戸建て投資は修繕費用が高額になる場合があります。
以前の記事で、その極端に高額な事例をお伝えしました。
これは、わたしが所有している物件についての実体験ですが、ボロ戸建てを安く買い叩いてリフォームをする投資家さんにも参考になる内容だったかと思います。
さて、修繕費は安く済む場合から高くなる場合まであるわけですが、今回は標準的な金額の事例。
それと、オーナーチェンジ物件を購入する際の入居者見極めの反省点をお伝えします。
もちろん、これもわたしの実体験です。
以前に、北海道の小樽にあるオーナーチェンジ戸建てを購入することになりました。
入居者さんは50代の独身男性で、高校の先生をされているとのこと。
学校の先生であれば公務員だから、家賃が滞ることはないだろう。
しかも、単身世帯なら室内もそんなに汚れないよね。
高齢の単身者なら心配な面もありますが、50代ならまだ若い。
そんな安心感をもって購入した物件でした。
それが、購入してから2年経たずに退去をしてしまったのです。
現状回復は次の入居者が決まってから行うこととし、まずは次の入居者を入れるべく募集を行いました。
繁忙期を過ぎているので、なかなか入居者は現れません。
そのうち、近所の住民が「ガレージ車庫だけ借りたい」と申し出てきました。
バイク置き場として使いたいとのこと。
次の入居者が決まるまでとの約束で、月額5千円で貸すことにしました。
バイク置き場としては割高かもしれませんが、近隣の駐車場代の相場が5千円とのことで、その金額となりました。
引き続き入居者募集をするも、まだ入居者は決まりません。
そのうち、「映画の撮影で一ヶ月間だけ借りたい」という話がきました。
賃料は通常の一ヶ月分、内装は現状のままで良いということなので、お貸しすることにしました。
ちなみに、何の映画なのかは不明。
約束の一ヶ月が経過し、再び空き家となりました。
それからしばらくし、管理会社から「入居の申し込みが入りました」
との連絡が。
20代ご夫婦と、再婚である奥さまの連れ子の3人家族とのことです。
保証会社の審査も通り、無事に入居となりました。オーナーとしてホッとする瞬間ですね。
新しい入居者さんのために部屋を整える必要がありますので、ここで室内の不具合・修繕箇所をチェック(現状回復作業)していきます。
管理会社からメール添付で修繕箇所の一覧が届きました。
それほど大きな修繕もなく、わたしの感覚だと修繕費用は30万円でおさまるかな?そう思いました。
その後、正式な見積書が届きました。
約25万円でした。
良かった。
家賃5か月分で済むなら安いほうです。(この物件の家賃は5万円)
追加で修繕箇所が見つかり、最終的には30万円をちょっと超えましたが大差ありません。
大きな修繕がなければ、このくらいの金額で次の入居者さんを迎い入れることができますね。
ところで、前入居者さんの退去理由について触れておきます。
退去理由は・・・
転勤
そっか・・・
そうだよね。
学校の先生ならそれは当然あるよね。うっかりしていた。
同居者がいればともかく、単身であれば引っ越すか。
入居者さんの職業にも注意をしなければいけないこと、この出来事から学びました。
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