根付き餃子をはじめ、点心、麺料理、チャーハンまで食べ、すっかり満腹になりました。
ごちそうさまでした。
今回、一番おいしいと感じた料理は小籠包です。
羽根付き餃子を食べるために訪れたのに、最終的には小籠包が一番という、少し申し訳ない結果になりました。
とはいえ、元祖羽根付き餃子も十分に印象へ残っています。
パリパリの大きな羽根、香ばしく焼かれた皮、そして中からあふれる肉汁。
餡はにんにくや濃い味付けに頼らず、豚肉と野菜のうま味を生かしたやさしい味でした。
普段の私は、羽根付き餃子の羽根を「邪魔ではないか」と思っていました。
実際、羽根だけを食べてもほとんど味はありません。
しかし、餃子本体と一緒に口へ入れると、パリパリとした食感と香ばしさが加わります。
羽根は見た目だけの飾りではなく、餃子の食感を変える役割があったのですね。
完全に羽根付き餃子派へ転向したかと聞かれれば、そこまではいきません。
それでも、元祖の羽根付き餃子を一度食べてみる価値はあると思います。
你好本店は、羽根付き餃子だけを食べてすぐ帰る店ではありません。
水餃子や小籠包、包み焼き、麺類、チャーハンなど、中国家庭料理を幅広く楽しめます。
料理を何種類か注文して、複数人で少しずつ取り分けるのがおすすめです。
ただし、点心類は食べやすく、価格も比較的手頃なため、調子に乗って注文するとテーブルが料理で埋まります。
今回の私たちが、まさにその状態でした。
蒲田で餃子を食べ歩くなら、羽根付き餃子発祥の店として知られる你好本店は外せない一軒です。
京急蒲田駅周辺で食事をする際は、元祖の羽根っぷりと、勢いよくあふれる肉汁を体験してみてください。
なお、記事内のメニューや価格は訪問当時のものです。
2026年現在の営業時間、定休日、料理の価格、テイクアウトの内容などは、来店前に公式情報で確認してください。



















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