【2026年版】上海から蘇州・山塘街へ日帰り旅!大阿二生煎の焼き小籠包を実食

上海から蘇州へ日帰り旅行!山塘街の街並みと大阿二生煎を食べ歩き

中国・江蘇省にある水郷都市、「蘇州」へ行ってきました。

蘇州は、2015年に世界卓球選手権が開催された都市です。

「地名は聞いたことがあるけれど、どんな街なのかはよく知らない」という方も多いかもしれません。

運河や石橋、歴史ある庭園が点在する蘇州は、古くから「東洋のベネチア」とも呼ばれてきた水の街です。

上海からは高速鉄道を利用して、列車によって約20~40分。

距離的にも近いため、上海旅行の途中に日帰りで立ち寄りやすい観光地です。

今回は蘇州を代表する歴史地区の1つ、「山塘街(さんとうがい)」を散策します。

さらに、山塘街にある人気店「大阿二生煎」で、焼き小籠包として知られる生煎やワンタン、豆腐花も食べてきました。

この記事では、次の内容を写真付きで紹介します。

  • 上海から蘇州までのアクセス
  • 蘇州駅から山塘街までの行き方
  • 山塘街の歴史ある街並み
  • 大阿二生煎の店舗と店内の様子
  • 名物・生煎の味と食べ方
  • ワンタンと豆腐花の感想

なお、料理や店内の様子は訪問当時の体験です。

2026年現在も「大阿二生煎 山塘街店」の店舗情報は確認できますが、営業時間やメニュー、価格は変更される可能性があります。

訪問前に地図アプリなどで最新の営業状況を確認してください。

上海から蘇州までは高速鉄道で約20~40分

上海から蘇州へは、中国の高速鉄道を利用しました。

日本では分かりやすく「中国版新幹線」と呼ばれることもあります。

利用する駅や列車によって所要時間は変わりますが、上海駅または上海虹橋駅から蘇州駅までは、速い列車なら20分台。

おおむね30分前後で到着する列車が多く、上海からの日帰り旅行にも便利です。

ただし、中国の鉄道は乗車前に手荷物検査や本人確認があり、大きな駅では構内の移動にも時間がかかります。

列車の所要時間だけを見て、発車5分前に駅へ駆け込む作戦はおすすめできません。

ホームへたどり着く前に、旅が終わる可能性があります。

近代的で大きな蘇州駅に到着

こちらが蘇州駅です。

蘇州駅

蘇州というと、運河沿いに古い建物が並ぶ昔ながらの街を想像していました。

しかし、到着した蘇州駅は近代的でかなり大きな駅です。

歴史ある水郷都市だからといって、駅まで古民家風というわけではありません。

蘇州駅から山塘街へは、地下鉄2号線を利用すると便利です。

蘇州駅から「山塘街駅」までは1駅。

山塘街駅から歴史地区の入口までも近く、初めての旅行でも比較的移動しやすい場所にあります。

蘇州の人気観光地「山塘街」を散策

今回訪れるのは、蘇州にある「山塘街」です。

山塘街は、昔の蘇州を新しく再現したテーマパークのような街ではありません。

唐の時代に整備された山塘河に沿って発展してきた、長い歴史を持つ街道です。

白い壁と黒い瓦の建物、細い路地、石橋、運河など、江南地方らしい景観が残されています。

山塘街は全長約7里に及ぶことから、「七里山塘」とも呼ばれています。

観光の中心となるのは、地下鉄・山塘街駅に近い一帯です。

山塘街
山塘街

日本の古い町並みとは、また違った独特の雰囲気があります。

派手な観光施設というより、生活の気配と歴史が混ざり合った、素朴で味わい深い街並みです。

運河沿いには飲食店や土産物店が並び、歩いているだけでも中国の昔ながらの空気を感じられます。

日中の風景も魅力的ですが、夕方以降に赤い提灯が灯ると、さらに幻想的な雰囲気になります。

運河と古い建物が続く山塘街

山塘街
山塘街

細い通りには、白壁と黒い瓦を組み合わせた建物が並んでいます。

建物の間を抜ける路地や、運河に架かる小さな石橋も見どころです。

大都市・上海から短時間で移動してきたとは思えないほど、街の雰囲気が変わりました。

近代的な上海と、歴史を感じる蘇州。

両方を同じ旅行で楽しめるのが、この地域を旅する魅力の1つです。

街中では電動二輪車を多く見かけた

街を歩いていると、電動バイクや電動自転車を頻繁に見かけました。

中国の都市部では、近距離移動の手段として電動二輪車が広く利用されています。

訪問当時は、ヘルメットを着けずに走っている人や、2人で乗っている姿も目立ちました。

ただし、写真に写っていたからといって、現在も「ノーヘルや2人乗りが自由に認められている」という意味ではありません。

交通規則や取り締まりは地域や時期によって変わるため、旅行者が電動二輪車を利用する場合は、現地の最新ルールに従いましょう。




山塘街の人気店「大阿二生煎」へ

山塘街の景色を楽しんだところで、蘇州名物の生煎を食べに行きます。

生煎とは、肉餡を包んだ生地を大きな鉄鍋に並べ、底を焼きながら蒸し上げる江南地方の点心です。

日本では、その見た目や肉汁の多さから「焼き小籠包」と呼ばれることが多くなっています。

ただし、小籠包をそのまま焼いた料理ではありません。

小籠包より生地が厚めで、焼いた底の香ばしさと、蒸した上部の柔らかさを同時に楽しめます。

現地では「生煎(シェンジエン)」「生煎饅頭」と呼ばれています。

今回訪れたのは、山塘街にある「大阿二生煎」です。

大阿二生煎

【大阿二生煎 山塘街店】中国江蘇省蘇州市姑蘇区石路山塘街42号

元記事では旧行政区名の「金閶区」と記載していましたが、現在は姑蘇区として案内されています。

2026年現在も複数の地図・飲食店情報に、山塘街42号の店舗が掲載されています。

ただし、正式な公式サイトで最新の営業時間までは確認できなかったため、営業日や時間は訪問直前に確認してください。

古民家のような渋い外観

大阿二生煎の外観は、歴史を感じる渋い雰囲気です。

木造の古い建物に看板と赤い提灯が掲げられ、周囲の山塘街の景観によくなじんでいます。

最新設備を備えたピカピカのレストランというより、昔ながらの食堂といった印象です。

この外観を見ただけでも、地元の点心店へ来た実感が湧いてきます。

もっとも、建物が渋いからといって、料理まで渋いとは限りません。

生煎の中身は、熱い肉汁を抱えたかなり元気な食べ物です。

店内は地元客でにぎわっていた

店内へ入ると、かなり混雑していました。

観光地にある店ですが、店内には観光客だけでなく、地元の人らしきお客さんも多く見られます。

空いている席が少なかったため、仕方なく相席となりました。

中国の庶民的な食堂では、混雑時の相席は珍しくありません。

ところが、偶然にも同じテーブルへ座ったのは日本人のご夫婦でした。

中国・蘇州まで来て、日本人同士で相席になるとは驚きです。

店内で唯一聞き取れる会話が、いきなり目の前から聞こえてきました。

大阿二生煎の名物「生煎」を実食

こちらが、大阿二生煎の名物・生煎です。

大阿二生煎の生煎

訪問前は、普通の小籠包と同じくらいの大きさを想像していました。

しかし実物を見ると、意外に大きめです。

正確に測ったわけではありませんが、直径は5cmほどあったように感じます。

1個でも存在感があり、中には肉餡がしっかり詰まっていました。

何個でも軽く食べられる小さな点心というより、数個食べれば十分満足できるボリュームです。

底は香ばしくパリッとした食感

生煎の皮は、全体がしっとり柔らかいものだと思い込んでいました。

ところが、実際に食べてみると、焼かれた部分は予想以上にパリッとしています。

底面は香ばしく、上の部分は厚めでもちっとした食感。

蒸した小籠包とは異なる、焼きと蒸しの両方を楽しめる点心です。

皮の食感がしっかりしているため、大きな肉餡にも負けません。

黒酢を付けて皮を破ってみる

小皿に黒酢を入れ、生煎を取り分けます。

肉汁が飛び出しても大丈夫なように、慎重に皮を破ってみました。

大阿二生煎の生煎

すると、熱いスープが勢いよく噴き出して……きません。

あれ?

どうやら、焼き上がってから少し時間が経っていたようです。

出来たてなら熱い肉汁が入っているはずですが、今回は少し冷めていました。

肉汁による派手な演出はありませんでしたが、味は十分においしいです。

むしろ、口の中をやけどせず、落ち着いて食べられたと思えば結果オーライでしょう。

出来たての生煎は肉汁に注意

今回は少し冷めていましたが、出来たての生煎には熱いスープが入っています。

そのまま口へ入れて噛むと、肉汁が飛び出したり、口の中をやけどしたりする可能性があります。

食べるときは、次のような手順がおすすめです。

  1. 生煎を小皿やレンゲへ移す
  2. 箸で皮に小さな穴を開ける
  3. 中のスープを少し冷ます
  4. 黒酢や辛いタレを付けて食べる

見た目はかわいらしい点心ですが、中身は熱い肉汁を隠し持っています。

油断すると、食べる側が返り討ちに遭います。

大きな肉餡で食べ応え十分

お好みで、ラー油のような辛いタレを加えます。

黒酢の酸味だけでもおいしいですが、辛いタレを足すと味が引き締まりました。

大阿二生煎の生煎

中には、大きな肉の塊が入っています。

小籠包のようにスープを楽しむだけではなく、肉料理としての満足感もしっかりあります。

香ばしい皮、黒酢の酸味、肉餡のうま味がよく合い、なかなか食べ応えがありました。

数個食べれば、おやつというより立派な食事です。

優しい味のワンタンスープ

生煎だけでなく、ワンタンも注文してみました。

大阿二生煎の生煎

ワンタンの中には、ほんの少しだけ具が入っています。

日本でよく見る肉がたっぷり入ったワンタンとは異なり、ほぼ皮を楽しむようなタイプでした。

スープは、うっすらと塩味を感じる優しい味付けです。

刺激のある料理というより、生煎の油や肉の味を和らげてくれる存在。

生煎と一緒に食べると、ちょうどよい組み合わせでした。

味の正体がつかめなかった豆腐花

続いて注文したのは、豆腐花(トウファ)です。

豆腐花は、柔らかく固めた豆乳を使う中国の定番料理です。

地域によって食べ方が大きく異なり、砂糖やシロップを加える甘いタイプと、だしや醤油、具材を加える塩味のタイプがあります。

今回食べたものは、エビなどが入った塩味系の豆腐花でした。

ただし、豆腐以外に何が入っているのか、見ただけではよく分かりません。

よく見ると、小さなエビが入っています。

柔らかな豆腐の食感は分かるのですが、部分によっては苦いような、酸っぱいような風味も感じました。

調味料や具材の正体が分からず、最後まで味の着地点をつかめない不思議な料理です。

おいしいか、苦手かと聞かれても何と答えれば良いのかわからず、まずは「これは何味だったのだろう」という疑問が先に出てきます(笑)。

日本で食べ慣れた豆腐料理とは違い、現地ならではの食文化を体験できました。



食べ終わる頃には店内が静かに

生煎やワンタン、豆腐花を食べているうちに、いつの間にか店内のお客さんが減っていました。

気付けば、店内に残っていた客は私たちだけです。

入店時の混雑が嘘のように静かになったところで、改めて店内を眺めてみました。

木製のテーブルやイスが並び、店内も外観と同じくレトロな雰囲気です。

観光客向けにきれいに整えられた高級レストランではなく、地元の人が日常的に利用する昔ながらの食堂といった印象でした。

こうした素朴な店内で現地の料理を食べることも、海外旅行の楽しみの1つです。

店の隅ではワンタンを手作り

店内の隅では、店員さん2人が会話をしながらワンタンを包んでいました。

手を動かしながら、おしゃべりを続ける2人。

特別な実演イベントではなく、日常の仕事として淡々と仕込みをしています。

店内が静かになったことで、そののどかな光景をゆっくり眺めることができました。

先ほど食べたワンタンも、このように1つずつ包まれていたのでしょう。

山塘街と大阿二生煎のよかったところ

  • 上海から高速鉄道で日帰りしやすい
  • 運河と歴史ある街並みを楽しめる
  • 蘇州駅から地下鉄でアクセスしやすい
  • 香ばしい生煎を現地の食堂で味わえる
  • 生煎の肉餡が大きく食べ応えがある
  • ワンタンや豆腐花など現地の料理も試せる
  • 観光地でありながら素朴な雰囲気が残っている

訪問前に知っておきたい注意点

  • 山塘街は休日や夕方以降に混雑しやすい
  • 中国の大型駅では手荷物検査や本人確認がある
  • 列車の予約にはパスポート情報が必要
  • 店内が混雑していると相席になる場合がある
  • 出来たての生煎は肉汁が非常に熱い
  • 中国語のメニューしかない可能性がある
  • 店舗の営業時間や価格は事前確認がおすすめ

中国語に不安がある場合は、翻訳アプリや料理名を表示した画面を準備しておくと注文しやすくなります。

支払い方法も店舗によって異なるため、現金や旅行者向けに利用できるモバイル決済の準備をしておくと安心です。

山塘街はこんな人におすすめ

  • 上海から日帰り旅行をしたい人
  • 中国の水郷風景を楽しみたい人
  • 歴史ある街並みや古い建物が好きな人
  • 運河沿いをのんびり散策したい人
  • 現地で生煎を食べてみたい人
  • 観光客向けの高級店より庶民的な食堂が好きな人

まとめ|蘇州・山塘街で本場の生煎を味わう

上海から高速鉄道に乗り、蘇州の人気観光地「山塘街」を訪れました。

山塘街には、白壁と黒い瓦の建物、運河、石橋など、蘇州らしい歴史的な風景が残っています。

近代的な上海とは異なる、素朴で味わい深い街並みを楽しめました。

山塘街にある「大阿二生煎」では、名物の生煎を実食。

底の皮は香ばしくパリッとしており、中には大きな肉餡が入っていました。

訪問時は少し冷めていたため、熱い肉汁が噴き出すことはありませんでしたが、味は十分においしく、食べ応えもあります。

優しい味のワンタンや、不思議な味わいの豆腐花も含め、蘇州の庶民的な食文化を体験できました。

上海旅行で少し足を延ばしたい方は、蘇州と山塘街を日帰り観光の候補に入れてみてください。

歴史ある水郷の街並みと、本場の生煎を一緒に楽しめます。



2 件のコメント

  • 街並みの雰囲気も、お店の雰囲気も、食べ物も全部いい雰囲気~!
    何か、ジャッキーチェンが出てきそうな雰囲気~!

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