一般NISA(ニーサ)、つみたてNISAは多くの人がその名を知っていますが、『ジュニアNISA』ってご存じですか?
その名の通り、こどもの為のNISAですね。
こどもがまだ小さいうちから資金を積み立てて運用し、将来の資産作りを目的とした制度です。
学資保険のようなイメージでしょうか。
ちなみに、各制度の開設済みの口座数は・・・
『一般NISA』は約684万口座。
『つみたてNISA』は約495万口座。
『ジュニアNISA』は約81万口座。
だそうです。(2022.12/31現在)
ジュニアNISAがダントツで少ないんですね。
どうしてこんなに不人気なのでしょうか?
恐らく、契約者(こども)が18歳になるまで解約できない。というのが一番の理由ではないでしょうか。
厳密には、18歳未満でも解約は可能ですが、運用益に課税されてしまうのです。
で、この『ジュニアNISA』ですが、2023年限りで制度が廃止される事になっています。
2023年までにジュニアNISAを始めれば、2024年以降もそのまま持ち続ける事ができます。
が、2024年からはジュニアNISAに新規加入ができなくなります。
そんな『ジュニアNISA』に加入するのは今年がラストチャンス。
わたしも長女(3歳)の名義で駆け込みで口座を開設してみましたよ。
ジュニアNISAの年間非課税投資枠は80万円です。
というわけで、限度額いっぱいの80万円分を一つの銘柄に絞って購入しました。
廃止されるのになぜ口座を開設したのか?
実は、ジュニアNISA制度が廃止されることに伴い、制限が色々と緩和されました。
それにより、加入するメリットができたのです。
ジュニアNISAの最大のデメリットは「18歳まで解約できない」ことでした。
しかし、2024年以降はその縛りが完全になくなり、いつでも解約できることになります。
たとえば、『子供の将来の学費のために始めたけど、途中で家計の事情により解約せざるを得なくなった』
などにも柔軟に対応できることになりますね。
しかも、解約するまでに得た運用益にも課税されないのです。
これは大きいですよ。
投資信託って、それなりの銘柄を選べば年間利回り5%くらいはいきますからね。
利益が出ても、それに課税されない。
80万円をただ預金口座に寝かせておくよりは断然良いです。
さらに、ジュニアNISAの非課税期間は「5年」と短く、これがもう一つのデメリットでもありました。
この非課税期間が、「こどもが18歳になるまで」になります。
※そのためにはロールオーバーという手続きが必要ですが、詳細はここでは省きます。
とりあえずは子供の教育資金として運用しているけど、不測の事態でお金が必要になったら解約できる。
でも、解約せずにずーっと持ち続けていた場合はどうなるのでしょうか。
これ、複利効果で資金が凄く増えるんです。
面白い記事を見つけました。
『ギリギリでも大丈夫!ジュニアNISA80万円一括投資で子供の老後資金は準備できる』
ジュニアNISAに一括で80万円投資してずっと運用すれば、その子が老後になったときには、そのまま老後資金ほどの金額になる。
ですって。
それくらい、「複利効果×年数」って凄いんです。
お子さんが18歳未満の方は加入したほうが良いですよ。
特に、お子さんの年齢が低いほど将来の効果が期待できます。
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