静岡県下田市には、少し珍しい「金目鯛のかつ丼」を食べられるお店があります。
金目鯛といえば、下田を代表する海の幸。
脂がのった柔らかな身を、甘辛い煮汁で仕上げた煮付けは文句なしのおいしさです。
そんな金目鯛を、衣に包んで揚げ、さらに丼へ盛り付けてしまうというのです。
「高級魚をカツ丼にするなんて、少しもったいないのでは?」
最初はそう思いました。
しかし、金目鯛のふっくらとした身と揚げ物の組み合わせは、考えてみれば相性がよさそうです。
煮付けとは違ったおいしさを味わえるのかもしれません。
いずれにしても、食べてみなければ分かりません。
これは下田まで行って確かめるしかない!
今回訪れたのは、下田市柿崎にある「上の山亭」です。
この記事では、上の山亭で食べた金目鯛のかつ丼の味や量、店内の様子、読売ジャイアンツ選手のサインについて写真付きで紹介します。
あわせて、2026年現在の価格、営業時間、定休日、駐車場などの店舗情報もまとめました。
金目鯛のかつ丼を求めて静岡県下田市へ
上の山亭がある静岡県下田市は、伊豆半島の南東部に位置しています。
わたしが住んでいる横浜方面から車で向かうには、それなりに距離があります。
伊豆半島へ入ってからも海岸沿いの道が続くため、時間に余裕を持って出発したほうがよいですね。
この日は天候にも恵まれ、道中では青い空と穏やかな海を眺められました。
海沿いには、時間がゆっくり流れているようなのどかな景色が広がっています。
こういう場所へ来ると、予定をすべて変更して、のんびり釣りをしたくなります。
しかし、今回の目的は金目鯛のかつ丼。
釣り竿ではなく、まずは箸を持たなければなりません。
食事の前に下田のペリーロードを散策
上の山亭へ向かう前に、下田を代表する観光スポット「ペリーロード」へ立ち寄りました。
ペリーロードは、幕末に下田へ来航したペリー提督一行が、日米和親条約の付録となる下田条約を締結するため、了仙寺へ向かう際に歩いたとされる道です。
平滑川沿いには石畳の小道が続き、なまこ壁の建物や石造りの蔵、柳並木などが残されています。
黒船来航という歴史的な出来事の舞台ですが、現在のペリーロードは静かで風情のある散策スポットです。
古い建物を利用したカフェや雑貨店もあり、のんびり歩くだけでも下田らしい雰囲気を楽しめます。
川をのぞいてみると、小さな魚がたくさん泳いでいました。
歴史散策の途中でも、水中の魚が気になってしまいます。
やはり、どこかで釣りをしたい気持ちは消えていないようです。
ペリー艦隊来航記念碑へ
青空を背景に立っているのは、ペリー提督の胸像です。
胸像の周辺には、ペリー艦隊来航記念碑や下田港を望める場所があります。
真っ青な空と海を背景にしたペリー提督。
なかなか絵になりますね。
下田の歴史を詳しく知らなくても、ペリーロードや了仙寺と合わせて巡れば、黒船来航の舞台を身近に感じられます。
黒船を模した遊覧船「サスケハナ」
下田港では、黒船を模した遊覧船にも乗船できます。
遊覧船の名前は、黒船「サスケハナ」。
幕末の黒船をイメージした外観で、下田港内を巡るクルーズを楽しめます。
船上からは、ペリー艦隊が投錨したとされる場所や、吉田松陰にゆかりのある弁天島、下田港周辺の景色などを眺められます。
写真だけを見ると本物の帆船のようですが、実際は観光用の遊覧船です。
それでも、黒船を模した船で下田港を巡る体験には、少し興味を引かれます。
今回は乗船しませんでしたが、次回は海上から下田の街を眺めてみたいですね。
運航時間や料金は季節や天候によって変わり、荒天時は欠航する場合があります。
乗船する場合は、当日の運航状況を公式サイトで確認してください。
金目鯛のかつ丼が名物の「上の山亭」へ
下田の街を散策したところで、いよいよ金目鯛のかつ丼を食べに行きます。
上の山亭は、国道135号沿いにある和食と中華料理のお店です。
海鮮料理だけでなく、ラーメン、餃子、丼ものなど、幅広いメニューを扱っています。
しばらく車を走らせると、お店へ到着しました。
【上の山亭】静岡県下田市柿崎645-11
上の山亭の店舗情報【2026年】
- 店名:上の山亭
- 住所:静岡県下田市柿崎645-11
- 電話番号:0558-22-1803
- ランチ:11:00~15:00(ラストオーダー14:30)
- ディナー:17:00~21:00(ラストオーダー20:30)
- 定休日:木曜日
- 駐車場:無料駐車場16台
- 支払い方法:現金
営業時間、定休日、支払い方法は変更される場合があります。
遠方から金目鯛のかつ丼を目当てに訪れる場合は、事前に営業状況を確認しておくと安心です。
2026年現在も金目鯛のかつ丼を提供
上の山亭の金目鯛のかつ丼は、2026年現在も下田市観光協会の公式サイトで一押しメニューとして紹介されています。
使用しているのは、下田で水揚げされた地金目鯛。
金目鯛をフライにしてご飯へ盛り付け、キャベツやソースと一緒に味わう、上の山亭のオリジナルメニューです。
2026年7月現在、観光協会の案内に掲載されている価格は税込1,630円です。
ただし、仕入れ状況や価格改定によって変更される可能性があるため、店内のメニューで最新価格を確認してください。
小上がりの座敷席へ
店内へ入り、小上がりの座敷席へ案内されました。
昔ながらの食堂らしい、気取らず落ち着ける雰囲気です。
上の山亭には海鮮料理だけでなく、あじ丼、刺身、ラーメン、餃子など、気になるメニューがいろいろあります。
メニューを眺めていると、少し迷ってしまいますが……。
今回は金目鯛のかつ丼を食べるために、わざわざ下田まで来ました。
ここで普通のラーメンへ変更したら、旅の目的が行方不明になります。
予定どおり、「金目鯛のかつ丼」を注文しました。
金目鯛のかつ丼が登場
注文してからしばらくすると、お目当ての「金目鯛のかつ丼」が運ばれてきました。
わぁ!
これは、見るからにおいしそうです。
見た目はかつ丼そのものですが、中身は豚肉ではなくて金目鯛。
高級魚がカツ丼になっていると思うと、急にぜいたくな丼に見えてきます。
金目鯛のカツを実食
それでは、金目鯛のカツをひと切れいただきます。
衣の中から現れたのは、白くふっくらとした金目鯛の身。
口へ入れると、
「おぉ、ちゃんと金目鯛だ」
と思わず納得しました。
身は柔らかく、白身魚らしい上品な味わい。
噛むと、金目鯛特有のほのかな甘みも感じられます。
煮付けとはまったく違う料理ですが、金目鯛の柔らかな身はかつにもよく合います。
金目鯛のカツが約5切れ入った豪華な丼
訪問時の丼には、金目鯛のカツが5切れほどのっていました。
ひと切れだけを飾りとして添えた料理ではありません。
最初から最後まで、しっかり金目鯛を味わえる量です。
高級魚をこれだけカツへ使うとは、なかなか思い切ったメニューですね。
「金目鯛を揚げるなんてもったいない」
と考えていましたが、食べてみると印象が変わりました。
煮付けでは味わえない、衣の香ばしさと白身の柔らかさを一緒に楽しめます。
カツの下にはキャベツとご飯
金目鯛のカツを食べ進めていくと、その下からキャベツが姿を現しました。
若干しんなりとしたキャベツの食感とさっぱりした味が、揚げ物の重さを和らげてくれます。
汁が染みたご飯、キャベツ、ふっくらした金目鯛のカツ。
それぞれを一緒に食べると、しっかり「カツ丼」としてまとまっています。
金目鯛の味を前面に出した上品な料理というより、豪快に食べるご当地丼です。
観光地の話題性だけで作られたメニューではなく、最後までおいしく食べられました。
金目鯛のかつ丼はどんな味?
上の山亭の金目鯛のかつ丼を簡単にまとめると、
- 身は柔らかく、ふっくらしている
- 白身魚らしい上品な甘みがある
- 衣の香ばしさと汁がよく合う
- キャベツが揚げ物の重さを和らげてくれる
- 金目鯛のカツが複数入っていて食べ応えがある
という一品でした。
金目鯛の煮付けが好きな人でも、いつもとは違う食べ方として楽しめると思います。
一方、金目鯛本来の繊細な味だけをじっくり味わいたい人には、煮付けや刺身のほうが向いているかもしれません。
ソースカツや白身魚のフライが好きな人には、かなり相性のよいご当地グルメです。
金目鯛のかつ丼の量は多い?
丼には金目鯛のカツが何切れも入り、ご飯とキャベツも盛られています。
極端なデカ盛りではありませんが、昼食としては十分なボリュームです。
金目鯛をしっかり食べたという満足感がありました。
小食の人や、このあと下田で食べ歩きを予定している人は、お腹の空き具合を考えて注文するとよいでしょう。
私は無事に完食。
わざわざ下田まで来た甲斐がありました。
店内には読売ジャイアンツ関係者のサインがずらり
食事を終えてから店内を見返していると、あることに気付きました。
壁に貼られているサイン色紙の多くが、読売ジャイアンツの選手や監督に関係するものだったのです。
何気なく眺めていた壁ですが、よく見ると有名な名前が並んでいます。
こちらは、ミスタージャイアンツとして知られる長嶋茂雄さんのサインです。
さらに、原辰徳さんのサインもありました。
上の山亭が、読売ジャイアンツの選手や関係者とどのような縁を持つのか、詳しい経緯までは確認できませんでした。
ただ、これだけ多くのサインが並んでいるところを見ると、長年にわたって多くの関係者が訪れてきたのでしょう。
ジャイアンツファンなら、料理だけでなく壁のサインを見るのも楽しみになりそうです。
上の山亭でよかったところ
珍しい金目鯛のカツ丼を食べられる
金目鯛は煮付けで提供されることが多く、カツ丼として食べられる店は珍しいです。
下田ならではの変わったご当地グルメを探している人に向いています。
金目鯛の身が柔らかい
揚げても身が硬くならず、ふっくらとした食感を楽しめました。
衣やソースとの相性もよく、白身魚のカツとして完成度の高い味です。
メニューの種類が豊富
上の山亭では、海鮮料理だけでなく、ラーメンや餃子など幅広い料理を扱っています。
同行者が魚料理を好まない場合でも、一緒に利用しやすいでしょう。
無料駐車場がある
国道135号沿いにあり、無料駐車場も用意されています。
伊豆半島を車で旅行している人にとって、立ち寄りやすいお店です。
上の山亭を利用する際の注意点
- 定休日は木曜日
- 昼と夜の間に休憩時間がある
- 支払いは現金のみと案内されている
- 金目鯛の仕入れ状況により提供されない可能性がある
- 掲載写真と価格は訪問当時のもの
- 観光シーズンの昼食時は混雑する場合がある
金目鯛のかつ丼だけを目当てに遠方から訪れる場合は、営業日と提供状況を電話で確認しておくと安心です。
上の山亭はこんな人におすすめ
- 金目鯛の珍しい料理を食べたい人
- 下田でご当地グルメを探している人
- 白身魚のフライやソースカツ丼が好きな人
- 金目鯛の煮付け以外の食べ方を試したい人
- 車で伊豆半島を旅行している人
- 家族で利用しやすい食堂を探している人
- 読売ジャイアンツ選手のサインを見たい人
まとめ|下田で金目鯛のかつ丼を食べるなら上の山亭
静岡県下田市にある「上の山亭」で、名物の金目鯛のかつ丼をいただきました。
高級魚の金目鯛を揚げてしまうのは、少しもったいない。
食べる前はそう思っていましたが、ふっくらした白身と香ばしい衣の組み合わせは想像以上によく合います。
ご飯、キャベツと一緒に食べれば、しっかり食べ応えのあるご当地丼です。
金目鯛の煮付けとは違った魅力があり、下田でしか味わえない珍しい料理として楽しめました。
店内には読売ジャイアンツ関係者のサインも多く、食事以外にも気になる要素があります。
ほかにも海鮮料理やラーメン、餃子など気になるメニューがあったため、再訪したくなるお店でした。
金目鯛は煮付けだけではありません。
下田を訪れたら、豪快な金目鯛のかつ丼へ挑戦してみてはいかがでしょうか。
上の山亭の店舗情報
- 店名:上の山亭
- 住所:静岡県下田市柿崎645-11
- 電話番号:0558-22-1803
- ランチ:11:00~15:00(ラストオーダー14:30)
- ディナー:17:00~21:00(ラストオーダー20:30)
- 定休日:木曜日
- 駐車場:無料駐車場16台
- 支払い方法:現金
- 金目鯛のかつ丼:税込1,630円
営業時間、定休日、料理内容、価格、支払い方法は変更される場合があります。
訪問前に店舗や下田市観光協会の案内で最新情報を確認してください。
















コメント
コメント一覧 (2件)
金目鯛のカツ丼とは、また、想像しただけでヨダレが出そうな、金目鯛も衣に包まれて旨み逃さず、こう言うの私も、食べてみたい~😄!
坂田さま
初めて食べたのですが、とじた玉子にも合って美味しかったです(^^
私もまた食べたくなってきました(笑