日本では、今でも「投資」に対して少し偏ったイメージを持っている人が少なくないように感じます。
もちろん、怪しい投資話や詐欺が実際に存在する以上、簡単に人を信用しない慎重さは大切です。
しかし、「投資」という言葉を聞いただけで、最初からこんなイメージを持つ人もいます。
怪しい。
騙されそう。
損をしそう。
なんだか犯罪のニオイがする。
……だいぶ濡れ衣ですが。
特に、これまで投資に触れる機会がなかった人ほど、「よくわからないもの=危ないもの」と感じることもあるのかもしれません。
実際、投資にはリスクがあります。
損をする可能性もあります。
だからこそ、何も知らずにお金を出すのではなく、仕組みやリスクを理解して判断することが大切です。
そして、その「投資」の中でも、さらに強烈な反応をされやすいのが不動産投資です。
「大金が動くんでしょ?」
「借金するんでしょ?」
「そんなことをしたら破産するんじゃない?」
というように、話をしただけで全力でブレーキを踏まれることもあります。
不動産投資には、もちろんリスクもあります。
- 空室
- 家賃の下落
- 修繕費
- 金利の変動
- 災害
- 物件価格の下落
だから「何も心配ありませんよ」と言えるものではありません。
ただ、投資についてまったく知らない状態では、リスクだけが必要以上に大きく見えてしまうこともあります。
そして、その問題は自分だけでは終わりません。
結婚相手や家族が不動産投資に強い不安を持っている場合、理解を得ることが大きな壁になることがあります。
不動産投資を始めたい。でも妻や夫に反対されたら?
例えば、結婚してから不動産投資を始めようと思ったとします。
自分としては、将来の資産形成や収入源を増やすために考えたこと。
しかし、奥さんや旦那さんが不動産投資に対して強い不安を持っていたらどうでしょう。
「そんな危ないことはやめて」
「借金までして何を考えているの?」
「家族のお金まで危険にさらすつもり?」
……かなりの確率で、話し合いが始まります。
もちろん、反対する側にも理由があります。
不動産投資の仕組みがわからない。
借入に対する不安がある。
本当に毎月家賃が入るのかわからない。
もし失敗したら、家族の生活はどうなるのか。
こうした不安があるからこそ、反対するのだと思います。
つまり、単純に「理解がない」と片付ける話ではありません。
家族の将来を心配しているからこそ、反対する。
それも当然のことだと思います。
「毎月家賃収入がある」と説明しても簡単には理解されない
不動産投資をしている側からすると、
「毎月、家賃収入が入るんだよ」
「家賃収入からローンを返済していくんだよ」
「将来的には資産として残る可能性があるんだよ」
と説明したくなります。
でも、投資をしたことがない人にとっては、なかなか簡単に理解できるものではありません。
むしろ、
「そんなにうまくいくなら、みんなやってるんじゃない?」
と思うかもしれません。
その感覚もわかります。
不動産投資は、物件を買えば必ず利益が出るわけではありません。
空室になることもあります。
予想していなかった修繕費が発生することもあります。
家賃が下がることもあります。
だからこそ、都合の良い部分だけを説明するのではなく、リスクも含めて共有することが大切です。
私も結婚前に不動産投資をしていることを伝えました
ここからは私自身の体験談です。
私の場合も、奥さんと結婚する前に、不動産投資をしていることを伝えました。
もともとあまり関心がない分野だったようで、反応は薄め。
そして、正直に言うと、あまり良い感触でもありませんでした。
なぜなら、こんなことを言われたからです。
「不動産投資をしていることは、自分の両親には言わないでほしい」
……なるほど。
本人はそこまで反対ではない。
でも、自分の親に知られたら心配される。
たぶん、そんな意味だったのだと思います。
不動産投資に対する世間のイメージを、なかなかリアルに感じた瞬間でした。
とはいえ、私の場合は結婚前からすでに不動産投資を始めていました。
「これから怪しいことを始めるぞ!」という話ではなく、すでに自分で判断して取り組んでいたわけです。
そのため、少なくとも自分の中では、
「なぜ不動産投資をするのか」
「今後どうしていきたいのか」
という考えを持っていました。
結婚後は、不動産投資について少しずつ話すようになった
結婚してからも、不動産投資について時々話をしました。
今はこの物件を持っている。
家賃収入はこうなっている。
ローンの返済が進めば、残債はこう減っていく。
将来的には、こんな形を目指したい。
いきなり理解してもらおうとするのではなく、少しずつ話していった感じです。
そして、私がやったことの1つが、女性が書いた不動産投資の本を読んでもらうことでした。
これが意外と効果がありました。
私がいくら、
「不動産投資はこういうものなんだ!」
と熱弁しても、どうしてもポジショントークっぽく聞こえる可能性があります。
まあ、実際にやっている本人なので、そりゃそうですよね。
でも、第三者の体験談や考え方に触れることで、少しずつ不動産投資へのイメージが変わっていったように思います。
二人で物件を見に行ったことも何度かあります。
実際の物件を見ることで、
「ああ、不動産投資ってこういうものなのか」
というイメージも少しずつ具体的になっていったのかもしれません。
不動産投資は結婚前に始めるべき?私の場合は「実績」が大きかった
元の記事では、
「不動産投資をやるなら独身のうちに始めてしまいましょう!」
と書いていました。
今でも、自分の場合は結婚前に始めていて良かったと思っています。
ただし、これは誰にでも当てはまる答えではありません。
独身だからといって、準備不足のまま物件を購入していいわけではありません。
また、結婚後だから不動産投資ができないわけでもありません。
私の場合は、結婚前から取り組み、実際の運営経験があったことが大きかったと思います。
家賃収入があり、借入についても返済が進んでいる。
自分なりに事業として管理している。
そうした実績があったからこそ、時間をかけながら理解を得ることができました。
もし結婚してから突然、
「数千万円借りて不動産を買いたい」
と言っていたら……。
私も、かなり強く反対されていたかもしれません。
いや、たぶん私自身でも心が折れていた可能性があります。
家族に不動産投資を理解してもらうために大切だと思うこと
不動産投資について家族や結婚相手の理解を得たいなら、私は次のことが大切だと思います。
- 都合の良い話だけをしない
- リスクについても自分自身が理解する
- なぜ不動産投資をしたいのかを説明できるようにする
- 借入額や返済計画を曖昧にしない
- 家族の生活資金まで無理に投資へ回さない
- 焦って理解してもらおうとしない
投資は、自分だけのお金の問題で終わらないことがあります。
特に結婚している場合は、家族の生活や将来にも関係してきます。
だからこそ、
「自分は理解しているから大丈夫」ではなく、相手が不安に思う理由についても考える必要があります。
まとめ|不動産投資への偏見をなくすには、知識と実績が必要
不動産投資と聞くだけで、
「怪しい」
「危ない」
「借金が怖い」
と感じる人は、今でも少なくありません。
実際に、怪しい投資話や詐欺が存在する以上、慎重になること自体は悪いことではありません。
むしろ、何も調べずに人の話を信じるより、ずっと健全です。
ただ、不動産投資について正しく理解するためには、良い部分だけではなく、リスクも含めて知る必要があります。
そして、家族や結婚相手に理解してもらいたいなら、自分自身がその内容を説明できなければなりません。
この記事で伝えたかったこと
不動産投資を始めるなら、まず自分自身がしっかり学ぶこと。
そして、良い面だけでなくリスクについても理解すること。
家族がいるなら、相手の不安にもきちんと向き合うこと。
知識と経験を積み重ねていくことで、少しずつ理解を得られることもあると思います。
私の場合、結婚前から不動産投資を始めていたことが、結果的には良かったと思っています。
そして、結婚後も少しずつ話をして、実際の物件を見てもらい、不動産投資について知ってもらいました。
その結果、最初はあまり良い反応ではなかった奥さんにも、少しずつ理解してもらえるようになりました。
いきなり全員に理解してもらう必要はないと思います。
まずは自分自身がしっかり学ぶ。
そして、無理のない範囲で経験を積む。
その積み重ねが、家族からの理解にもつながっていくのかもしれません。
少なくとも、
「よくわからないけど絶対に儲かるらしい」
という状態で始めるのだけは、やめておきましょう。
それは投資ではなく、ただの勢いです。
そして勢いで大きな買い物をすると、だいたい後から冷静になった時に青ざめます。
不動産は、返品ボタンがありませんからね。
※この記事は筆者自身の経験や考え方を紹介したものです。不動産投資には空室、家賃下落、修繕費、金利変動、災害、物件価格の下落などのリスクがあります。投資判断は、ご自身の資産状況や目的を踏まえたうえで慎重に行ってください。













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