この本を書店でみつけた時は、私が不動産投資を今まさに始めんとしていた頃でした。
「空き家は使える!戸建て賃貸テッパン投資法」
手に取って表紙を見る。爽やかな青色を使った朗らか系のイラストが目を引きました。
偶然にも、私がやろうとしていた「戸建て投資」についての本!
著者は「サーファー薬剤師」さん。
サーファーで薬剤師?色黒の薬剤師さんかな??
その場で本をパラパラめくり、購入即決。
結果、何度も繰り返し読み、私が戸建て投資をする上で大変参考になった本です。
【本書より】
現在の日本には空き家があふれています。
日本の空き家率は13.5%。なんと10戸に1戸は空き家なのです。
しかも、その空き家は年々増え続けています。
一口に「空き家」といっても、それは「廃墟」などでは決してありません。
空家のうちの実に70%以上が「活用可能な空き家」であることをご存じでしょうか。
十分活用できる状態のままで空き家が放置され続けているのは、非常にもったいないことです。
私のような戸建て物件を専門に扱っている不動産投資家にしてみれば、それは宝の山にしか見えません!
日本各地であふれるようになった空き家。その空き家がどのようにお金を生み出すガチョウへと変身していくのか?
この本の中で明らかにしていきます。
私は薬科大学を卒業後に薬剤師の国家資格を取得。その後、かねてから憧れていたオーストラリアにワーキングホリデーに行き、サーフィン、パーティー三昧の生活を送ったのち帰国。
薬剤師として働き始めたのですが、わずか1年で退職。
その次の会社も1年もたずと、二度も短期退職を繰り返したのです。
その後、パートで薬剤師をしながらネットショップを立ち上げたりしましたが、これもうまくいかず。
FXに手を出し、最初は儲けが出ていたので「これでオレは飯を食っていける!」とビギナーズラックでイタい勘違いをしましたが、結局ヤケドをして撤退するなど、まさに迷走していたのです。
そんな時、私はとあるセミナーである男性の隣に座りました。ヒゲを生やした優しそうな雰囲気のお兄さん。
その人は、ベストセラー「まずはアパート1棟買いなさい!」で知られる石原博光さんでした。
セミナー後の飲み会では、食い入るように石原さんの話に耳を傾けていました。
そこで不動産投資のお話をいろいろ聞かせて頂いたのですが、当時の私にとっては衝撃的な内容ばかり。
今までロクに本も読まなかった私ですが、不動産投資の本を読み漁るようになりました。
その上で、「自分はこれから不動産投資をやっていこう」と決意したのです。
私の投資法では、一般的に不動産投資で重要視されている積算評価などの物件の資産価値は無視します。
私が購入してきた戸建て物件の価格は、1戸あたり平均で318万円。
「それは本当に土地の価格も含まれているの?」と聞かれることもありますが、もちろん建物と土地込みの値段です。
このように少ないキャッシュで始められることも、空き家を中心とした地方戸建て賃貸投資の魅力の一つです。
低額で物件を購入し、少ない借金で高利回り、高収益を追求するスタイルなので、「多額の借金を抱えるのはイヤ、重たいリスクを背負うのもイヤ、でも不動産投資がしたい」そんな人にぴったりの投資法です。
アパート、マンション、一戸建て、1棟、区分、新築、中古、都心、地方、現金買い、融資など、組み合わせ次第で様々なバリエーションになる不動産投資。それぞれにメリットもデメリットもあります。
私はその中で、「地方、築古、一戸建て」のメリットとデメリットを受け入れる事にし、不動産投資を始めました。
そのうえで、私にとって大変参考になった1冊です。
私と同じように、「少ない自己資金で、小規模から、あまり手間をかけず、本業に支障がない範囲で不動産投資をやってみたい」という方は是非読んで頂きたいと思います。
ちなみに、サーファー薬剤師さんはLINEでも繋がらせて頂いていますが、想像通りのナイスガイでした。
ある時などは、火災保険の事でどうしてもわからない事があり、無礼を承知で直接質問をしたことがあります。
面識もない上に突然の質問。そのまま無視されてもおかしくなかったのですが、快くお返事を下さいました。
サーファー薬剤師さん、その節はありがとうございました!大変参考になりました。
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