栃木県佐野市へ、青ねぎラーメンを食べに行ってきました。
今回訪れたのは、佐野青ねぎラーメン発祥の店として知られる「ラーメン太七(たしち)」さん。
佐野ラーメンといえば、平打ちの縮れ麺と、澄んだあっさりスープが特徴です。
そこへ、私の大好物である青ねぎを山ほど投入。
ラーメンとねぎ。
好きなもの同士を組み合わせれば、まず失敗はないはずです。
ただし、写真を見る限り、青ねぎの量は「少々多め」というレベルではありません。
ラーメンの上にねぎを載せたというより、ねぎ畑の下へラーメンを埋めたような一杯です(笑)
佐野青ねぎラーメン発祥の店「太七」
今回訪れたのは、佐野市堀米町にある「ラーメン太七」。
1995年創業の佐野ラーメン店で、青ねぎラーメンの元祖を掲げています。
【太七】栃木県佐野市堀米町42-3
東武佐野線の堀米駅からは徒歩約10分。
車の場合は、佐野藤岡ICから約13分、佐野田沼ICから約11分です。
公式サイトでは、34台分の駐車場が案内されています。
人気店なので、駐車場が広いのはありがたいですね。
店頭では「さのまる」がお出迎え
お店へ到着すると、佐野市のブランドキャラクター「さのまる」がお出迎え。
夜になると光りそうな、存在感のある看板です。
さのまるは、佐野ラーメンのお椀をかぶり、腰には佐野名物のいもフライを差しています。
ところが、太七の店頭にいたさのまるを見てみると……
脇差しが、どう見てもニンジン。
あるいは巨大な唐辛子です(笑)
いもフライにしては細長く、色も妙に鮮やか。
もしかすると、戦闘用に辛さを強化した特別仕様なのかもしれません。
太七の青ねぎラーメンが登場
それでは、お目当ての青ねぎラーメンを注文します。
しばらくして運ばれてきた一杯が、こちら。
……青い。
いや、正確には緑ですが、何しろ青ねぎラーメンです(笑)
丼の表面は、細かく刻まれた青ねぎで完全に覆われています。
チャーシューもメンマもナルトも、まったく見えません。
ラーメンを注文したはずなのに、最初に目へ入るのは大量の野菜。
健康的な食事のように見えますが、あくまでラーメンです。
青ねぎが多いからといって、カロリーが帳消しになるわけではありません(笑)
丼の下のお盆は青ねぎ落下対策?
ラーメンの丼は、お盆に載せられて運ばれてきました。
普通のラーメンなら、丼だけでも特に問題はありません。
しかし、この青ねぎラーメンは、表面ぎりぎりまでねぎが盛られています。
箸を入れた瞬間、丼の外へ青ねぎが飛び出す可能性は十分あります。
お盆は、あふれたスープを受けるためではなく、青ねぎ避難所として用意されているのでしょうか。
少なくとも、食べ始める前から丼の周辺警備は万全です(笑)
国産青ねぎはシャキシャキで臭みなし
太七では、国産の青ねぎにこだわっているとのこと。
これだけ大量に入っていると、ねぎ特有の辛味や青臭さが強いのではないかと心配になります。
ところが、実際に食べてみると臭みはほとんどありません。
食感はシャキシャキ。
口の中で爽やかな香りが広がり、あっさりしたスープによく合います。
ねぎが主張しすぎてスープの味を消すこともなく、むしろ食感と香りを加える役割を果たしていました。
ねぎ好きには、まさに夢の光景。
ねぎが苦手な方には、開始3秒で悪夢です(笑)
青ねぎ専用の穴あきレンゲが付いてくる
青ねぎラーメンには、レンゲが2本付いてきます。
1本は普通のスープ用レンゲ。
もう1本は、穴がたくさん開いた青ねぎ専用レンゲです。
普通のレンゲですくうと、青ねぎだけでなくスープまで大量に入ってしまいます。
しかし、この穴あきレンゲなら、スープを落としながら青ねぎだけを回収できます。
丼の底へ逃げ込んだ青ねぎを、1本たりとも見逃さないための専用装備です。
青ねぎラーメンに対する店の執念を感じますね。
ここまでされたら、食べ残すほうが難しいでしょう(笑)
太七の麺はモチモチした平打ち縮れ麺
大量の青ねぎをかき分け、麺を引き上げてみます。
麺は幅広で、少し不規則に縮れています。
食感はモチモチ、表面はツルツル。
縮れた部分へスープが絡み、口へ運ぶたびに醤油スープの香りが広がります。
一般的な佐野ラーメンは、青竹を使って生地を打つ製法で知られています。
ただし、太七の公式サイトによると、同店ではさぬきうどんを製麺する機械を使い、強いコシを出しているとのこと。
少し長めに作られた麺は、スルスルすすりやすいよう工夫されています。
佐野ラーメンだから必ず青竹手打ち、と決めつけてはいけないのですね。
ラーメンの世界も、見た目以上に製法が複雑です。
澄んだ醤油スープはあっさりなのにコクがある
スープは、麺や具材が透けて見えるほど澄んだ醤油味。
見た目どおり、口当たりはあっさりしています。
しかし、薄いわけではありません。
だしの旨味と醤油の風味がしっかりあり、飲み進めるほどコクを感じます。
大量の青ねぎが加わることで、後味はさらに爽やか。
脂の多い濃厚ラーメンとは違い、最後まで重くなりにくい味です。
予想していた方向性のスープでしたが、実際は予想以上のおいしさでした。
つまり、私の予想能力より、太七の調理能力のほうが上だったということです(笑)
青ねぎの下から具材が次々に登場
最初は青ねぎ以外、何も見えません。
しかし、食べ進めると、青ねぎの下からさまざまな具材が姿を現します。
・チャーシュー2枚
・メンマ
・ナルト
・そのほかの定番具材
まるで、草むらの中から次々に仲間を発見するゲームのようです。
ねぎだけでは味や食感が単調になりそうですが、チャーシューやメンマを挟むことで最後まで飽きずに食べられます。
チャーシューが見つかったときは、ちょっと得した気分になります。
もともと料金に含まれているのですが(笑)
現在の青ねぎラーメンは醤油・塩から選べる
2026年現在、青ねぎラーメンは醤油味と塩味から選べます。
公式メニューに掲載されている価格は1,080円です。
初めてなら、佐野ラーメンらしい澄んだ醤油味がおすすめ。
青ねぎの爽やかさをより前面に感じたい方は、塩味もよさそうです。
ねぎとスープの組み合わせを確認するため、2杯注文して食べ比べたいところ。
ただし、青ねぎの総量も2倍になります。
食後はしばらく、自分自身が薬味になったような香りを放つかもしれません(笑)
友人は「冷やしラーメン」を注文
一緒に訪れた友人は、冷やしラーメンを注文しました。
見た目だけなら、ごく普通の醤油ラーメンです。
しかし、よく見るとスープの手前側と奥側に氷が浮いています。
冷やし中華のように汁が少ない料理ではなく、通常のラーメンと同じようにスープがたっぷり。
しかも、そのスープが完全に冷たいのです。
見た目は温かそうなのに、口へ入れると冷たい。
脳と舌の意見が一瞬食い違います(笑)
冷たいのに脂が固まっていない不思議
普通のラーメンスープを冷やすと、表面の脂が白く固まりそうですよね。
ところが、この冷やしラーメンには、目立った脂の固まりがありません。
おそらく、冷やしても口当たりが悪くならないよう、油分やだしの配合を工夫しているのでしょう。
ちょっと味見をさせてもらうと、非常にさっぱりしています。
冷たいながらも、佐野ラーメンらしい醤油とだしの風味はしっかり残っていました。
暑い日でもスルスル食べられる一杯です。
単純に温かいラーメンへ氷を入れただけでは、こうはならないでしょう。
もし家庭でまねをしたら、脂の島が浮かぶ悲しいラーメンになる可能性があります(笑)
現在は「冷やし佐野ラーメン」として販売
2026年現在、公式メニューには「冷やし佐野ラーメン」として掲載されています。
価格は1,280円。
一般的な冷やし中華も同じく1,280円です。
過去にはテレビ番組でも紹介されており、太七の個性的なメニューとして知られています。
暑い季節に佐野ラーメンを食べたいけれど、熱いスープで汗だくにはなりたくない。
そんな方に向いた一杯ですね。
青ねぎラーメン以外のメニューも豊富
太七は青ねぎラーメンが有名ですが、それ以外のメニューも充実しています。
2026年現在の主なメニューは、次のとおりです。
・ラーメン:900円
・ねぎラーメン:1,050円
・青ねぎラーメン:1,080円
・チャーシューメン:1,350円
・ねぎチャーシュー:1,400円
・みそラーメン:1,080円
・生姜ラーメン:1,070円
・冷やし佐野ラーメン:1,280円
・餃子:530円
・佐野名物いもフライ:250円
毎週水曜日は、通常530円の餃子が350円になるサービスも実施されています。
青ねぎラーメンに餃子、さらにいもフライまで注文すれば、佐野名物の一斉攻撃です。
テイクアウトにも対応
太七では、温かいラーメンや餃子、チャーハン、ねぎめしなどのテイクアウトにも対応しています。
持ち帰り用の生ラーメンは、正油味2食入り600円。
チャーシューも1本または半分で販売されています。
電話で事前に注文しておくと、受け取りがスムーズです。
ただし、店内での食事予約は受け付けていません。
佐野市内はラーメン店だらけ
佐野駅周辺や市内を車で走っていると、至るところでラーメン店の看板を目にします。
個人経営の佐野ラーメン店だけでなく、全国展開するチェーン店も営業しています。
佐野市にあるチェーン店なら、限定で佐野ラーメンを出しているのではないか。
そう思いましたが、基本的には他地域の店舗と同じメニューのようです。
佐野ラーメンの本場で、あえて別系統の味で勝負する。
かなり勇気のある経営戦略です。
佐野ラーメン激戦区でチェーン店が支持される理由
佐野市民が毎日必ず佐野ラーメンを食べたいとは限りません。
今日は濃厚な味噌ラーメン。
明日は豚骨ラーメン。
たまには全国チェーンの安定した味。
地元に名物料理があるからこそ、それ以外の味を食べたくなる日もあるでしょう。
佐野ラーメン激戦区でチェーン店が営業を続けられるのは、地元住民の「今日は佐野じゃない」という需要をつかんでいるからかもしれません。
名物の本場にも、名物を休む日が必要なのです(笑)
行列とスープ切れに注意
太七は人気店のため、昼時や土日祝日は行列ができる場合があります。
予約はできず、基本的に来店順での案内です。
また、営業時間内であっても、麺やスープがなくなり次第終了します。
確実に食べたいなら、開店直後か、混雑のピークを少し外した時間に訪れるのがおすすめです。
閉店間際に到着し、青ねぎだけはあるけれどスープがない。
そんな状態では、もはやラーメンではなく薬味の直売会です(笑)
店内はカウンター・テーブル・座敷あり
店内には、カウンター席、テーブル席、座敷席があります。
総席数は約41席。
1人でのラーメン巡りから、家族連れまで利用しやすい造りです。
店内は全面禁煙なので、子ども連れやたばこの煙が苦手な方も利用しやすいでしょう。
2026年版・ラーメン太七の店舗情報
店舗名:ラーメン太七
住所:栃木県佐野市堀米町42-3
電話番号:0283-21-8448
平日・土曜・祝日:11:00~14:30、17:00~21:00
日曜日:11:00~21:00
ラストオーダー:20:00
定休日:木曜日
早仕舞い:麺・スープがなくなり次第終了
アクセス:東武佐野線・堀米駅から徒歩約10分
車でのアクセス:佐野藤岡ICから約13分、佐野田沼ICから約11分
駐車場:公式サイトでは34台分
席数:約41席
予約:店内飲食は予約不可
禁煙・喫煙:全席禁煙
主な名物:青ねぎラーメン、冷やし佐野ラーメン、餃子、もつ焼き
青ねぎラーメン:1,080円
冷やし佐野ラーメン:1,280円
営業時間、価格、支払い方法、駐車可能台数は変更される場合があります。
訪問前に公式サイトや公式Instagramで営業カレンダーをご確認ください。
まとめ|青ねぎ好きなら一度は食べたい佐野ラーメン
佐野青ねぎラーメン発祥の店、ラーメン太七。
運ばれてきた一杯は、丼の表面が見えなくなるほど大量の青ねぎで覆われていました。
これだけ入っていても青臭さや強い辛味はなく、シャキシャキした食感と爽やかな香りを楽しめます。
モチモチの平打ち縮れ麺と、澄んだ醤油スープとの相性も抜群。
さらに、丼の底へ沈んだ青ねぎを救出する専用の穴あきレンゲまで用意されています。
青ねぎへの愛情と、食べ残しを絶対に許さない強い意志を感じる一杯でした(笑)
友人が注文した冷やし佐野ラーメンも、冷たいスープなのに佐野ラーメンらしい風味を失わず、暑い日にぴったり。
青ねぎ好きなら青ねぎラーメン。
暑さに弱いなら冷やし佐野ラーメン。
両方気になるなら、友人を連れて行って少し分けてもらいましょう。
ただし、相手が青ねぎ嫌いの場合、交換条件として大量のねぎがこちらへ移籍してくる可能性があります(笑)












佐野ラーメンってもしかしたら1度も食べた事が無いかも知れません(汗)
よくテレビに出ていた店主の印象があまりよく無かったっていうのも有りますが(苦笑)
ネギは大好きなんでこれは是非食べてみたいっすね(笑)
他の店でこれに近いラーメンを食べた事があります。スープのベースはとんこつなんですが
佐野ラーメンは醤油ベースですよね。
なので全く味の印象は違うかと思うのですが
ネギの辛さが引き立ち美味しかったですw
冷たいラーメンは…どうなんでしょうかね(苦笑)
食わず嫌いみたいな感覚ですいません。
でもサッパリという観点からすると焼肉屋さんとかで食べるアレと同じ感じなんでしょうかね(笑)
佐野ラーメンはあっさり醤油味で万人受けしそうな味ですね。
このラーメンはネギ凄いですよね。佐野ラーメンというよりは、このネギラーメンを食べに行ったようなものです(笑)
冷やしラーメンも旨かったですよ。
本当に温かいのがこのまま冷たくなったような味で、しかし普通にスープも麺も具も美味しかったです😊
冷麺とはまたちょっと違いましたね。