うどんのようでもあり、ちゃんぽん麺のようでもある独特の麺。
その麺を、野菜や肉、魚介などが入った熱々のスープで煮込んだ料理が、博多名物のめんちゃんこです。
名前の由来は、もちろん「麺」+「ちゃんこ鍋」。
ちゃんこ鍋の中へ麺を入れたような料理ですが、単なる鍋の締めではありません。
最初から麺料理として完成しており、1人前ずつ鉄鍋で提供されます。
野菜、肉、魚介、麺、スープ。
まるで博多のおいしい物を、熱い鍋へギュッと詰め込んだような一杯です。
福岡には、豚骨ラーメン、もつ鍋、水炊き、明太子、うどんなど数多くの名物があります。
その中で、観光客にはまだ少し知名度が低いものの、地元で長く親しまれているのがめんちゃんこ亭。
今回は福岡市早良区にある藤崎本店を訪れ、期間限定メニューだった塩レモンもつ鍋めんちゃんこを食べてきました。
博多名物「めんちゃんこ」とは?
めんちゃんこは、ちゃんこ鍋をヒントに考案された博多発祥の鍋焼き麺です。
魚介や肉、野菜などから取ったスープに、独自の麺と具材を入れ、1人用の鉄鍋で煮込みます。
鍋料理というと、通常は何人かで大きな鍋を囲みますよね。
しかし、めんちゃんこは最初から1人前。
誰かに肉を全部取られる心配も、最後の麺を遠慮し合う必要もありません(笑)
熱々の状態で提供されるため、最後まで冷めにくいのも特徴です。
寒い冬はもちろん、冷房で体が冷えた夏にも食べたくなる料理でしょう。
めんちゃんこ亭は1978年創業
めんちゃんこ亭の原点となる店舗は、1978年に福岡市早良区で開店しました。
その後、福岡市内を中心に店舗を増やし、現在は長崎県佐世保市にも出店しています。
かつてはニューヨークやハワイにも店舗を展開しており、博多生まれのめんちゃんこを海外へ紹介した歴史もあります。
つまり、めんちゃんこは博多のローカルグルメでありながら、一度は海を越えた国際派。
鍋焼き麺とは思えない行動力です(笑)
めんちゃんこ亭 藤崎本店へ
店舗はいくつかありますが、今回は福岡市早良区にある藤崎本店へ向かいました。
早良区役所や藤崎バスターミナルのすぐ近くです。
【めんちゃんこ亭 藤崎本店】福岡市早良区百道2-8-1
地下鉄空港線の藤崎駅から徒歩約2分。
西鉄バスの藤崎バスターミナルからも近く、公共交通機関で訪れやすい立地です。
専用駐車場も7台分あります。
ただし、昼食時や夕食時には埋まる可能性があります。
満車の場合は、周辺の時間貸し駐車場を利用しましょう。
2026年現在は深夜3時まで営業
訪問当時は翌朝5時まで営業していましたが、営業時間は変更されています。
2026年8月時点の藤崎本店は、11:00~翌3:00。
ラストオーダーは翌2:30です。
定休日はなく、基本的に年中無休。
昼食、夕食はもちろん、飲んだ後の締めにも利用できます。
深夜2時に鍋焼き麺を食べられる店というのも、なかなか貴重です。
ただし、翌朝に胃袋がどのような感想を述べるかは分かりません(笑)
窓際の席へ
今回は、窓際の席へ案内されました。
外を見ると、店頭に何本かのぼりが立っています。
入店時には特に意識していなかったのですが、席へ着いてから文字を読んでみると……。
塩。
レモン。
もつ鍋。
ん?
塩レモンもつ鍋?
一体どのような料理なのでしょう。
気になってメニューを確認します。
期間限定「塩レモンもつ鍋めんちゃんこ」
ありました。
塩レモンもつ鍋めんちゃんこです。
もつ鍋だけでも十分に魅力的。
そこへ塩レモンを加え、さらにめんちゃんこにする。
博多グルメの要素を、少々詰め込みすぎている気もします(笑)
しかし、メニュー写真を見た瞬間にビビッときました。
期間限定なら、なおさら見逃せません。
ほかのメニューを見る前に、ほぼ即決です。
塩レモンもつ鍋めんちゃんこは現在も食べられる?
塩レモンもつ鍋めんちゃんこは、通常の定番商品ではなく期間限定メニューです。
過去には再販売された実績がありますが、通年で必ず提供されているわけではありません。
季節や店舗によって販売状況が変わるため、これを目当てに訪れる場合は、公式サイトや公式SNSで最新情報を確認してください。
店頭ののぼりを見て初めて販売を知ることもあります。
期間限定品との出会いは、少し運任せですね。
定番から変わり種までメニューが豊富
ほかのメニューは、このような内容でした。
元祖めんちゃんこ。
もつ鍋めんちゃんこ。
チゲ味噌めんちゃんこ。
こんにゃく麺を使った商品。
ラーメン、餃子、おでん、居酒屋メニュー。
想像していた以上に種類があります。
めんちゃんこ専門店というより、昼は麺料理店、夜は居酒屋として使えるお店ですね。
どれもおいしそうですが、胃袋は1つしかありません。
メニューを全部食べるには、福岡へ何度も通う必要がありそうです。
塩レモンもつ鍋めんちゃんこが登場
しばらくして、注文した料理が運ばれてきました。
おお、これはおいしそう!
鉄鍋の中には、麺、もつ、ニラ、キャベツ、レモンなどが入っています。
湯気とともに、もつ鍋らしい香りが立ち上ります。
これがめんちゃんこなのですね。
鍋料理ではありますが、1人用なので気軽に食べられます。
誰かと鍋を囲む必要はありません。
1人でも堂々と、鍋を独占できます(笑)
ニラともつの組み合わせが食欲を刺激
もつ鍋に欠かせないニラ。
その下には、ぷるぷるしたもつが入っています。
ひと口食べると、もつの脂がじゅわっと広がりました。
噛むほどに甘みが出てきます。
もつは脂が強いため、たくさん食べると重く感じることがあります。
しかし、塩味のスープとレモンが加わることで、後味は比較的さっぱり。
濃厚さと爽やかさのバランスが取れています。
麺はうどんとちゃんぽんの中間
そして、こちらがめんちゃんこの麺です。
太さは、うどんとちゃんぽん麺の中間くらいでしょうか。
見た目はちゃんぽん麺に近いのですが、鍋で煮込んでも崩れにくく、もちっとした食感があります。
スープがよく絡み、もつや野菜と一緒に食べても存在感を失いません。
博多といえば細い豚骨ラーメンの麺を思い浮かべますが、こちらはまったく違うタイプ。
同じ福岡の麺料理でも、実に幅が広いですね。
レモンは3枚で酸味は控えめ
レモンは薄切りが3枚入っていました。
スープへ長く浸しておきましたが、強烈に酸っぱくなるほどではありません。
レモンラーメンのように、スープ全体が酸味一色になるわけではありません。
ふわっとレモンの香りが加わり、もつの脂を軽くしてくれる程度です。
「酸っぱい鍋は苦手」
という方でも、比較的食べやすいと思います。
反対に、強い酸味を期待すると少し物足りないかもしれません。
個人的には、この控えめなレモン感がちょうどよく感じました。
塩スープともつの脂がよく合う
スープは塩味がベース。
最初は比較的あっさりしていますが、食べ進めるうちにもつの脂や野菜の旨味が溶け込み、徐々に濃厚になります。
最初のひと口と、最後のひと口で味が少し変わるのも鍋料理らしいところ。
麺を食べ終えた後も、スープをつい飲み続けてしまいます。
ただし、熱々の鉄鍋なので、最後まで油断は禁物。
スープが少なくなっても、器はまだしっかり熱いです。
もつ鍋と締めの麺を最初から楽しめる
普通のもつ鍋では、まず肉や野菜を食べ、最後にちゃんぽん麺を入れます。
ところが、めんちゃんこは最初から麺入り。
つまり、もつ鍋と締めのちゃんぽんを同時に食べているような料理です。
鍋の前半と後半を、一杯へまとめてしまったということですね。
締めを待てないせっかちな人にも向いています(笑)
1人でも食べやすく、短時間で博多のもつ鍋気分を味わえるのが魅力です。
大満足で完食
もつの脂。
ニラやキャベツの甘み。
もちっとした麺。
塩スープとレモンの爽やかな香り。
すべての相性がよく、最後まで飽きずに食べられました。
期間限定メニューを見て勢いで注文しましたが、結果は大正解。
大満足で完食です。
定番の元祖めんちゃんこを食べるつもりだったのに、期間限定の文字を見ると簡単に予定が変わってしまいます。
人間は限定という言葉に弱いものですね(笑)
木久蔵ラーメンも現在販売中
ところで、上のメニュー写真に木久蔵ラーメンが載っていることに気づいたでしょうか。
まずい代名詞とウワサになったこともある木久蔵ラーメンです。
落語家の林家木久扇さんでおなじみですね。
2026年現在も、めんちゃんこ亭の公式メニューに掲載されています。
価格は通常サイズ720円、小盛540円、こんにゃく麺860円です。
話のネタとして注文する人もいるでしょう。
しかし、長く販売され続けているということは、単なる冗談商品ではないはず。
次回は、実際に食べてウワサの真相を確かめてみたいと思います。
混雑時はLINEで順番待ち通知
藤崎本店では、混雑時にLINEで呼び出し通知を受け取れる順番待ちサービスが案内されています。
受付を済ませると、席の準備が整った段階で通知を受け取れる仕組みです。
店頭の狭い場所で立ち続けなくても、近くで待てるのは便利ですね。
ただし、サービス内容や利用方法は変更される可能性があります。
混雑時は店頭の案内をご確認ください。
全席禁煙で子ども連れでも利用しやすい
藤崎本店は全席禁煙です。
カウンター席とテーブル席があり、1人客から家族連れまで利用できます。
鉄鍋は非常に熱いため、小さな子どもと利用する際は、鍋へ触れないよう注意しましょう。
料理そのものより、鍋の縁のほうが攻撃力は高いかもしれません(笑)
2026年版・藤崎本店の基本情報
店舗名:めんちゃんこ亭 藤崎本店
住所:福岡県福岡市早良区百道2-8-1
電話番号:092-844-3992
営業時間:11:00~翌3:00
ラストオーダー:翌2:30
定休日:なし
アクセス:福岡市地下鉄空港線「藤崎駅」2番出口から徒歩約2分
駐車場:7台
禁煙・喫煙:全席禁煙
席数:約50席
予約:通常利用は来店順が基本
混雑時:LINE呼び出し対応の順番待ちサービスあり
22:00以降は、深夜料金が加算される場合があります。
営業時間、価格、期間限定メニュー、決済方法などは変更される可能性があるため、訪問前に公式サイトや公式SNSをご確認ください。
博多で麺料理を食べるなら候補に入れたい
博多の麺料理といえば、豚骨ラーメンや柔らかいうどんが有名です。
しかし、その2つだけで帰ってしまうのは少々もったいありません。
ちゃんこ鍋の旨味と、煮込み麺のおいしさを同時に楽しめるめんちゃんこも、福岡らしい一杯です。
今回食べた塩レモンもつ鍋めんちゃんこは、もつの濃厚な脂とレモンの爽やかさが好相性。
期間限定ではありますが、見かけたら試してほしいメニューです。
販売していない時期なら、定番の元祖めんちゃんこや、もつ鍋めんちゃんこを選ぶのもよいでしょう。
昼食にも、夕食にも、飲んだ後の締めにも使える藤崎本店。
次回は定番めんちゃんこにするか、木久蔵ラーメンへ挑戦するか。
今から迷っています(笑)












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