NISA(ニーサ)とかつみたてNISAって聞いた事あると思います。
NISAは少額からできる積立投資を支援する制度で、売ったときの利益にかかる税金が非課税になるのがウリです。
株とか投資信託をやっていて、ある時期にそれを売ったとしますよね。
普通なら利益や配当金に対して所得税がかかります。
それが、NISAであれば所得税がかからないのでおトクですよ。という話。
「別にお金を増やそうと思っていない。減りさえしなければいい」
と思っている人は普通預金に預けていればいいですね。
本当はただ普通預金に預けているだけでは段々とお金が目減りしていくのですが、その話はここでは置いておきます。
でも、定期預金をしている人は絶対にやったほうがいいと思うんです。
定期預金をしている人は、当面使わないまとまったお金を持っていて、普通預金よりは金利が高いことを知っているはず。
普通預金だけの人よりも投資思考があると思うんですよね。
でも、定期預金も普通預金も金利はほとんど変わりません。
利息は全然増えないんですよ。
それだったら、その定期預金に預けているお金でつみたてNISAを始めてみませんか?
そんなお話です。
つみたてNISAってなに?
については、書籍やネットでいくらでも情報を得られるので、ここでは詳しくは述べません。
定期預金に預けていても、どうせお金は増えません。
増えないどころか、普通預金と同じく長期でみると目減りしていくんですよ。
それであれば、放置同然のそのお金でつみたてNISAを試してみませんか?
一番伝えたいことなので二度述べました。
たとえば、定期預金に100万円を預けているとします。
そのお金を使い、100万円に達するまで毎月いくらかずつつみたてNISAを続けるのです。
定期預金 → NISAへ預け替える感覚ですね。
銘柄の数は1つじゃないほうがいいです。
とりあえず、3つ~4つくらい選び、それぞれに5千円~1万円ずつ積み立てるといいでしょう。
たとえば、銘柄4つに5千円ずつ積み立てるとすると、月々2万円です。
評価額の様子を見ながら途中で積み立て額を変更しても良いですし、新しい銘柄に変えてもOKです。
それを50ヶ月積み立てると、ちょうど100万円になります。
期間は4年間とちょっとですね。
4年経つ頃には収支はだいぶプラスになっていると思います。
定期預金を4年間続けるよりずっとマシですよ。
ただし、銘柄単体でみると評価額が下がっている場合もありますよね。
そのため、銘柄を一つに絞るのではなく複数組み合わせてリスクを分散するのです。
その他、わたしが気にしている銘柄選びのポイントをお伝えします。
ネット証券がいい
まず、つみたてNISAをするためには口座を開設する必要があります。
リアル店舗がある証券会社はつみたてNISAの取扱い銘柄が少ないんですよね。
なので、当然ながら選択の幅が狭いです。
ですからネット証券で口座開設をしましょう。
わたしがオススメするのは、SBI証券と楽天証券ですね。
取扱銘柄の数が多いですし、知名度があって信用できるネット証券会社です。
逆に、「どれを選んだらいいのかわからないから選択肢が少ない方がいい」、「直接営業マンと話しつつ取引したい」。
という方は、ネット証券にこだわらずにリアル店舗の証券会社や銀行を利用してもOKです。
純資産総額が100億円以上あればいい
各銘柄の詳細を見ると、「純資産総額」を確認することができます。
上の写真はSBI証券のもので、緑色の部分が純資産総額の推移です。
純資産総額が少ない銘柄は不安ですが、100億円あれば大丈夫だとわたしは思っています。
あと重要視しているのは「償還日」。
この償還日で投信が解約になって返金されるのですが、長い目で見て資産を増やしたいなら「無期限」がいいと思います。
辛抱強く待つべし
買った投信の評価額は毎日変動します。
上がったり下がったり。
世の中に何か大きな問題があったときには、ガクーンと下がることもあります。
これは去年のわたしの記事ですが、ちょっと読んでみてください ↓↓
読みましたね?
結局、株も投信も売らなかったのです。
で、その評価額が今どうなっているかというと、完全にコロナ以前に戻りました。
ここで、さきほどのチャートをもう一度ご覧ください。
これ、わたしが持っている投信(つみたてNISA)のうちの一つの評価額推移です。
青線がジグザグで右肩上がりになっていて、あるとき突然ガクーンと下がっていますよね。
これがコロナショックのときの急落です。
急落したけど、その後はジグザグを繰り返して元に戻っていますよね。
短期で見ると上がったり下がったりしますが、長い目でみると段々と上がっていく。
これが投資信託なんですよ。
9.11テロのときも、リーマンショックのときも、東日本大震災のときも直後はガクンと下がりました。
でも、段々と戻るんです。
「損なのはわかっているけど、これ以上マイナスにならないうちに早いとこ売ってしまおう!」
という気持ちはわかります。
でも、そこをじっと我慢です。
現在の日本では、国民の大部分が貯金しまくって経済が停滞しています。
そこで、国民の意識を投資に向けさせ個人の預貯金をあぶり出すためにとられた政策がNISAです。
たとえば、アメリカなどでは国民の投資の意識が高く、多くの人が投資をしているといいます。
自分のお金を働かせてお金を増やし、投資先をも潤すことができる投資。
国の経済を活性化させるためにも投資は不可欠なわけですが、日本人の投資の意識はまだまだ低いんですよね。
投資をギャンブルか何かと勘違いしている人も多いです。
日本人って本当に貯金が大好き。
自分のお金を守りたい、逃すまいとして囲ってしまうのですね。
「ラテン系の人は無貯金で死ぬ。日本人は貯金をたくさん残して死ぬ」
といった格言がありますが、貯めて貯めて亡くなるときには貯金額が最高になっているという。
貯金がたくさんあれば、それだけ子供に残せる。
といわれれば美談のような気もしますが、子供には魚を与えるのではなくて魚の釣り方を教えるもの。
お金を貯めるだけで増やし方を知らない親が、自分の子にお金の増やし方を教えることはできません。
与えた魚などすぐに食べきってしまうのです。
お金って、つかわなければ減る事はありませんよね。
でも、お金を増やすためにはお金をつかう必要があるんです。
それを「投資」といいます。
NISAをしようとしまいと、人生はあっという間。
興味があるならすぐに始めましょ。
コメントを残しましょう