横浜市青葉区で子供と遊べる大きな公園といえば、まず思い浮かぶのが「こどもの国」。
広大な敷地に自然や遊具、牧場などがあり、ファミリーにはおなじみの人気スポットです。
ただし、GWや春・秋の行楽シーズンともなると……
まあ、混みます。駐車場渋滞もけっこうなもの。
「今日はもう少しのんびり遊びたい」
「入園料を気にせず、芝生で自由に遊ばせたい」
そんなときに知っておくと便利なのが、こどもの国のすぐ近くにある奈良山公園(ならやまこうえん)です。
横浜市の資料では青葉区最大の公園として紹介されており、面積は38,178㎡。
約3.8ヘクタールあります。
こどもの国と比べればもちろんコンパクトですが、普通の街中の公園と比べればかなり広い。
しかも入園料は無料。
広い芝生広場、雑木林の丘、散策路などがあり、子供との外遊びはもちろん、ウォーキングや犬の散歩、のんびりお弁当を食べる場所としても使いやすい公園です。
「こどもの国まで来たけれど、人が多いな……」
という日に奈良山公園へ予定変更するのもアリ。
実際にそんなファミリーも見かけます。
この記事では、奈良山公園を知り尽くしている私が、広場・自然・虫・遊歩道・こどもの国線・周辺施設・駐車場まで写真たっぷりで紹介します。
なお、写真には訪問当時の様子も含まれます。
2026年現在の公式情報については、横浜市などの最新情報を確認して補足しています。
奈良山公園ってどんな公園?
まずは奈良山公園の入口です。
入口はいくつかありますが、こちらがメインの入口。
横浜市によると奈良山公園は1997年3月31日に開園した地区公園です。
現在確認できる主な設備は、
・水飲み
・ベンチ
・トイレ
となっています。
派手な大型アスレチックで遊ぶ公園というより、
「広い芝生と自然そのものを楽しむ公園」
というイメージが近いですね。
入ってすぐの地面には案内図があります。
この図の濃い緑色の部分が「奈良山」。
公園の名前に「山」と付いていますが、登山装備が必要な山ではありません。
子供でも歩ける雑木林の丘、と考えると分かりやすいでしょう。
奈良山公園最大の魅力は広い芝生広場
入口から入ってまず目に飛び込んでくるのが、とても広い芝生広場です。
かなり開放感があります。
新緑の季節はこんな感じです ↓↓
気持ちいいですよね。
ここを訪れるファミリーは、キャッチボール、サッカー、バドミントン、縄跳び、フリスビーなど、それぞれ思い思いの遊びを楽しんでいます。
広場なので周囲の利用者には十分配慮したいところですが、遊具が少ない奈良山公園では、こうした「自分で遊び道具を持ってきて遊ぶ」スタイルが似合います。
正月になると、凧揚げをしている人もたくさん見かけます。
そういえば凧って、不思議なくらい正月に集中しますよね。あれってなぜなのでしょう。
7月に突然凧を揚げたって法律上は怒られないと思いますが、ほぼ見ません。
夏には、この広場で地域の納涼祭などが行われることもあります。
この石段の上は舞台のようになっています。↓↓
テニスをしている人をよく見かけますね。
広場の周囲はウォーキングや犬の散歩にも向いている
芝生広場を囲むようにベンチと幅広の遊歩道があります。
ジョギングをする人。
ウォーキングをする人。
犬を散歩させている人。
遊び目的の子連れだけでなく、地元の人の日常使いにも向いている公園です。
夏の奈良山公園はセミの大合唱
自然が豊かな奈良山公園は、季節によって雰囲気がかなり変わります。
夏になると、まあ賑やかです。
人間ではありません。
セミです。
日中にはアブラゼミやミンミンゼミ。
クマゼミの声を耳にすることもあります。
夕暮れ時にはヒグラシ。
夏の終わりにはツクツクボウシ。
奈良山公園沿いの木には、セミの抜け殻が大量にみつかります。
虫好きの子供なら、それだけでも結構楽しめます。
虫嫌いのお父さんお母さんには……
夏ですから、腹をくくりましょう。
では、広場から少し離れてみます。
木でできたテーブルとイスがあります。
お弁当を食べているファミリーやカップルをよく見かけます。
天気のいい日にお弁当を持ってきて、芝生で遊んでからここで昼食。
お金もほとんどかからない。
物価高の時代にはありがたい休日です。
斜面芝生広場はレジャーシートを広げるのにもおすすめ
こちらは斜面芝生広場。
なだらかな斜面の広場です。
この斜面芝生広場には、奈良山公園唯一の子供が遊べる遊具があります。(2026.8月現在確認済み)
ただし、ここは2026年現在の情報として注意が必要です。
横浜市公式サイトでは、奈良山公園の「主な遊具」は「なし」と案内されています。
つまり、これから行く人は「遊具がたくさんある公園」だと思って行かない方がいいです。
遊具目当てなら、正直に言って奈良山公園より向いている公園があります。
奈良山公園の魅力は、広い芝生と自然。
ここを間違えないのがポイントです。
写真は冬なので、ちょっと寒々しい景色ですが……
秋になると、奥の林がちょっとした紅葉になって綺麗ですよ。
ちなみに夏はこんな感じです ↓↓
緑が一気に濃くなります。
そして夏には、セミだけでなくバッタやギンヤンマも見かけます。
春や秋の気候が良い時期には、斜面芝生広場でレジャーシートを敷いたりテントを張って過ごすファミリーもよく見かけます。
奈良山に登って雑木林を散策してみる
では、公園の名前にもなっている奈良山へ登ってみましょう。
奈良山に登る階段はいくつかあります。
これは案内図でいうと一番南側にある階段です。
「公園に来た」というより、ちょっとした里山散策の雰囲気。
横浜市のウォーキングマップでも、奈良山公園は雑木林の丘を歩くと里山にいるような気分になる公園として紹介されています。
横浜市内、それも駅から近い場所なのに、この雰囲気はなかなか貴重です。
夏にはカブトムシを見かけることも
夏には、木の樹液にカブトムシがいることもあります。
カブトムシを捕まえるためと思われる仕掛けを見かけることもありました。
もちろん野生の生き物ですから、
「奈良山公園へ行けば必ずカブトムシが捕れる」
という話ではありません。
そこはカブトムシにも予定があります。
でも、住宅地に近い公園でありながら、こうした昆虫を観察できるほど自然が残っているのは奈良山公園の魅力ですね。
秋は大きなドングリ拾いも楽しい
秋になると、大きなドングリが大量に落ちています。
それが冬になっても、春になっても残っていることがあるので、かなり長い期間ドングリを見かけます。
小さな子供にとっては、立派な遊び道具。
「もっと拾う!」
となって袋いっぱいに持ち帰るところまでが、だいたいセットです。
奈良山公園には竹林もある
竹林もあります。
春にはタケノコも顔を出します。
でも……
タケノコは採ってはいけません。
見るだけにしておきましょう。
今夜のタケノコご飯を現地調達する場所ではありません。
奈良山の裏側はウォーキングにおすすめ
山の裏側の散策路へ行ってみます。
地面はアスファルトになっていて、緩やかな坂道になっています。
ジョギングやウォーキングにも使いやすいですね。
しかし、路面は多少のアップダウンがあります。
自然が多い場所なので、季節によってはいろいろな生き物と遭遇します。
私は夏に散歩していて、アオダイショウらしい蛇が道を横切るのを目撃したことがあります。
夏場に草木の多い場所へ入る場合は、足元にも注意した方がよさそうです。
電車好きの子供にもおすすめ!こどもの国線が見える
奈良山公園の裏手の道は、東急こどもの国線の線路沿いです。
踏切の音が聞こえたら、線路に注目。
運が良ければ、可愛らしい「うしでんしゃ」や……
「ひつじでんしゃ」を見ることができます。
この2種類は昔だけの電車ではありません。
2026年現在も、雪印こどもの国牧場の「うし」と「ひつじ」をイメージしたラッピング電車として運行されています。
運行する時間は日によって異なるので、絶対に見たい場合は東急電鉄公式サイトの運行予定をチェックしておくといいでしょう。
わが家では、息子が電車を見ると……
なぜか自分の足で歩くという機能を停止。
抱っこを要求してきました。
電車は走る。
父親は子供を抱えて歩く。
なかなか理不尽なシステムです。
そして、しばらく歩くと線路の奥側に駐車場が現れます。
これは「こどもの国」の専用駐車場です。
行楽シーズンの夕方になると、帰る車で混雑していることもあります。
崖の上には竹林が。
そして奈良山を一周して、最初の広場へ戻ります。
芝生だけでなく、
雑木林 → 虫 → ドングリ → 竹林 → 電車
と景色が変わっていくので、ただ一周歩くだけでも意外と楽しめます。
奈良山公園で遊んでお腹が空いたらスーパー三和が便利
奈良山公園のメイン入口の目の前には、スーパー三和 子供の国店があります。
かなり大きな店舗です。
最初に行ったときは、その売り場の広さに驚きました。
三和を出れば奈良山公園はすぐそこ。
2026年現在のスーパー三和の営業時間は、
平日:10:00~21:00
土日祝:9:00~21:00
となっています。
店内には食品や日用品だけでなく、飲食店やさまざまなテナントも入っています。
現在確認できる飲食系テナントには、
・ドトールコーヒー
・大唐(中華料理)
・ゼッテリア(旧ロッテリア)
・讃岐どん太鼓
・パリクロアッサン(パン)
・頑固蛸(たこ焼き)
・不二家
などがあります。
昔の記事では「ロッテリア」と紹介していましたが、現在は「ゼッテリア」になっています。
時代は動いております。
昔よく食べていた中華料理も紹介
1階のフードコートにある中華料理のお店は、以前からお気に入りでした。
当時よく食べたラーメンと半チャーハンセットはこちら。
当時は600円。
さすがにこれは訪問当時の価格ですので、現在の価格とは分けて考えてください。
でも私はここの味が好きなんですよ。
ラーメンやワンタンメンも好みでした。
現在も三和公式サイトには中華レストラン「大唐」がテナントとして掲載されています。
天気の良い日はスーパーでお弁当やパンを買って、奈良山公園で食べるのもアリですね。
雨が降ったら三和の「ハピピランド」という選択肢も
スーパー三和には子供向けのゲームコーナーもあります。
こちらは訪問当時の様子。
UFOキャッチャーやメダルゲームなど、子供が喜びそうなゲームが多数ありました。
2026年現在、三和公式サイトではゲーム施設「ハピピランド」がテナントとして案内されています。
奈良山公園で遊んでいたら急に雨が降ってきた。
そんなときに、目の前に大きな商業施設があるのはかなり助かります。
「雨だから撤収!」
ではなく、
「じゃあ三和へ行くか」
という第2プランが使えるわけです。
宝くじ売り場や休憩できるスペースなどもあります。
奈良山公園の周辺には何がある?
奈良山公園周辺で最大の存在は、やはり「こどもの国」と「スーパー三和 子供の国店」です。
昔この記事を書いたとき、
「周辺には何がある? なにもありません」
と書きました。
いや、さすがに言い切りすぎました。
こどもの国も三和もあるのに「何もない」は怒られます。
ただ、繁華街のように飲食店や居酒屋がズラッと並んでいる場所ではない、という意味では今も雰囲気は変わりません。
駅周辺で食事場所を探すなら、三和を利用するのが分かりやすいでしょう。
奈良山公園にはトイレがある?
あります。
横浜市の2026年現在の公園情報では、
水飲み・ベンチ・トイレ
が主な設備として掲載されています。
子連れで公園へ行く場合、これは結構重要ですよね。
「広くていい公園だけどトイレがない」
となると、一気に難易度が上がります。
奈良山公園はその点では安心材料があります。
奈良山公園に遊具はある?
ここは検索している方が多そうなので、改めて整理します。
2026年現在、横浜市公式サイトでは「主な遊具:なし」とされています。
したがって、
「滑り台やブランコ、複合遊具でたっぷり遊びたい」
という目的なら、奈良山公園は第一候補ではありません。
逆に、
・芝生で走り回りたい
・ボールなどを持って外遊びしたい
・虫や自然に触れたい
・テントを張ってのんびりしたい
・ドングリを拾いたい
・散歩したい
・電車を見たい
・お弁当を食べながらのんびりしたい
という人には、とても相性の良い公園です。
「何があるか」より「広い場所で何をして遊ぶか」。
奈良山公園はそんなタイプの公園ですね。
こどもの国と奈良山公園、どっちがおすすめ?
これは目的次第です。
1日がっつり遊びたいなら「こどもの国」。
大型遊具や牧場など、さまざまな施設を目的にするなら、当然こちらでしょう。
一方、
ちょっと外遊びをしたい
混雑をできるだけ避けたい
無料でのんびり過ごしたい
自然の中を散歩したい
なら奈良山公園。
この使い分けがおすすめです。
奈良山公園を「無料版こどもの国」と考えると期待するものが違ってしまいます。
そもそも別ジャンルです。
こどもの国はレジャー施設。
奈良山公園は、広い芝生と雑木林を楽しむ地域の公園。
近所に両方あるからこそ、その日の目的に合わせて選べるのがいいですね。
奈良山公園は春・夏・秋・冬いつがおすすめ?
個人的には春と秋がおすすめです。
春は新緑。
気温もちょうど良く、レジャーシートを持ってのんびりするには絶好の季節です。
夏は昆虫好きの子供なら楽しい季節。
セミ、バッタ、トンボ、運が良ければカブトムシなど、自然観察の楽しみがあります。
ただし当然暑い。
日中に長時間遊ぶ場合は、水分補給や熱中症対策をしっかりしたいところです。
秋は紅葉とドングリ。
散歩にも向いています。
冬は木々が寂しくなりますが、芝生広場では凧揚げなど冬らしい遊びもできます。
遊園地のように季節を問わず同じ遊びをする場所ではなく、四季の変化そのものを楽しめる公園。
これも奈良山公園の魅力です。
奈良山公園のアクセスと駐車場
【奈良山公園】横浜市青葉区奈良1-4-1
最寄りは東急こどもの国線「こどもの国駅」。
駅から歩いてアクセスしやすい場所にあります。
一方、奈良山公園には公園利用者向けの専用駐車場は期待しない方がいいです。
車で訪れる場合は、周辺の適正な有料駐車場を利用しましょう。
スーパー三和の駐車場はどうなの?
目の前のスーパー三和 子供の国店には大型駐車場があります。
2026年現在、
駐車台数:1,000台
最初の2時間:無料
3,000円以上の買い物:3時間無料
5,000円以上の買い物:5時間無料
となっています。
超過料金は、
平日:30分100円
土日祝:20分100円
です。
ただし当然ながら、三和の駐車場は三和を利用する人のための駐車場です。
奈良山公園で遊ぶためだけに車を置く場所として紹介するつもりはありません。
スーパー三和で買い物をする。
フードコートなどを利用する。
そのうえで周辺を散歩する。
そうした使い方なら、店舗の利用条件を確認したうえで利用しましょう。
奈良山公園はこんな人におすすめ
奈良山公園を実際に歩いてみて、特におすすめしたいのは、
・子供を広い芝生で遊ばせたい
・無料で遊べる場所を探している
・こどもの国周辺で混雑を避けたい
・虫捕りや自然観察が好き
・ドングリ拾いをしたい
・ウォーキングや犬の散歩をしたい
・こどもの国線を見たい
・お弁当を持ってのんびり過ごしたい
という人。
逆に、
「大型遊具で1日中遊ばせたい!」
という人にはあまり向きません。
そこはハッキリ言っておきます。
遊具を期待して到着して、
「……芝生だね」
となっても困りますからね。
まとめ|奈良山公園は「何もない」が楽しい公園
以上、横浜市青葉区の奈良山公園をご紹介しました。
横浜市の公式情報によると、面積は38,178㎡。
広い芝生広場と雑木林の丘がある、開放感のある公園です。
大型遊具はありません。
入場ゲートもありません。
派手なアトラクションもありません。
でも、
広い芝生を走る。
ボールで遊ぶ。
テントを張ってお昼寝をする。
お弁当を食べる。
セミを探す。
カブトムシを探す。
ドングリを拾う。
竹林を見る。
奈良山を一周する。
そして、こどもの国線の「うしでんしゃ」「ひつじでんしゃ」が通るのを眺める。
そういう昔ながらの外遊びができる公園です。
こどもの国がすぐ近くにあるため、どうしても比較されがちな奈良山公園。
でも両者は競争相手ではありません。
1日たっぷりレジャーを楽しみたいなら、こどもの国。
お金をかけず、自然の中で自由に過ごしたいなら奈良山公園。
そんな使い分けがいいと思います。
しかも目の前には大型スーパー三和があるので、食事や買い物にも困りにくい。
派手さはありませんが、
「今日は子供と公園でのんびり遊ぼうか」
という日に、かなり使い勝手のいい場所です。
そして個人的に奈良山公園の良さを一言で表すなら、
「何もないから、何をして遊ぶかは自分次第」。
こういう公園、私は結構好きです。









































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