新型コロナウイルス(covid-19)に感染しないための心得と個人的防御策として、慶応病院のドクターお二方からの情報提供がありました。
ご本人たちも拡散を望まれている情報なので、今回の記事にしてみました。
多くの方に読んでもらえますように。
※お二方の情報をそのまま載せているので、内容が重複している部分があります。
以下、情報です。
ウイルスが飛散するのは、感染者の咳や唾や呼気です。
呼気といっても普通の呼気ではうつりません。
これまでのほとんどの感染は・・・
1.感染者から咳やクシャミで散った飛沫を直接吸い込む
2.飛沫が目に入る
3.手指についたウイルスを食事と一緒に嚥下してしまう
という3つの経路で起こっています。
感染には、ウイルス粒子数が100万個ほど必要です。
1回のクシャミや咳、大声での会話で約200万個が飛び散ると考えられています。
つまり、感染者がマスクをしていると、かなり飛散量を減らすことができます。
なるべく鼻呼吸を心がけ、口呼吸で思いっきりウイルスを肺の奥に吸い込むのはNGです。
外出中は顔、特に目や鼻や口を触らないことが大事です。
常に意識をしておけば、そんなに難しいことではありません。
人と集まって話をするときは、必ずマスクを着用。
食事は対面で食べない。そして、会話をせず食事に集中しましょう。
帰宅後はすぐに手を洗う。
アルコールを玄関ですぐに吹きかけて、ドアノブを拭きましょう。
感染者の多数は感染経路不明。どこにウイルスがあってもおかしくありません。
電車やバスのつり革につかまったらウイルスがつきます。
自販機のボタンを押したらウイルスがつきます。
自宅マンションのドアや郵便ポストに触れたらウイルスがつきます。
その状態で帰宅していると認識しましょう。
喉からウイルスがなくなっても、便からはかなり長期間ウイルスが排出されるという報告があります。
ノロウイルスの防御法と同じよう対処を忘れずに。
コロナウイルス感染の仕組み
1.ウイルスの表面から突き出している突起が鍵となってヒトの細胞表面の鍵穴とマッチすると、ヒトの細胞内に入り込みます。鍵と鍵穴がマッチしなければ感染はおきません。
2.ウイルス自体は脆弱な存在です。フリーの状態(空気中の飛沫などに含まれる状態)では、数日しか生きられません(他の生物の細胞内でしか生きられないため)。
3.ウイルスのコロナ状の突起物はタンパク質で、アルコールや次亜塩素酸、洗剤などによって容易に変性し、変性すると感染力を失います。
4.そのため、生きているヒトからヒトへと渡り歩かない限り、存在し続けることはできません。
5.はしか・風疹・結核のような空気感染は起きません。そのため、空気感染防御のためのN95などのマスクは必要ありません。
6.咳やクシャミなどによって発生した感染者の鼻咽頭分泌物、気管分泌物のミスト(霧状のもの)に乗って飛散し、それを吸い込んだヒトに入り込むので、通常のマスクで十分に防御できます。
7.ミストが付着した感染者の手指でのモノへの直接接触により、ヒトの手指を介して目・鼻・口などの粘膜から入り込みます。
8.逆にいうと、感染ルートは上記の2経路、黄色いアンダーライン部分だけです。
9.全ての未感染者が自ら徹底してこの2経路を遮断すれば、ゴチャゴチャした難しい対策をとらなくても2週間で感染の蔓延は終わるはずです。
個人的対策
1.他人を感染させないことよりも、自分が感染しないことを重点として対策を実施する。
2.家を出るときから帰宅までマスクを装着する。マスクをつけて眼鏡をかけていれば、無意識に手が顔に触れるのを防止することができます。
3.自宅から会社まで不特定多数が触れる部位には必ずウイルスがいます。できるだけ頻繁に手を洗うか消毒をする。消毒液スプレーを見かける度に利用する。
4.コンビニなどで売っているディスポの手袋を着用して外出するのも一案。手袋をしていれば何処に触っても大丈夫ですが、手洗い所で消毒液スプレーを見かけたら、念のために手袋の上から洗浄・スプレーをすることをお勧めします。
(ただし、手袋を外すときに外側に触らないように!外したら、手指を洗浄して消毒をしておく)
5.仕事場に入ったら、手を洗うか消毒する。(仕事場に入るドアノブにもウイルスはついている)
6.自分の仕事机と椅子を除菌ペーパーで清拭する(キッチンハイター等でもOK)。
7.トイレでは、用を足す前とトイレを出て扉を閉めた後に、手指の消毒をする(トイレのドアノブにもウイルスがついている)。
8.ヒトと会う時、対面して話す時にはマスクを着用し、相手にもマスク着用をお願いする。
9.握手・ハグはしない。名刺交換をしたら手指を洗浄か消毒をする。
10.自分の手には常にウイルスが付着していると思って、手洗い所や消毒液スプレーを見かけたら、気軽に手洗い・スプレーをする。
11.お互いのスマホを覗きこんだり、相手のスマホには触らない。相手にも触れさせない。
12.買い物の際には、カート・買い物カゴ・陳列してあるどの商品もすでに不特定多数のヒトが触っているので、買い物が終わったら手指洗浄か消毒をする。
13.会食の際には、共通のトングを利用して料理を取り分けたりしない。
14.帰宅したら、まず洗顔と手洗いをする。服を着替えたら再び手洗い。出入り口のドアノブを清拭する。
15.念のため、家の中でもトイレの後と食事の前には手を洗う。
内容は以上です。
上記の対策で95%の確率で感染を防げるとのことです。
頑張りましょう。
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