伊豆大島へ旅行するなら、ぜひ宿泊先の候補に入れてほしいホテルがあります。
それが、三原山の中腹に建つ大島温泉ホテルです。
私が大島温泉ホテルをおすすめしたい理由は、大きく分けて2つあります。
1.露天風呂から三原山を望む絶景が楽しめること
2.夕食で名物料理「椿フォンデュ」を楽しめること
絶景露天風呂のある温泉ホテルなら、ほかの観光地にもありそうですよね。
しかし、椿フォンデュとなると話は別です。
「椿フォンデュって何?」
名前を聞いただけでは、椿の花をチーズに浸して食べる料理にも聞こえますが、もちろん違います。
串に刺した肉や魚介類、野菜などへ衣をつけ、高温の椿油へ入れて自分で揚げながら食べる、大島温泉ホテルの名物料理です。
チーズフォンデュやチョコレートフォンデュの椿油版……と説明したいところですが、完成した料理はどう見ても串揚げ。
つまり、伊豆大島ならではの椿油を使った、体験型の串揚げ料理です。
伊豆大島は椿の名所として知られ、椿油も島を代表する特産品のひとつ。
椿油にはオレイン酸が多く含まれ、食材がカラッと軽い食感に仕上がるのも特徴とされています。
とはいえ、揚げ物であることに変わりはありません。
「椿油だから、いくら食べてもゼロカロリー」という夢のような油ではないので、そこだけは冷静にいきましょう。
それでも、自分の目の前で好きな食材を揚げ、熱々の状態で食べられる夕食は、普通の会席料理とはまったく違う楽しさがあります。
今回は、大島温泉ホテルで実際に椿フォンデュを体験した様子を、写真とともに詳しくご紹介します。
大島温泉ホテルの宿泊料金・空室を比較
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※料金・空室状況・プラン内容は各予約サイトでご確認ください。
大島温泉ホテル名物「椿フォンデュ」とは?
椿フォンデュは、伊豆大島特産の椿油を鍋で熱し、魚介類や野菜などへ衣をつけて、自分の席で揚げながら食べる料理です。
大島温泉ホテルの公式サイトでも、現在までホテルを代表する名物料理として紹介されています。
食材を一度にすべて鍋へ入れるのではなく、串を1本ずつ椿油へ沈め、揚がったものから熱々のうちに食べていきます。
調理そのものが夕食のイベントになるので、料理が運ばれてくるのを待って食べる一般的な宿の夕食とは、楽しみ方が少し違います。
家族で「次は何を揚げる?」と相談したり、カップルや友人同士で揚がり具合を確認したりと、食卓が自然に盛り上がる料理です。
食事は部屋食ではなくレストランまたは大広間
大島温泉ホテルの食事は部屋食ではありません。
私が宿泊した際は食堂でいただきましたが、現在の案内では、夕食はレストランまたは大広間で提供されます。
利用者側で会場を選ぶことはできず、宿泊日や当日の状況によってホテル側が案内する形です。
夕食の案内時間は18:00~20:30となっていますが、宿泊プランや当日の運営状況によって変更される可能性もあるため、チェックイン時に確認しておきましょう。
椿フォンデュの宿泊料金と料理内容について
私が宿泊した当時は、2名1室利用で1人11,880円のプランでした。
そのプランで提供された椿フォンデュの具材が、こちらです。
こちらは、いわば椿フォンデュのスタンダードバージョン。
野菜や魚介類など、さまざまな具材が串に刺された状態で並んでいます。
【2026年7月時点の補足】
現在も公式サイトでは椿フォンデュプランが案内されていますが、宿泊料金は宿泊日、客室、人数、予約方法などによって変動します。公式トップページには大人1名16,500円からの表示がありますが、一部の料理紹介ページには以前の料金表記も残っています。11,880円を現在の固定料金とは考えず、必ず予約画面に表示される最新料金をご確認ください。
料理はスタンダードのほか、食材を追加したグレードアップやプレミアムを選べる場合もあります。
ただし、選択できる内容や追加料金、提供される食材は、プランや季節、禁漁期間、当日の仕入れ状況によって変わります。
特に伊勢海老など目当ての食材がある場合は、予約前にプラン内容をよく確認することをおすすめします。
1人用の小さな鍋で椿油を熱する
そして、こちらが椿フォンデュに使う揚げ物用の鍋です。
1人用といった感じの、かわいらしい小さな鍋ですね。
中央が丸く、周囲が花びらのように広がっている独特の形をしています。
ひょっとして、椿の花をイメージした鍋なのでしょうか。
椿油が高温になっているため、串を入れるときや取り出すときは、油がはねないように注意が必要です。
小さなお子さんと一緒に食べる場合は、鍋へ手を近づけすぎないよう、大人がしっかり見守りましょう。
椿フォンデュの食べ方を写真付きで紹介
それでは、実際に椿フォンデュを揚げてみます。
基本的な食べ方は簡単です。
串に刺された食材へ衣をまんべんなくつけ、熱した椿油へ静かに入れます。
食材の種類や大きさに合わせて中まで火を通し、きつね色になったら完成です。
最初は玉ねぎから揚げてみる
まずは、火の通り具合が分かりやすそうな玉ねぎから挑戦してみます。
玉ねぎ全体へ、衣をまんべんなくつけていきます。
衣がついたら、椿油の中へゆっくり沈めます。
油へ入れた瞬間、「ジュワーッ」という食欲を刺激する音が響きます。
目の前で衣の色が変わっていくので、待っている時間も退屈しません。
数分待って、衣がカラッと揚がったら完成です。
揚げたてなので、当然ながら熱々。
衣はサクサクで、中の玉ねぎにはしっかり甘みがあります。
自分で揚げたという達成感まで加わり、普通の串揚げよりおいしく感じます。
ただし、本当に熱いので、勢いよく口へ入れると大変なことになります。
ニンニクに見えるけれど中身はエビ
続いては、こちらの白い食材。
見た目はニンニクのようにも見えますが、実はエビの身です。
こちらにも、しっかり衣をつけていきます。
椿油へ入れて、中まで十分に火を通したら出来上がり。
プリッとしたエビの食感と、サクサクの衣がよく合います。
揚げたての串揚げは、それだけで反則級のおいしさ。
厨房で揚げて運ばれてくる料理もいいですが、鍋から引き上げて数秒後に食べられる椿フォンデュには勝てません。
サツマイモは少し長めに揚げる
お次はサツマイモです。
サツマイモにも、たっぷり衣をつけます。
サツマイモは厚みがあり、中まで火が通るのに少し時間がかかります。
ほかの食材よりも、揚げ時間をやや長めにするのがよさそうです。
外はサクッと、中はホクホク。
加熱することで甘みも増し、おかずというよりデザート感覚でも楽しめます。
ナスは油との相性が抜群
続いて、ナスも揚げてみます。
ナスは油を吸うと、やわらかくジューシーになります。
椿油で揚げた衣は比較的軽い食感なので、油を吸いやすいナスでも重たさを感じにくく、おいしく食べられました。
肉厚のしいたけを揚げる
次は、しいたけです。
しいたけは噛んだ瞬間、中から旨味がジュワッと広がります。
揚げたては非常に熱く、しいたけの中に熱気まで閉じ込められているので注意しましょう。
ピーマンは短時間でも揚がりやすい
こちらはピーマン。
ピーマンは薄いため、比較的短時間で揚がります。
サツマイモと同じ感覚で放置すると、少々揚げすぎてしまうかもしれません。
いろいろな食材を揚げているうちに、それぞれの適切な時間が分かってくるのも椿フォンデュの面白いところです。
魚の串は噛むと湯気が立ち上る
こちらは……サバでしょうか。
魚の種類は、宿泊した時期や当日の仕入れによって異なる可能性があります。
しっかり揚げてから口へ運びます。
噛むと中から旨味がジュワッと広がり、湯気が立ち上りました。
魚介類も、揚げたてならではのふっくらした食感を楽しめます。
ホタテも椿油で揚げる
ホタテもありました。
ホタテは火を通しすぎると硬くなりやすいため、揚げすぎないように気をつけます。
外側はサクサク、中にはホタテの甘みが残っており、魚介類と椿油の相性のよさを実感できました。
飾りだと思っていた伊勢海老も食べられる
そして、具材のお皿には、なんと伊勢海老まで乗っていました。
最初は豪華さを演出するための飾りだと思っていたのですが、この伊勢海老もきちんと食べられます。
ただし、現在はプランや禁漁期間、仕入れ状況によって伊勢海老が含まれない場合もあります。
伊勢海老を楽しみたい方は、予約するプランの料理内容を事前に確認してください。
伊勢海老の足はかき揚げに
伊勢海老の足は、まとめてかき揚げにしてもらいました。
細い足の部分まで無駄にせず、香ばしく食べられます。
カリカリした食感で、お酒のつまみにもよさそうです。
伊勢海老の頭も真っ二つにして揚げる
さらに、伊勢海老の頭は真っ二つにして揚げていただきます。
さすがに、硬い伊勢海老を自分で真っ二つにするわけではありません。
伊勢海老の下処理や調理は、食堂の方が対応してくれました。
頭の部分は、海老味噌の濃厚な旨味と香ばしさを楽しめます。
身だけでなく、足や頭まで調理してもらい、伊勢海老1匹を余すところなく食べ尽くしました。
見た目も豪華で、味もおいしい。
しかも、自分で揚げるので楽しい。
旅行先での夕食に求めるものが、ほとんどそろっています。
椿フォンデュは家族・カップル・友人旅行におすすめ
椿フォンデュは、単に伊豆大島の食材を味わうだけの料理ではありません。
串へ衣をつける、椿油へ入れる、揚がる様子を眺める、熱々を食べる。
この一連の作業そのものが、夕食の楽しい思い出になります。
家族旅行なら、子どもと一緒に「次は何を揚げようか」と盛り上がれます。
カップルや友人同士の旅行なら、揚げ加減を相談しながら、ゆっくり食事を楽しめます。
もちろん1人旅でも、誰にも急かされず、自分のペースで揚げたてを独占できます。
自分で調理するのが面倒に感じる方には向かないかもしれませんが、体験型の食事が好きな方には、かなりおすすめです。
大島温泉ホテルをおすすめするもう1つの理由
大島温泉ホテルをおすすめするもう1つの理由は、露天風呂から眺める景色が絶景であることです。
大島温泉ホテルは三原山の中腹に位置し、露天風呂からは原生林越しに雄大な三原山を望めます。
周囲に大きな建物がなく、火山島ならではの自然を眺めながら源泉かけ流しの温泉に入れるのが魅力です。
その絶景を私が撮影した写真でお見せしたかったのですが、滞在中はずっと悪天候。
楽しみにしていた三原山も、ほとんど見えませんでした。
絶景露天風呂を紹介する記事なのに、私が見たのは絶景ではなく、ほぼ雲と霧。
天気ばかりは、宿泊料金を追加してもグレードアップできません。
そこで、大島温泉ホテルの公式サイトに掲載されていた景色の写真をご紹介します。
天気が良ければ、露天風呂からこのような雄大な三原山を見渡せます。
温泉に浸かりながら眺める三原山は、大島温泉ホテルだからこそ楽しめる景色です。
なお、山の天候は変わりやすく、客室や露天風呂からの眺望が必ず保証されるわけではありません。
絶景が見られたら大当たり、見えなかったら「もう一度泊まりに来る理由ができた」と、前向きに考えましょう。
三原山温泉の利用時間
大島温泉ホテルの温泉は、無色透明の単純温泉です。
宿泊者の入浴時間は、2026年7月時点の公式案内では以下のとおりです。
宿泊者:15:00~24:00/翌朝5:00~9:00
夜だけでなく早朝にも入浴できるため、天気が悪かった場合は、翌朝にもう一度三原山の眺望へ挑戦できます。
日帰り入浴も実施されていますが、混雑時には入場制限がかかる場合があります。利用時間や料金は変更される可能性があるため、訪問前に公式サイトをご確認ください。
大島温泉ホテルの基本情報【2026年】
施設名:大島温泉ホテル
住所:東京都大島町泉津字木積場3-5
電話番号:04992-2-1673
チェックイン:15:00~
チェックアウト:10:00まで
駐車場:無料・約50台
客室:全館禁煙
食事会場:夕食はレストランまたは大広間、朝食はレストラン
【送迎バス利用時の注意】
入港地からホテルまでの無料送迎バスは、原則として事前予約が必要です。港からの迎えは午後の定期便到着時に限られ、大型客船の早朝到着便、午前便、航空便は迎えの対象外と案内されています。船便や入港地によって運行内容が変わる場合があるため、予約時に必ず確認してください。
伊豆大島では、その日の天候によって船が到着する港が元町港または岡田港に変更されることがあります。
「ホテルの送迎を予約したから、あとは何も見なくて大丈夫」と油断せず、到着当日は利用する船の入港地も確認しておきましょう。
まとめ|椿フォンデュと絶景露天風呂を楽しめる大島温泉ホテル
大島温泉ホテルは、伊豆大島らしい食事と温泉を一度に楽しめる宿です。
名物の椿フォンデュでは、島の特産品である椿油を使い、魚介類や野菜を自分で揚げながら、出来たてを味わえます。
普通の串揚げに見えるかもしれませんが、旅行先の夕食として体験すると、これが想像以上に楽しい。
食材によって揚げ時間を変えたり、熱々をほおばったりする時間も含めて、伊豆大島旅行の思い出になります。
さらに、天気に恵まれれば、源泉かけ流しの露天風呂から雄大な三原山を一望できます。
椿フォンデュを食べるために泊まり、絶景露天風呂で癒やされる。
この2つだけでも、大島温泉ホテルを選ぶ理由として十分ではないでしょうか。
大島温泉ホテルの宿泊料金・空室を比較
椿フォンデュと三原山温泉を楽しみたい方は、楽天トラベルとじゃらんで料金・空室を比較できます。
※料金・空室状況・プラン内容は各予約サイトでご確認ください。
伊豆大島で少し変わった夕食を楽しみたい方、三原山の自然を間近に感じながら温泉へ入りたい方は、大島温泉ホテルを宿泊先の候補に入れてみてください。
ただし、椿フォンデュの食材や宿泊料金、送迎時間などは、予約日やプランによって変わります。
予約前には、必ず大島温泉ホテルの公式サイトで最新情報を確認しましょう。
そして露天風呂から三原山がきれいに見えた方は、悪天候しか見られなかった私の分まで、しっかり絶景を堪能してください(笑)






















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