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なんだこの「チョロギ(長老喜)」って?初めて食べたんですが

茨城の親戚からお餅が送られてきました。

毎年送ってくれるのは非常にありがたいです。

防腐剤等入ってなく、すぐにカビが生えてしまうので、なるべく早く頂かねば。

何年か前に送られてきた時には、二日間くらい箱を開けずに放置しておいたら、次第に異臭がしてきました。

何だろう?と思って開けてみると、餅と一緒に漬け物が入っていた。という事がありました。

今回も漬け物が同梱されているようです。

送状の内容欄に「餅・漬物」と記載してあったので気がつきました。

開けてみると、そこには謎の漬物が。




タクアン風の黄色い大根と一緒に入っていたのは、赤い渦巻き状のヘンチクリンなもの。

なんだこれ??

初めて見たけど・・・

食べていいやつ?

親戚に餅のお礼の電話をし、この漬け物の事を聞いてみると、これは「チョロギ」だか「チュロギ」という食べ物だとか。

この親戚は自家製の野菜もよくくれるのですが、たまに謎の野菜が入っている事がある。

青唐辛子のような、巨大なしし唐辛子のような野菜をくれた事があったが、これの事を「細ピーマン」と呼んでいた。そんな野菜あるのか??

なんでも、いつの間にか成っていた野菜で、それを育てて収穫したらしい(笑)

この「チュロギ」だか「チョロギ」というのも何か怪しい。

ホントにそんな食べ物あるの?ネットで調べてみました。




すると、存在していたんですね!私が知らないだけでした。

チョロギというのは、シソ科の植物で、その根っこの部分(塊茎)を食します。

中国が原産地で、「丁呂木」「丁梠木」「長老木」「長老喜」「長老貴」「千代呂木」など沢山の漢字で表されるとか。

日本には江戸時代に伝わり、現在は東北地方を中心に栽培されているそうですよ。

お正月には長寿の縁起物として御節料理に登場し、調理方法は主に酢漬けや天ぷら。

そして、フランスでは昔からスープ・炒め物・サラダなどで頻繁に食されているんですって。

栄養成分については、チョロギにはオリゴ糖が豊富に含まれており、腸内に乳酸菌などの善玉菌を増やす働きや整調作用があるとされています。

また、マウスを使った研究で、チョロギに含まれる成分が低酸素状態の脳細胞を活性化するのに有効な働きがあるという事が実証されたそうです。

これにより脳梗塞や痴呆症などへの効果が期待されているとか。

見た目が虫っぽくもあり、よく見ると可愛い形でもあります。

元々は白い色のようで、酢漬けをするとこのような赤い色になるのですね。

では、食べてみます。

カリッ、ポリポリ・・・

程よい食感。根っことはいっても、硬くなく苦くも泥っぽさもない。

味は全くクセがなくて食べやすく、箸休めとしても良さそう。

ポリポリと止まらなくなりそうな感じさえします。

なるほどねー。また一つ勉強になりました。

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