ここは静岡県の伊東駅。
旅の途中でブラリと立ち寄る。
このあたりで何かご飯を食べよう。
伊東といえば、やっぱ魚かな。
そういえば、美味しい魚料理を提供しているお店が付近にあるんだった。
店の名は「まるナントカ」って言ったかな。
ちょっと探してみようかな。
えっと、たしかナントカ通りにあるとか・・・
あ、「湯の花通り」。
そうそう、そんな名前だった。きっとこれだろう。
どれ、行ってみるか。
シャッター締まっている店が多いけど、なかなか雰囲気が良さそうな商店街。
白いノボリが見えてきた。
えっと、「解禁うずわめし」か。
名前は・・・「まるげん」か!
ここだここだ。よし、入ってみよう。
ランチメニューはこんなにあるのか。
これ迷うなぁ。
店のオススメのうずわ定食にしよう。
店員:お待たせいたしました。
お、なんだこれは!
こんな料理は食べた事ない。
底の浅い器に敷き詰められた魚の赤身。
これはソウダガツオ。
すぐに傷んでしまう魚なので、なかなかお店で頂くことはできないとか。
それにしても、コレはどうやって食べるんだろう?
あ、うずわ定食の食べ方マニュアルがあった。
静かに目を閉じ、心を落ち着ける。
そして合掌し・・・
「漁師さん ありがとう
うずわさん ありがとう
天と地の恵みと、それに関わる全ての人に感謝し、謹んで尊い命をいただきます」
この儀式を「本気でやってください」との注意書きがある。
漁師さんや魚への感謝の意を表わす大事な儀式ということか。
よし、省略しよう。
食べ方は次のページに書いてあった。
なるほど、一度で三度美味しいのか!これは楽しそう。
まずは、醤油と青唐辛子を混ぜ、そこにうずわを付けて。
青唐辛子は少量でもピリリとくる刺激。入れすぎ注意だ。
お次は、その青唐辛子醤油とうずわをぐちゃぐちゃ混ぜ、熱々ご飯に乗せてかっこむ。
ラストは、店員さんを読んでダシ汁をかけてもらうのか・・・
店員さんを呼ぶのがちょっと面倒だ。
テーブルにピンポンはないし、案内されたテーブルは一番奥なので声を張り上げないといけないんだよね。
仕方ない。店員さんを呼ぶか。
無事にお茶漬けにありつけた。これ美味い。
食べた後の儀式も忘れずに。
究極の漁師メシ「うずわ定食」。謹んで頂きました。
美味しかった。ごちそうさまでした。