「不動産投資で成功した人は、いったい何を考えているんだろう?」
不動産投資を勉強していると、そんなことが気になることがあります。
物件の選び方や融資の受け方、リフォームの方法など、具体的なノウハウももちろん大切です。
でも、それ以前に「不動産投資で成功する人は、どんな考え方をしているのか?」という部分も気になりますよね。
私が以前、ある収益物件専門サイトの特集記事を読んでいて知ったのが、木下たかゆき氏でした。
当時から不動産投資家として大きな規模まで事業を拡大していた方で、記事を読んでいるうちに、私はすっかり興味を持ってしまいました。
そして、その木下さんが出版した本がこちらです。
「最速で億を稼ぐ!不動産投資成功の原理原則」
私自身、「億を稼ぎたい!」なんて考えたことはありません。
それでも、木下さんの考え方には共感する部分が多く、購入して読んでみました。
すると、不動産投資に関する本をこれまで何冊も読んできた私にとっても、かなり印象に残る一冊でした。
そして、その後に出版されたのが、
木下たかゆき「不動産投資 勝者のセオリー」
こちらの「不動産投資 勝者のセオリー」です。
今回は、この本を読んで私が特に印象に残ったポイントを紹介します。
不動産投資で成功するには「マインド」が重要
木下さんが不動産投資を成功させるうえで、特に重視しているのが「マインド」です。
知識や行動力ももちろん必要ですが、それ以上に重要なのが、投資を続けていくための考え方や姿勢だというわけです。
これには私も「なるほど」と思いました。
不動産投資は、物件を買ったら終わりではありません。
物件を探し、融資を受け、リフォームし、入居者を募集し、運営していく。
場合によっては、空室や修繕などの問題にも対応しなければいけません。
思い通りにいかないことだってあります。
そんなときに、すぐに諦めてしまうのか。
それとも、どうすれば解決できるのかを考えて行動するのか。
ここには、かなり大きな差が出るのでしょう。
木下さんが「マインド」を繰り返し強調するのも、実際に不動産投資を続けてきたからこそなのだと思います。
ボロボロの物件を再生した経験がすごい
木下さんの不動産投資人生の初期には、親族から引き継いだ文化住宅がありました。
ところが、その物件はボロボロ。
しかも空室だらけという、なかなか厳しい状態だったそうです。
普通なら、
「これは無理じゃない?」
と諦めてしまいそうなところです。
ところが木下さんは、物件に何日も泊まり込んで修理を続け、物件を再生していきます。
そして、最終的には高利回りの収益物件へと蘇らせたそうです。
このエピソードを知ると、木下さんがなぜ「マインド」を重視するのかが少しわかる気がします。
知識があっても、途中で諦めてしまえば結果は出ません。
逆に、問題が起きても「どうすれば何とかできるか?」と考えて動き続ければ、状況を変えられる可能性があります。
もちろん、何でも根性で解決できるわけではありません。
でも、不動産投資を続けるうえで「簡単に諦めない」という姿勢が大切なのは間違いないでしょう。
「なぜ、そこまでできるんですか?」への答え
木下さんについて印象に残っている話があります。
周囲から、
「なぜ、そこまでできるんですか?」
と聞かれたときの答えです。
それは、
「自分がそうすると決めたから」
というもの。
シンプルです。
でも、実際にこれをやり切るのは簡単ではありません。
「やろう」と思う人はたくさんいます。
「いつか不動産投資を始めたい」という人もたくさんいます。
ところが、実際に物件を探し始める人になると一気に少なくなる。
さらに、物件を購入して、問題が起きても投げ出さずに運営を続ける人となると、もっと少なくなるでしょう。
結局のところ、「やると決めたことを行動に移せるか」が大きな分かれ目になるのかもしれません。
「浪速のジャイアン」と呼ばれる不動産投資家
木下さんには、ちょっと面白いニックネームがあります。
「浪速のジャイアン」です。
そして、ご自身で「クラブジャイアン」という不動産投資コミュニティを運営しているあたり、このニックネームはかなりお気に入りなのかもしれません。
強面な印象もありますが、こういうキャラクターも含めて、私は次第に木下さんに興味を持つようになりました。
不動産投資家というと、数字をひたすら追いかけるようなイメージもありますが、木下さんの場合は「どういう人間でありたいか」という部分まで含めて考えている印象があります。
「勝者のセオリー」で面白かったのは「ゼロから始めるなら?」
私が「不動産投資 勝者のセオリー」の中で特に興味を持ったのが、
「もし自分がサラリーマン時代に戻り、ゼロから不動産投資を始めるなら、どうするのか?」
という視点です。
これ、初心者にとってはかなり気になりますよね。
すでに何十億円規模の資産を持っている人が、
「もし今、資産ゼロの状態に戻ったら?」
と考えているわけですから。
最初から大きな物件を買える人ばかりではありません。
自己資金も少ない。
不動産投資の経験もない。
金融機関との付き合いもない。
そんな状態から、どうやって一歩目を踏み出すのか。
ここは、これから不動産投資を始めたい人にとって参考になる部分だと思います。
「今は資産がない。でも、少しずつ増やしていきたい」
という人ほど、この視点は面白いのではないでしょうか。
不動産投資は「誰にでもできる事業」なのか
木下さんは、不動産投資について非常に前向きな考え方を持っています。
その中でも印象的なのが、「不動産投資は誰にでもできる事業」という考え方です。
もちろん、「誰でも簡単に儲かる」という意味ではありません。
不動産投資には、物件価格、空室、修繕、金利、融資、税金など、さまざまなリスクがあります。
勉強せずに始めれば、失敗する可能性もあります。
それでも、一般的な事業と比較すると、不動産投資には外部の専門家や業者に任せられる仕事が多いという特徴があります。
物件の管理は管理会社。
入居者募集は仲介会社。
修繕はリフォーム業者。
融資については金融機関。
もちろんオーナー自身が判断しなければならないことはありますが、すべてを自分一人で抱え込む必要はありません。
この「人に任せられる」という仕組みは、不動産投資の大きな魅力だと思います。
不動産投資は「投資」より「事業」と考える
木下さんの考え方で、もう一つ興味深いのが、不動産投資を単なる金融商品への投資ではなく、「事業」として捉えているところです。
株式のように、価格が上がったから売る。
下がったから売る。
というだけではありません。
不動産の場合は、物件を購入した後に、どうすれば入居者に選ばれる物件になるのかを考えることができます。
リフォームをする。
募集条件を見直す。
管理方法を改善する。
空室を埋める。
そして、収益性を高める。
つまり、自分の工夫によって物件の価値を高められる余地があるわけです。
このあたりが、私が不動産投資を面白いと思う理由でもあります。
不動産投資で成功するには「行動」が必要
不動産投資の本を読んでいると、物件選びや融資の知識ばかりに目が行きがちです。
もちろん、それらは非常に重要です。
でも、知識をいくら増やしても、実際に行動しなければ何も始まりません。
物件情報を見る。
収支を計算する。
不動産会社に問い合わせる。
金融機関に相談する。
現地を見る。
そして、良い物件があれば買うかどうかを判断する。
この繰り返しです。
最初から完璧な知識を身につけてからスタートしようとすると、いつまで経っても始められません。
私自身も不動産投資をしてきましたが、実際に物件を買ってみないとわからないことはたくさんあります。
だからこそ、勉強と行動をセットにすることが大切なのだと思います。
「不動産投資 勝者のセオリー」はどんな人におすすめ?
この本は、特に次のような人に向いていると思います。
・これから不動産投資を始めたい人
・サラリーマンから不動産投資を始めたい人
・不動産投資で資産を増やしていきたい人
・不動産投資家の考え方やマインドを知りたい人
・ボロ物件の再生やリフォームに興味がある人
・融資を活用した不動産投資について学びたい人
特に、
「今はまだ大きな資産を持っていないけれど、これから不動産投資を始めたい」
という人には参考になる部分が多いと思います。
すでに大規模な不動産投資をしている人の話を聞くと、
「いやいや、その規模だからできるんでしょ」
と思ってしまいがちです。
ところが、ゼロから始める場合について考えている部分があるので、初心者でも自分に置き換えて考えやすいんですよね。
「最速で億を稼ぐ!」だけを目的に読まないほうがいい
タイトルには「最速で億を稼ぐ」という、なかなか強烈な言葉が入っています。
そのため、
「この本を読めば簡単に億万長者になれるの?」
と思う人もいるかもしれません。
もちろん、そんな魔法の本ではありません。
不動産投資にはリスクがありますし、誰がやっても同じ結果になるわけでもありません。
むしろ、この本の面白さは「億を稼ぐ方法」そのものよりも、大きな目標に向かって不動産投資をどう考え、どう行動していくのかという部分にあると思います。
「億」という数字だけを見てしまうと遠い世界の話に感じます。
でも、
「まず1戸買う」
「次の物件を買う」
「家賃収入を増やす」
「資産規模を少しずつ大きくする」
と考えていけば、最初の一歩はもっと身近なものになります。
木下たかゆき「不動産投資 勝者のセオリー」を読んだ感想
私がこの本を読んで一番印象に残ったのは、やはり「マインド」の重要性です。
不動産投資というと、利回りやキャッシュフロー、融資条件など、どうしても数字の話が中心になります。
しかし、その数字を扱うのは人間です。
良い物件が見つからない。
融資が思うように進まない。
空室が埋まらない。
想定外の修繕が発生する。
こうした問題に直面したとき、どう考えて、どう行動するのか。
そこに投資家としての差が出るのだと思います。
木下さんの考え方すべてに賛成する必要はありません。
不動産投資にはさまざまな手法があり、誰にでも同じ方法が合うわけでもありません。
それでも、「成功している人は何を考えて行動してきたのか?」を知るという意味では、非常に面白い一冊でした。
特に、これから不動産投資を始めようとしている人なら、物件情報を見るだけではなく、こうした成功者の考え方に触れてみるのも良いと思います。
不動産投資をこれから始める人に読んでほしい一冊
不動産投資は、誰でも簡単に儲かるものではありません。
物件選びを間違えれば失敗することもあります。
融資を使えば借入金の返済も必要になります。
空室や修繕、金利上昇など、考えておかなければならないリスクもあります。
だからこそ、知識だけではなく「不動産投資家としてどう考えるか」を学ぶことも大切です。
私自身、この本を読んで、改めて「不動産投資は結局、人がやる事業なんだな」と感じました。
物件を買うのも人。
入居者を募集するのも人。
金融機関と交渉するのも人。
問題が起きたときに解決するのも人。
だからこそ、最後は「どんな考え方で行動するか」が重要になるのでしょう。
「不動産投資を始めたいけれど、何から勉強すればいいかわからない」という方は、こうした成功投資家の考え方を知るところから始めてみるのもおすすめです。














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