群馬県・伊香保温泉にあるカレーうどん専門店「游喜庵(ゆうきあん)」をご紹介します。
游喜庵は、水沢うどんの老舗「大澤屋」が手がけるお店。
日本三大うどんの1つとして名前が挙がる水沢うどんを、まさかのカレーうどんで味わえます。
水沢うどんといえば、冷たいうどんをゴマだれや醤油だれにつけて食べるイメージ。
そこへ本格的なスパイスカレーを合わせるとは、なかなか大胆です。
ただし、うどんもカレーも大好物の私にとっては、むしろ歓迎すべき組み合わせ。
以前、スノーボード帰りに立ち寄ろうとしたものの、時間の都合で断念したことがあります。
そのため、私の中では長らく「幻のカレーうどん」となっていました。
今回は、そのリベンジです!
游喜庵は2025年に伊香保石段街へ移転
訪問当時の游喜庵は、関越自動車道の渋川伊香保ICから車で約20分。
「食の駅 伊香保店」という、道の駅のような施設内にありました。
【游喜庵】群馬県渋川市伊香保町伊香保544-130
ただし、游喜庵は2025年1月に移転し、現在は伊香保温泉石段街の166段目付近で営業しています。
新しい住所は、群馬県渋川市伊香保町伊香保45。
この記事の地図や写真は、食の駅 伊香保店内で営業していた当時のものです。
同じ場所へ行っても現在の游喜庵はありませんので、ご注意ください。
食の駅 伊香保店にあった頃の游喜庵
こちらが、訪問当時の「食の駅 伊香保店」です。
新鮮な野菜、飲み物、お菓子、群馬土産などを販売する施設で、広い駐車場も完備されていました。
車で伊香保温泉や榛名山方面へ向かう途中に立ち寄りやすい場所です。
そして、施設内にあった游喜庵がこちら。
老舗の水沢うどん店が運営しているとはいえ、店名や外観からは少しモダンな印象を受けます。
店内は完全禁煙。
現在の石段街店舗も、公式案内では全館禁煙となっています。
入店直後、店員さんが申し訳なさそうに接近
お店へ入ると、店員のお姉さんが申し訳なさそうな表情で近づいてきました。
その瞬間、私の頭の中では最悪の事態が次々に浮かびます。
「ひょっとして、もう閉店時間?」
「カレーが売り切れた?」
「今回も幻のまま終わるのか?」
しかし、告げられたのは、
「ご飯が売り切れてしまったのですが……」
とのこと。
どうやら、セットや締め用のライスを提供できないようです。
今回はカレーうどんが食べられれば問題ありません。
危うく2度目の敗北を覚悟しましたが、無事に注文できそうです(笑)
珍しいカレーうどんが並ぶ専門店
游喜庵はカレーうどん専門店だけあって、一般的な和風カレーうどんだけではありません。
キーマカレー、カシミールカレーなど、スパイスの方向性が異なるカレーうどんが用意されています。
メニューを見ていると、どれも気になります。
しかし、今回注文するものは、店へ来る前から決めていました。
念願のキーマカレーうどん
それが、こちらです。
キーマカレーうどん。
これこそ、私にとっての「幻のカレーうどん」です。
上には、ひき肉がたっぷり入ったドロッとしたキーマカレー。
その下には、赤みを帯びたサラサラのカレースープが入っています。
1杯の中で、濃厚なキーマカレーとスープカレーの両方を楽しめる構成です。
見た目だけでも、かなり食欲を刺激されます。
舞茸とシシトウのトッピングも豪華
キーマカレーの周囲には、舞茸とシシトウがトッピングされています。
舞茸はカレーとの相性がよく、群馬らしさも感じる食材。
シシトウの緑色が、全体的に茶色くなりがちなカレーうどんへ彩りを加えています。
見た目のためだけではなく、野菜の食感や香ばしさも良いアクセントになっていました。
スパイスはインド料理の名店「デリー」由来
游喜庵のカレーうどんは、東京・上野などで知られるインド・パキスタン料理の名店「デリー」の協力を得て開発されたとされています。
一般的な蕎麦店の和風カレーうどんとは異なり、スパイスの香りや辛さがしっかり感じられるのが特徴です。
水沢うどんの老舗と、本格インドカレーの名店。
かなり異色の組み合わせですが、期待せずにはいられません。
現在もキーマカレーうどんとガラマーチャうどんは、游喜庵の人気メニューとして紹介されています。
スープの色が見るからに辛そう
キーマカレーの横から見えているスープをご覧ください。
赤く、ラー油のような色をしています。
見た瞬間に、優しい味ではないことが伝わってきます(笑)
訪問当時、このキーマカレーうどんの辛さは5段階中3.5。
激辛ではないものの、甘口とは到底呼べないレベルです。
私は辛い料理が好きですが、食べ進めるうちに汗が出てきました。
濃厚キーマと辛いスープを混ぜて食べる
最初は、上のキーマカレーと水沢うどんを一緒にいただきます。
ひき肉の旨味が濃く、スパイスの香りもしっかり。
太めでコシのある水沢うどんにも負けません。
食べ進めるうちに、キーマカレーが下のスープへ少しずつ溶けていきます。
最初は濃厚。
途中から辛味と出汁が加わり、少しずつ味が変化します。
完全に混ぜてしまう前と、混ぜた後で違う味を楽しめるのが面白いですね。
水沢うどんのコシがカレーに負けない
カレーうどんは、ルーやスープの味が強いため、麺の存在感が薄くなりがちです。
しかし、游喜庵で使われているのは、大澤屋の水沢うどん。
しっかりとしたコシがあり、濃厚なカレーに絡んでも食感が残ります。
一般的な柔らかいカレーうどんとは、かなり違う印象です。
カレーだけが主役ではなく、うどん自体のおいしさも楽しめました。
辛いけれど、きちんと旨い
食べている間は、額から汗が流れます。
しかし、ただ辛いだけではありません。
ひき肉のコク。
カレーの香り。
和風出汁。
水沢うどんの食感。
これらがきちんと合わさっています。
「辛さを我慢しながら食べる料理」ではなく、辛いからこそ箸が進むタイプ。
以前に食べ損ねた分まで含めて、満足できました。
来てよかった。
友人は激辛「ガラマーチャうどん」
友人が注文したのは、こちら。
ガラマーチャうどんです。
こちらは、辛さ5段階中の5。
游喜庵のメニューでも最上級の辛さです。
カシミールカレーをベースに和風出汁を加えた、激辛カレーうどんとして知られています。
キーマカレーとは違う刺激
友人から少し分けてもらい、味見をしてみました。
確かに辛い。
しかし、私が注文したキーマカレーうどんとは、辛さの種類が違います。
キーマカレーは、ひき肉のコクと濃厚さの後から辛味が広がるタイプ。
ガラマーチャは、カシミールカレー特有の鋭いスパイス感が前面に出ています。
少し薬膳のような、複雑で刺激的な香り。
辛い物が好きな方には、こちらのほうが癖になるかもしれません。
ただし、軽い気持ちで注文すると、伊香保の涼しい気候でも汗だくになるでしょう(笑)
ガラマーチャという名前の由来
過去の取材記事によると、ガラマーチャは、ヒンドゥー語の「ガラム=辛い」と「アウルチャ=おいしい」を組み合わせた、游喜庵独自の名称だそうです。
直訳すれば、辛くて旨い。
実に分かりやすい名前ですね。
紙エプロンは必ず使ったほうがいい
カレーうどんを食べ終え、身に着けていた紙エプロンを確認してみました。
すると、カレーの汁が2か所ほど飛び散っています。
かなり注意して食べたつもりだったのですが、カレーうどんの飛沫は想像以上にすばしっこい。
しかも、この日は白いシャツ。
紙エプロンを使っていなかったら、伊香保観光の写真すべてにカレーのシミが写り込むところでした。
グッジョブ、紙エプロン。
カレーうどんを食べるときは、格好をつけずに装着することをおすすめします。
現在の游喜庵は伊香保石段街166段目
2026年現在、游喜庵は伊香保温泉の石段街へ移転しています。
場所は、365段ある石段の166段目付近。
温泉街散策の途中に立ち寄りやすくなりました。
水沢地区や食の駅方面まで車で移動しなくても、石段街で本格的な水沢カレーうどんを楽しめます。
游喜庵の2026年店舗情報
店舗名:カレーうどん専門店 游喜庵
住所:群馬県渋川市伊香保町伊香保45
場所:伊香保温泉石段街166段目付近
電話番号:070-1062-5886
通常営業時間:11:00~15:30
土日祝日:10:30から営業する期間あり
定休日:水曜日を基本とする不定休
予約:不可
喫煙:全館禁煙
支払い方法:現金、クレジットカード、電子マネー、バーコード決済
主なメニュー:キーマカレーうどん、ガラマーチャうどんなど
営業時間や休業日は、季節や月によって変更されます。
また、うどんがなくなり次第、営業時間内でも閉店する場合があります。
訪問前に大澤屋公式サイトまたは游喜庵公式Instagramで最新情報をご確認ください。
駐車場はどこを利用する?
旧店舗は食の駅の広い駐車場を利用できましたが、現在の游喜庵は伊香保石段街の中にあります。
店舗前まで車で乗り付けるような立地ではありません。
伊香保温泉周辺の市営駐車場や観光駐車場へ車を停め、徒歩で石段街へ向かうのが基本です。
休日や紅葉シーズン、連休中は周辺駐車場が混雑するため、早めの到着がおすすめです。
通販でも游喜庵のカレーうどんを購入可能
大澤屋の公式オンラインショップでは、游喜庵のカレーうどんセットも販売されています。
現地へ行くのが難しい方や、自宅で何種類か食べ比べたい方には便利です。
ただし、お店で食べる出来たての水沢うどんとは食感や雰囲気が異なります。
まず通販で味を試し、気に入ったら伊香保へ遠征するのもよいでしょう。
まとめ|水沢うどんと本格スパイスの意外な相性
一度は食べ損ね、私の中で幻となっていた游喜庵のキーマカレーうどん。
実際に食べてみると、濃厚なひき肉カレー、辛いスープ、舞茸、シシトウ、コシのある水沢うどんが見事にまとまっていました。
カレーうどんという名前から想像する、和風でまろやかな一杯とは少し違います。
スパイスの香りと辛さを、しっかり楽しむカレーうどんです。
辛い物が好きなら、キーマカレーうどん。
さらに刺激を求めるなら、ガラマーチャうどん。
ただし、どちらを選ぶ場合も紙エプロンは忘れずに。
辛さには耐えられても、白いシャツに付いたカレーのシミは精神的にかなり辛いですからね(笑)












これは美味しそうですね。
自分は辛いのあまり得意では無いですが好きです。汗を大量にかくので(笑)
食へのこだわりを持つ師匠流石です!!
リベンジ出来て良かったですね。
魔王さま
コメントありがとうございます!
私も汗はたくさんかくほうだと思うので、辛いのは好きですがあまり強くはないかもしれません(^^;
美味しいうどんが食べられてリベンジもできて良かったです(^^