伊豆半島・河津にある一棟貸しの宿泊施設「Tiny Base(タイニーベース)」へ家族で遊びに行ってきました。
今回泊まったのは、一般的なホテルや旅館とはかなり雰囲気が違う「Tiny Base The River HOUSE」。
名前の通り「タイニーハウス」をイメージした建物で、コンパクトながら遊び心のある空間になっています。
「タイニーハウス」という言葉を聞いたことがありますか?
タイニーハウスとは、アメリカを中心に広まった「小さな家」という住まい方。
必要最低限のスペースを上手に活用し、工夫された間取りやデザインで快適に暮らすスタイルです。
Tiny Baseは、そんなタイニーハウスの面白さを宿泊施設として楽しめる場所。
一人でひっそり暮らす小屋というより、家族や仲間でワイワイ楽しめる貸し切りの秘密基地といった感じです。
個人的には、
「キャンプ以上、グランピング未満」
という表現がしっくりきました。
自然の中で過ごすアウトドア感はありながら、ベッドやキッチン、トイレ、シャワーなどの設備もしっかり。
テント設営で旅行初日から体力を全部持っていかれる心配もありません。
Tiny Baseは普通のホテルや旅館と何が違う?
Tiny Baseは、ホテルのように至れり尽くせりのサービスを受ける宿というより、自分たちで自由に楽しむ別荘に近い宿泊スタイルです。
今回宿泊したThe River HOUSEでは、こんな特徴がありました。
- 板張りを中心としたアウトドア感のある室内
- キッチン付きで自炊できる
- 大型BBQグリルがある
- ロフト付き
- 専用の庭がある
- 1グループで貸し切って利用できる
- 食事は基本的に自分たちで準備
料理を作ったり、BBQをしたり、コーヒーを淹れたり。
誰かに時間を決められることなく、好きなように過ごせます。
「暮らすように泊まる」という言葉がよく似合う宿ですね。
グランピングに近いけど、もっと自由
以前グランピング施設にも宿泊しましたが、Tiny Baseは雰囲気としてはかなり近いと思います。
ただし、グランピングのように食事から道具まで全部準備されていて「はい、あとは楽しんでください」というスタイルではありません。
食材を買ってきたり、自分たちで料理をしたり。
その分、自由度はかなり高めです。
「キャンプは好きだけど、テント泊はちょっと大変」
「ホテルより自然を感じたい。でも最低限の快適さは欲しい」
そんな人には、かなり面白い選択肢だと思います。
Tiny Baseは現在も河津を中心に複数の施設を展開しています。今回宿泊したThe River HOUSEは現在、温泉・バスタブ付きにリニューアルされています。一方、The River HOUSEにはプライベートサウナはありません。私が宿泊した当時とは設備やチェックイン方法が変わっているため、予約時に最新情報をご確認ください。
Tiny Base The River HOUSEへ
今回利用したTiny Base The River HOUSEは、伊豆半島の南東側にある静岡県河津町にあります。
河津といえば、やっぱり有名なのが河津桜。
毎年、桜の季節になると多くの観光客が訪れる伊豆の人気エリアです。
【Tiny Base The River HOUSE & TRAILER】
静岡県賀茂郡河津町浜74−2
「なんでThe Riverなんだろう?」
と思っていましたが、現地へ着けば一発で分かります。
目の前を河津川が流れているから。
しかも川沿いには河津桜の並木道。
桜の季節に泊まったら、これは相当いい景色になりそうです。
Tiny Base The River HOUSEの外観
そんな河津川沿いに今回のお宿、「The River HOUSE」があります。
河津川までは徒歩数秒。
「川の近く」というより、ほぼ川の前です。
自然を感じながらのんびり過ごすには、かなりいいロケーション。
駐車スペースはこちら。
訪問当時も案内は2台まで。
現在のTiny Baseの案内でも駐車場は2台・無料となっています。
見た目には余裕があるように感じても、台数については公式案内に従うのが安心ですね。
入口を開けると、いきなり専用の庭!
入口から敷地内へ入ると、まず目に飛び込んできたのが広々とした庭。
ホテルの共用スペースではありません。
ここを自分たちだけで使える。
子供たちは到着早々テンションアップ。
普段のホテルではなかなか味わえない「ここ全部使っていいの?」という特別感があります。
庭には本格的なBBQグリル
庭から階段を少し上ったところには、今回楽しみにしていた大型BBQグリルがあります。
フタを開けて使う、本格的なタイプ。
海外製なので、日本でよく見るBBQコンロとは勝手が少し違います。
点火レバーを回す方向も日本製とは逆。
最初は、
「あれ?火つかないぞ?」
となりましたが、分かってしまえば問題ありません。
屋根付きなので多少の雨ならBBQできそう
BBQグリルの場所は屋外ですが、横はガラス張りで上には屋根があります。
完全な屋外というより半屋外ですね。
多少の雨なら楽しめそうな造りでした。
もちろん強風や荒天ならBBQどころではありませんので、そこは安全第一で。
室内側から見るとこんな感じです。
チェックイン方法は宿泊当時から変更|2026年現在はレセプション棟へ
BBQグリルの横には「HOUSE」と書かれた看板と、ダイヤル式のボックスがありました。
訪問当時は、事前に教えてもらった番号でロックを解除。
中に鍵が入っています。
その鍵で室内入口を開ける仕組みでした。
スタッフさんがフロントで「いらっしゃいませ」と迎えてくれる一般的なホテルとはまったく違います。
このセルフ感も秘密基地っぽくて面白い。
ただし、2026年現在はThe River HOUSEのチェックイン方法が変更されています。
現在、HOUSE/TRAILERを利用する場合は、まずレセプション棟(静岡県賀茂郡河津町浜390-1)でチェックイン手続きを行う案内になっています。
予約後に宿泊者情報を入力するとチェックインコードやハウスマニュアルが案内されるため、宿泊前に最新のメール・案内を確認しておきましょう。
ガラスドアの先には開放的なバルコニー
鍵を開けてガラスドアをガラガラ……。
そこに現れたのがこちら。
広々としたバルコニースペースです。
中央には大きなテーブル。
イスにはフカフカの敷物まで用意されています。
アウトドア感はあるけど、ちゃんと快適。
このバランスがTiny Baseのいいところですね。
この日は9月下旬。
まだ蚊が元気に活動する季節だったので、蚊取り線香を投入。
自然豊かな場所なので、虫対策はしておいたほうがいいですね。
リビングには大きなソファとプロジェクター
バルコニーの隣がメインのリビングスペース。
大きなソファとテーブルが置かれ、まるで別荘。
そして面白いのがプロジェクターです。
大きなスクリーンでYouTubeやAmazonプライムビデオなどを楽しめました。
夜にみんなで映画を見る。
これも普通のホテル泊とはちょっと違う楽しみ方です。
大きな空気清浄機もありました。
リビングとバルコニーの間には扉がありませんが、カーテンで仕切れます。
開放感を楽しみたいなら全開。
落ち着きたければカーテンを閉める。
自由です。
キッチンには調理器具もしっかり
続いてキッチン。
コンパクトですが、必要な設備はしっかり揃っています。
この飾り棚もオシャレ。
大人数の料理をガンガン作る巨大キッチンではありません。
ただ、簡単な料理やBBQの下ごしらえなら十分。
訪問前に問い合わせたところ、当時用意されていた調理器具はこんな感じでした。
- 鍋(大・中・小・さらに小/一番小さいサイズ以外はフタあり)
- フライパン(通常サイズ・約27cm前後)
- ボールとザルセット3種類
- フライ返し、木べら、お玉2種類、泡立て器、菜箸
- ワインオープナー、ピーラー、わさびおろし金、缶切り、栓抜き、計量カップ
- BBQ用トング
- 炊飯器(計量カップ・しゃもじ付き)
- 包丁・まな板
- アルミホイル、ラップ、キッチンペーパー
かなり揃っています。
ただし、これは私が宿泊した当時の内容。
備品は変更される可能性があるので、「これがないと料理できない!」というものは予約前に確認することをおすすめします。
コーヒー豆までありました
キッチンには、さらに嬉しいものが。
コーヒー豆です。
せっかくなので豆を挽いて、ゆっくりドリップ。
こういう場所で自分で淹れるコーヒーって、なぜか家で飲むよりうまいんですよね。
砂糖は喜界島の粗糖。
調味料も用意されていました。
こういう細かい備品があると、持っていく荷物を減らせるので助かります。
宿泊当時のシャワールームとトイレ|現在は温泉・バスタブ付き
キッチンの奥にはトイレとシャワースペース。
訪問時にはボディソープ、シャンプー、コンディショナーも用意されていました。
私が宿泊した当時のThe River HOUSEには浴槽がなく、シャワータイプでした。
ただし、その後リニューアルされ、2026年現在のThe River HOUSEは温泉・バスタブ付きになっています。
写真は宿泊当時の設備なので、現在の浴室とは異なります。
なお、The River HOUSEにはサウナはありません。温泉付きになったことで、私が宿泊した当時よりも「宿でお風呂をゆっくり楽しみたい」という人にも選びやすくなっています。
寝室とロフトは子供が喜ぶ秘密基地
こちらがベッドルーム。
宿泊時は1階にシングルベッドが3台。
さらに2階のロフト部分にセミダブルベッドが1台ありました。
照明は触っても熱くなりにくいタイプ。
そして子供たちが気になるのが、やっぱりロフトです。
ただし階段はかなり急。
階段というより、
「階段の格好をした、ほぼハシゴ」
くらいに考えておいたほうがいいです。
小さな子供が上り下りする場合は、大人が付き添ったほうが安心です。
ロフトにはセミダブルベッド。
天井には開閉できるガラス窓があります。
天気が良ければ、寝ながら星空を眺める……なんてこともできそう。
エアコンも完備されていました。
The River HOUSEの間取りはこちら。
色が付いている部分が室内スペースです。
決して巨大な建物ではありませんが、リビング、キッチン、寝室、ロフト、バルコニーと空間がうまく使い分けられています。
タイニーベースで夕食作り
さて。
部屋の探検が終わったところで、そろそろ夕食です。
Tiny Baseでは基本的に食材を持ち込み、自分たちで料理やBBQを楽しみます。
まずはポップコーンと、時間のかかる焼きイモから準備開始。
ご飯も炊きながら、焼き物を準備します。
ポップコーン担当は私。
子供が楽しみにしていたので、ここは父親としてビシッと成功させたいところ。
……が。
失敗しました。
原因はキッチンのコンロがIHだったこと。
BBQグリルでも試したのですが、炎が鉄板までうまく届かず、コーンが「パチ……パチ……」とやる気のない音を出すだけ。
ポップコーンになる気配なし。
父の威厳も一緒に不発です。
気を取り直してBBQ!
ポップコーンは忘れましょう。
メインのお肉などを焼いていきます。
ホテルならレストランへ行けば料理が出てきます。
ここでは食材を選び、準備して、焼いて、みんなで食べる。
ちょっと面倒。
でも、その「ちょっと面倒」まで含めて遊びなんですよね。
夕食ができるまで子供たちは室内探検
料理中、子供たちは自由時間。
息子はトミカ系の動画が大好きなので、プロジェクターに夢中です。
ただ、プロジェクターは部屋を暗くしないと少し見づらい。
個人的には大きなテレビのほうが気軽かな、とも思いました。
動画に飽きると、今度は室内探検。
普段とは違う部屋にいるだけで、子供にとっては立派な遊び場です。
そして気付いたら……。
娘、寝てました。
さっきまで全力で遊んでいたのに、突然電池が切れる。
子供あるあるですね。
バルコニーで夕食!タイニーベースに乾杯
そんなこんなで夕食完成。
せっかくなのでバルコニーのテーブルでいただきます。
タイニーベースに乾杯!
今回ぜひ試してみたかったのが「バナナのベーコン巻き」。
オリーブオイルを塗ったバナナをベーコンで巻き、焼いて塩コショウ。
文字だけ見ると、
「本当に大丈夫か?」
という組み合わせです。
ところが焼いたバナナがトロトロになって甘さが増し、そこへベーコンの塩気。
これが意外とうまい!
焼きイモも大成功でした。
ポップコーンの借りは焼きイモで返しました。
夜はプロジェクターで映画鑑賞
食事のあとは自由時間。
子供たちが寝たあとは夫婦だけの時間です。
お酒を飲みながら、プロジェクターでAmazonプライムビデオを見ることに。
選んだ映画は「クロール」。
タイトルからして、ハリケーンなどの自然災害から必死に逃げる映画かな?
と思っていたのですが……。
ワニから逃げる映画でした。
「なんだこれ」と言いながら見始めて、
結局、最後まで観ました。
映画ってそういうものです。
翌朝はバルコニーでモーニングコーヒー
翌朝は少しゆっくり起床。
外を見ると爽やかな青空。
こんな朝なら、やっぱりコーヒーでしょう。
バルコニーで豆を挽きます。
朝の静かな時間に外で飲むコーヒー。
これは格別です。
朝食はホットドッグ。
ちなみに私のソーセージだけ激辛タイプ。
爽やかな河津の朝に、口の中だけ灼熱です。
Tiny Base The River HOUSEに泊まった感想
今回泊まったTiny Base The River HOUSEは、ホテルや温泉旅館とはまったく違う楽しみ方ができる宿でした。
キャンプほど準備は大変ではない。
でもホテルほど何でもやってくれるわけでもない。
だからこそ、自分たちで食材を用意して、料理して、BBQして、コーヒーを淹れて、映画を見て……。
宿泊そのものが旅行のイベントになります。
私が最初に感じた、
「キャンプ以上、グランピング未満」
という表現が、やっぱり一番しっくりきます。
特に、
- 家族だけで気兼ねなく過ごしたい
- 子供にちょっと変わった宿泊体験をさせたい
- BBQや料理を楽しみたい
- キャンプは大変だけどアウトドア気分は味わいたい
- 普通のホテルや旅館に少し飽きてきた
という人には面白い宿だと思います。
一方で、自然の多い場所なので虫が苦手な人は注意。
またThe River HOUSEは、Tiny Baseのほかの施設にあるようなプライベートサウナを目的に選ぶ施設ではありません。
河津川沿いのロケーション、一棟貸しの自由さ、BBQやキッチンを使った滞在そのものを楽しみたい人向けですね。
2026年現在のTiny Base予約情報
Tiny Baseは現在、河津周辺で複数タイプの施設を展開しています。
今回紹介したThe River HOUSEとは設備が異なる施設もあり、プライベートサウナやアウトドアバスを備えたタイプもあります。
2026年現在、The River HOUSEは温泉・バスタブ付きですが、サウナはありません。
そのため予約するときは、「Tiny Baseなら全部同じ設備」ではないことに注意してください。
宿泊人数、設備、料金、チェックイン方法なども予約する施設・プランによって確認するのがおすすめです。
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まとめ|河津で普通のホテルとは違う旅をしたいなら面白い!
Tiny Base The River HOUSEで過ごした1泊。
専用の庭があり、BBQをして、子供たちはロフトやプロジェクターで遊び、夜は映画。
翌朝は河津の自然を眺めながらコーヒー。
豪華なホテルのようなサービスがあるわけではありません。
でも、
「家族で何をして過ごそう?」
と考える時間まで含めて楽しい宿でした。
ホテルに泊まって観光地を巡る旅行もいいですが、たまには「泊まる場所そのものを目的地にする旅」もいいものです。
伊豆・河津でちょっと変わった一棟貸しを探している方、BBQを楽しみながら家族や仲間だけでのんびりしたい方は、Tiny Baseを候補に入れてみてはいかがでしょうか。
伊豆で泊まってよかった宿を比較
伊豆でほかの宿も比較してみたい方へ。
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