バビロン大富豪の教え
古代都市バビロニアの大富豪が「お金の法則」を説いていく、全世界でベストセラーになった本。
約100年前に書かれた本にもかかわらず、今でも多くの人に読まれています。
全世界でベストセラーになり、100年経った今でも多くの人に読まれているなんて・・・凄くないですか?
これは、「バビロン大富豪の教え」に記されたお金の法則が、時代が変わっても通用することを物語っているのではないでしょうか。
ということで、わたしもkindle版を読んでみました。
興味深かったのは、「お金を稼ぐにはどうしたらいいか?」だけを記した本ではない点です。
突然ですが、「お金持ち」というのはどのような人を差すと思いますか?
「大金を持っている人」
多くの人がそう答えると思います。
しかし、本書では「大金を持っているだけの人はお金持ちとはいえない」と位置づけています。
大金を持っているから「お金持ち」でしょ?
って普通は思いそうなものですが、それだけでは違うと述べられています。
では、お金持ちとはどのような人かというと・・・
お金を生み出すことができる人と述べています。
子供には魚を与えるのではなく、魚の釣り方を教えなさい。
という格言がありますよね。一度は聞いたことがあると思います。
魚を与えても、食べてしまったらそれっきり。
また親から与えられる魚を待つしかなく、もし親がいなくなってしまったら食べていけないわけです。
それよりも、魚の釣り方を教えてあげれば親がいなくなっても食べていけるではないか。ということですね。
お金にも同じことがいえます。
子供が莫大な親の遺産を相続しても、使い続ければ遺産は減る一方です。
それよりも、お金を運用して増やす方法を教えておくほうが、子供のためになると言えます。
「お金を生み出すことができる人がお金持ち」ということを知り、この格言が頭に浮かんできたのでした。
大金を持っていても、使ってしまったらそれっきり。
それは真のお金持ちではない。
お金を運用してさらにお金を生み出すことができる人が、本当のお金持ちと言えるのだと。
さらに、本書では「お金を貯めよ」、「お金を働かせよ」、「貯めたお金を守れ」、「節約せよ」等と述べていますが、一つだけ異質な指南があります。
より良きところに住め
「より安きところに住め」ではないんです。
お金を貯めるためには「より家賃が安い場所に住みなさい」ならわかるのですが、そうではないんですね。
良い部屋・良い家に住みなさいと。
この良い家というのは、「良い環境の家」のことをいいます。
たとえば、自分の妻がガーデニングを楽しんだり、子供と一緒に遊べる庭がある等。
自分が心豊かに生活ができる環境に身を置きなさい。ということです。
そのような生活をすることによって、「蓄財のモチベーションがアップする」からです。
ただお金を稼いで増やすだけでは幸せとはいえない。
それ以外の大事なことを教えてくれる本です。
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