【2026年版】銀行預金はインフレで目減りする?「預金=安全」とは限らない理由

銀行にお金を預けておけば安心。

そう思っている人は多いのではないでしょうか。

たしかに、銀行預金には大きなメリットがあります。

株式のように価格が大きく変動するわけではありませんし、一定の条件を満たす預金には預金保険制度による保護もあります。

でも、ここで一つ考えてみたいことがあります。

「銀行預金は、本当に安全なのか?」

実は、預金には「お金の価値が下がる」というリスクがあります。

インフレになると銀行預金の価値はどうなる?

その原因の一つがインフレです。

インフレとは、簡単にいうとモノやサービスの価格が上がることです。

例えば、今まで100円で買えていたパンが、110円になったとします。

これまで100円で買えたものを買うために、110円必要になりました。

つまり、同じ100円でも、以前より買えるものが少なくなったわけです。

これが、インフレによってお金の実質的な価値が下がるということです。

銀行の預金残高が100万円あったとします。

インフレになったからといって、通帳の100万円が90万円になるわけではありません。

残高はちゃんと100万円のままです。

ところが、物価が上がれば、その100万円で買えるモノやサービスの量は少なくなります。

つまり、

預金残高は減っていないけれど、お金の実質的な価値は下がっている

ということが起こり得るわけです。

これは意外と重要なポイントです。

「預金=元本割れしない」けれど、それだけで安全とは限らない

「投資は怖いから、銀行に預けておけばいい」

という考え方は、決して間違いではありません。

近い将来に使う予定のお金や、生活防衛資金まで投資に回してしまう必要はありません。

むしろ、すぐに使うお金を現金や預金で確保しておくことは大切です。

ただし、「元本割れしない=絶対に価値が下がらない」ではないことも知っておきたいところです。

預金の残高が減らなくても、物価が上昇すれば、そのお金で購入できるものが少なくなる可能性があるからです。

日本銀行も物価安定の目標を2%としており、2026年7月の展望レポートでは、消費者物価の上昇率はその後2%程度へ向かうとの見通しを示しています。

つまり、これからの資産形成を考えるうえでは、

「いくら持っているか」だけでなく、「そのお金で将来どれだけのモノやサービスを買えるか」

という視点も必要になるわけです。



銀行預金にも「守るためのお金」と「増やすためのお金」がある

では、預金はダメなのか?

もちろん、そんなことはありません。

銀行預金には、お金を安全に置いておくという重要な役割があります。

また、預金保険制度では、利息の付く普通預金や定期預金などの一般預金等について、1金融機関につき1人あたり元本1,000万円までと破綻日までの利息等が保護されます。決済用預金については全額保護されます。

ですから、

「預金は必要ない。全部投資すればいい」

という話ではありません。

生活費や、近いうちに使う予定のお金などは、すぐに使える預金として確保しておく。

そのうえで、当面使う予定のない余裕資金については、資産運用を検討する。

このように「守るお金」と「増やすためのお金」を分けて考えることが大切なのだと思います。

「投資は危険、預金は安全」と単純に考えない

「投資は危険!」

「投資なんてギャンブルでしょ?」

そんなイメージを持っている人もいるかもしれません。

たしかに、投資にはリスクがあります。

株価が下がることもありますし、投資した金額を下回ることもあります。

しかし、ここで知っておきたいのが、「投資」と「投機」は同じではないということです。

投機は、短期的な価格変動などから利益を得ようとする行為です。

一方、投資には、企業の成長や資産から得られる収益など、さまざまな考え方があります。

株式、投資信託、債券、不動産など、投資対象によってリスクやリターンの特徴も大きく異なります。

ですから、

投資=ギャンブル

と一括りにしてしまうのは少し違います。

ローリスクなら、リターンも小さくなりやすい

投資を考えるときには、リスクとリターンの関係も重要です。

一般的に、価格変動などのリスクが小さいものは、大きなリターンを期待しにくくなります。

逆に、大きなリターンを狙えるものは、それだけ大きな損失が発生する可能性もあります。

例えば、銀行預金は価格変動がないという意味では非常に安定しています。

一方で、資産を大きく増やすことを目的にする商品ではありません。

逆に、FXなどのように大きな値動きを利用して利益を狙う方法では、大きな利益を得られる可能性がある一方、大きな損失につながる可能性もあります。

大切なのは、

「どれが一番儲かるか?」

だけではなく、

「自分はどこまでのリスクを取れるのか?」

を考えることです。

不動産投資も「投資だから安全」ではない

では、私が実践している不動産投資はどうでしょうか。

私は、不動産投資には株式投資などとは違った魅力があると考えています。

それは、物件を選ぶときに自分で確認・判断できることが多いからです。

例えば、

・どの地域の物件を買うのか
・駅からの距離はどうか
・周辺にどんな施設があるのか
・いくらで購入するのか
・家賃はいくら取れそうか
・修繕にどれくらいお金がかかりそうか
・空室になった場合でも収支が成り立つか

などを、自分で調べて判断できます。

私自身、地方の築古戸建てを購入して不動産投資をしています。

物件価格、家賃、リフォーム費用などを見ながら、

「この価格なら買ってもいいな」

と判断した物件を購入してきました。

もちろん、だからといって不動産投資が安全というわけではありません。

空室になる可能性があります。

修繕費が想定以上にかかることもあります。

災害や家賃下落などのリスクもあります。

不動産そのものの価格が下がる可能性もあります。

ですから、「不動産投資なら絶対に儲かる」なんてことはありません。

不動産投資は「リスクをなくす」のではなく「リスクを考えて選ぶ」

不動産投資の魅力は、リスクがないことではありません。

どんなリスクがあるのかを事前に考え、そのリスクをできるだけ小さくする物件を選ぶことができる点にあると私は考えています。

例えば、入居者が決まりやすい地域を選ぶ。

無理のない価格で購入する。

修繕費をあらかじめ想定しておく。

家賃が下がった場合でも収支が成り立つか確認する。

管理会社を利用して物件を適切に管理する。

こうした一つ一つの判断が重要になります。

投資である以上、リスクをゼロにはできません。

でも、「何も考えずにお金を置いておく」のではなく、「自分なりにリスクとリターンを考えて資産を選ぶ」ということはできます。




預金か投資かではなく「どう使い分けるか」

ここまで読んで、

「じゃあ、銀行預金は全部やめて投資したほうがいいの?」

と思った方もいるかもしれません。

私は、そうは思いません。

預金には預金の役割があります。

急な病気やケガ。

家電の故障。

車の修理。

冠婚葬祭。

こうした突然の出費に備えるためのお金まで投資してしまったら、いざというときに困ります。

だからこそ、

「すぐに使うお金は預金で守る」

そして、

「当面使う予定のない余裕資金は、資産運用を考える」

という使い分けが大切なのだと思います。

インフレ時代だからこそ「お金の置き場所」を考える

昔は、銀行に預けておけば利息がどんどん付いていく時代もありました。

でも、現在のお金を取り巻く環境は変わっています。

日本銀行が2026年7月に公表した展望レポートでも、消費者物価の上昇率は2026年度2.5%、2027年度2.4%、2028年度2.0%と見込まれています。

もちろん、これは将来の予測なので、その通りになるとは限りません。

それでも、物価上昇を意識して「自分のお金をどこに置いておくのか」を考えることは重要です。

銀行預金だけにするのか。

株式や投資信託などを組み合わせるのか。

不動産を持つのか。

人によって正解は違います。

大切なのは、

「預金だから安全」「投資だから危険」と単純に決めつけないこと。

それぞれのメリットとリスクを理解して、自分に合った資産の持ち方を考えることだと思います。

私が不動産投資をしている理由

私は、銀行預金を否定しているわけではありません。

実際、生活に必要なお金は預金として持っています。

そのうえで、余裕資金の一部を使って不動産投資をしています。

地方の築古戸建てなどを購入し、入居者さんに貸して家賃を得る。

これが私の選んだ資産運用の方法です。

不動産投資にも空室、修繕、災害、価格下落、金利など、さまざまなリスクがあります。

だからこそ、私は「どんな物件でも買えばいい」とは思っていません。

むしろ、物件を買う前に徹底的に調べる。

いくらなら買っても大丈夫なのかを考える。

家賃が下がっても大丈夫なのかを考える。

修繕が発生しても対応できるのかを考える。

そうやってリスクを一つずつ確認していくことが、不動産投資では大切なのだと思っています。

まとめ|「預金=安全、投資=危険」とは限らない

銀行預金は、資産を守るうえで大切な選択肢です。

ただし、インフレによって物価が上昇すれば、預金残高が変わらなくても、そのお金で買えるものが少なくなる可能性があります。

一方、投資には価格変動などのリスクがあります。

だからこそ、重要なのは預金か投資かの二択で考えないことです。

・すぐに使うお金は預金で守る
・余裕資金は資産運用を検討する
・自分が取れるリスクを考える
・投資対象ごとの特徴を理解する

こうした考え方を持つことが、これからの資産形成では大切なのではないでしょうか。

私はその中で、不動産投資という方法を選びました。

不動産投資は決してノーリスクではありません。

でも、自分で物件を調べ、収支を計算し、リスクを考えたうえで投資できる。

そして、入居者さんから家賃をいただくことで、自分以外のところから収入を生み出す仕組みを作れる。

そこに私は魅力を感じています。

「銀行に預けておけば安心」と思っている方も、一度「自分のお金は、将来どれくらいの価値を保てるだろう?」と考えてみてはいかがでしょうか。



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ABOUTこの記事をかいた人

横浜市在住、旅行・温泉・グルメが好きで、実際に訪れた場所を写真多めで紹介しています。温泉ソムリエ。家族旅行から一人旅、ご当地グルメ・珍グルメまで、実体験だからこそ分かる情報をお届けしています。