福岡にある珍しいうどん屋さんをご紹介します。
それは福岡市博多区にあるうどん屋さんなんですが、ここはうどんを「やかん」に入れて提供するとか。
一体どういうことなのか? なぜ「やかん」なのでしょうか?
興味津々で食べに行ってみました。
博多には「冷泉公園」という、オフィス街の貴重な憩いの場となっている公園があります。
春には多くの花見客が集まる公園ですが、今回のお店はこの公園のすぐそば。
お店の名前は「博多あかちょこべ」と言います。
【博多あかちょこべ】福岡市博多区冷泉町7-10
上の地図で現地のそばにある緑色の部分が冷泉公園です。
公園に沿って歩いて行くとすぐに見つかりました。
この「うどん」という提灯がかかっているお店です。
「小麦胚芽を入れた自家製古式胚芽麺」だそうです。
「ずぼらうどん」の写真もありますね。ネットで見た通り、やかんに入っています(笑
では、入ってみます。
店内はこぢんまりとしていますね。
お昼時なので結構混んでいましたが、カウンター席の一番端っこの狭い席に座れました。
場所柄、サラリーマンやOLさんばかりです。
「ずぼらうどん」が目当てですが、メニューを見ると種類がいくつかありますね。
私が選んだのは「もつずぼらうどん」。
うどんのつけ汁に「もつ」が入ったやつです。
どうしても、もつ系を選んでしまう私です。
さあ、登場しました。
うどんが思いっきりやかんに入っています。
そして、そのやかんも立派。
つけ汁はいかにも旨そうですね。
では、頂きましょう。というか、どうやって食べればいい?
他のお客さんを参考にしようと思ったけど、やかんうどんを食べている人は他にはいませんね。
あ、やかんの注ぎ口からうどんを出すのかな??
でも、これは普通のやかんだから無理。
ご覧のように、注ぎ口の根元が網になっていてうどんは通りません。
第一そんな事をしたら中のお湯も注ぐことになってしまいます。
ということは、やはりやかんの口に刺さっている長い箸でうどんを取り出すしかないのか。
うどんをすくってみました。
箸が滑ってうどんが数本落下。
中のお湯が手にはねて熱い!
かろうじて箸に残ったうどん。
色が真っ白ではないのは胚芽が入っているからでしょうか?
頂きます。
あ、美味い。
うどんは硬さがちょうど良く、まさにもっちり。
ちょうど良い細さで食べやすい。 だけど非常に食べにくい。
もつも柔らかくて噛むごとに味が出てくる。さすがは博多のもつ。
またうどんを箸ですくう。
うどんが落下する都度、隣のお客さんにお湯がはねないかヒヤヒヤする。
とにかくカウンター席は狭く、隣のお客さんとの距離が近いのだ。
つけ汁はちょっと濃いのでやかんのお湯を入れてみる。
丁度良い濃さになったところで、再びうどんをすくって食べる。
そんなこんなで完食しました。
見た目がユニークな「ずぼらうどん」ですが、とても食べにくいので二度注文するお客さんは少ないのでは・・・?
ヤカンに入っているからといって、うどんが特別な味がするわけではありませんしね。
でも、味は本格派でしたよ。
現場からは以上です。
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