お金を稼ぐ方法は色々ありますが、大きく分ければ2つしかありません。
1.自分で稼ぐ方法(給与所得、退職所得など)
2.資産の力で稼ぐ方法(利子・配当・不動産所得など)
この2つの説明の前に、内閣府の「国民生活に関する世論調査」というものをご紹介します。
この調査では、およそ7割の方が日常に不安を持っていることがわかります。
その不安内訳の上位5位まで見ていくと・・・
1位 老後の生活設計
2位 自分の健康
3位 家族の健康
4位 今後の収入や資産の見通し
5位 現在の収入や資産
予想通りというか何というか、健康問題以外はすべて「お金」が不安の原因です。
なぜこれだけお金の不安があるのでしょうか。
その理由は2つです。
1.国が私たちを守れなくなったから
2.会社が私たちを守れなくなったから
いい学校を出て、いい会社に入ることが人生の成功法則というのは、もはや昭和の昔話。
この「昭和の成功法則」の前提にあった「年功序列」「終身雇用」という、個性的な日本の働く仕組みは、いまや失われる一方です。
「いい学校を出て、いい会社に入れば幸せ」というのは昭和の成功モデル。
そして、この成功モデルを支えていた「手厚い年金」も、「誰もが昇進し定年まで勤められた会社」も、今はもうないのです。
終身雇用制度も崩壊しています。
残念ながら、国や会社は私たちを守れない時代になっているのです。
では、私たちはどうやって不安を解消すればよいのでしょうか。
「貯蓄」に将来不安を任せるという選択は、真面目さゆえの誤りです。
多くの人は、子供の頃から「無駄使いしないで将来のために貯金しなさい」と言われて育ちました。
たしかにそれは正しかったのです。昭和の時代なら。
高度成長期からバブル期まで、6~8%もの利息が複利で付く元本保証の金融商品が、近所の郵便局にゴロゴロしていました。
老後へと貯めていた500万円が、10年前後で1,000万円になったのが昭和という時代です。
現在、このような昭和の教えに真面目に従ってせっせと貯金に励んでも、私たちの貯金は減る一方です。
増えないのではありません。
インフレが続いていけば、徐々に減っていくのです。
元本保証で放っておけば10年で倍になる貯金も今はなく、放っておけば貯金は逆に2割減る時代です。
老後資金に必要な金額は、3,000万円と言われます。
しかし、定年前にそれだけの金額を貯められる人はどれだけいるでしょうか?
実際、金融広報中央委員会の調べでは、預貯金や証券などの金融資産で3,000万円以上持っている「老後の準備クリア50代」は、全体のわずか10.5%です。
つまり、50代の90%は準備不足を退職金で補えるように期待して定年を迎えているのが現実です。
さらに、60代で3,000万円以上の金融資産を持っているのが15.9%に過ぎません。
結論から言うと、日本人の老後はほとんどが準備不足なのです。
私たちが40年間、就職したときから退職の為にお金を貯め、上位1割の「老後3,000万円」を達成したとしても、それで得られるものは「蓄えを切り崩して月収25万円を維持する老後」です。
これが「理想の老後」なのでしょうか?
冷たい事実ですが、もし35歳で25年後までに3,000万円貯蓄を成功させたとしても、インフレが2%続いていれば、その3,000万円は現在の1,800万円の価値しかありません。
では、もっと貯金しておかなくてはいけないのでしょうか。
これでは「インフレ VS 貯蓄」のラットレースです。
つまり、貯蓄に励み3,000万円築いても、それを切り崩す生活ではあなたと大切な人の老後は守れないということです。
ではどうすれば良いのでしょうか?
そこで大事なのが、もう一つの稼ぐ方法。
資産の力で稼ぐ方法です。
自分が稼げないなら、資産に稼いでもらえば良いのです。
国も、会社も、貯金も守れないなら資産に守ってもらえば良いのです。
自分が働いてお金を稼ぐのではなく、お金に働いてもらうのです。
そう、投資ですね。
世の中には、株式投資、FX、ファンドなど、優れた投資がたくさんあります。
しかし、わたしは人生も守る資産作りとしては不動産をお勧めします。
それは、他の投資と比べて必要ないものが3つあるからです。
1.能力
2.手間
3.胆力
毎日忙しく、また投資に慣れていない方でも安定して投資ができ、さらに特別な能力も必要ないという3点で、不動産投資が最も優れていると思います。
わたしたちが手に入れた不動産事業は、わたしたちを決してリストラしませんし、定年退職もさせません。
今の生活に月収+αを手に入れることができれば、大切な家族との生活の安心、豊かさが変わります。
苦労して貯めた老後資金を恐る恐る切り崩す老後と、毎月自分の資産からお金が入ってくる老後、どちらが幸せでしょうか。
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