福井県へ、気ままな一人旅に出かけました。
今回の目的地は、福井県を代表する温泉地の1つ「あわら温泉」です。
あわら温泉と聞いて、
「名前は聞いたことがあるけれど、どこにあるの?」
と思った方もいるかもしれません。
東京や横浜から見ると、箱根や熱海ほど気軽に行ける場所ではないため、少しマイナーに感じる温泉地かもしれませんね(笑)
しかし、あわら温泉は明治時代に開湯し、古くから「関西の奥座敷」として親しまれてきた福井県屈指の温泉地です。
以前から気になっており、いつか泊まりに行きたいと思っていました。
今回は物件視察も兼ねた旅でしたが、せっかく福井県まで来たのです。
仕事だけで帰るつもりはありません。
温泉に入り、観光を楽しみ、福井ならではのグルメも食べる。
仕事と旅行の境界線が少々あいまいですが、かなりリフレッシュできました(笑)
もちろん、ブログで紹介したくなるグルメネタもしっかり仕入れてきましたよ。
今回ご紹介するのは、福井県坂井市にある「竹田の油あげ 谷口屋」。
ご飯茶碗よりも大きな、揚げたての油揚げを味わえる人気店です。
なお、この記事は訪問当時の体験をもとに、交通事情や谷口屋の営業情報を2026年時点の内容へ更新してリライトしています。
横浜から新幹線で福井県へ
現地まで飛行機で行くか、新幹線で行くか。
出発直前まで、かなり迷いました。
当時は飛行機の方が移動時間が短く、条件によっては費用も安かったのです。
それでも今回は、新幹線を選びました。
速さと安さだけを求めるなら、飛行機も魅力的です。
しかし、
「これから遠くへ旅に出るぞ」
という旅情を感じるなら、個人的には新幹線に軍配が上がります。
車窓の風景が少しずつ変わっていく様子を眺められるのも、鉄道旅行ならではです。
訪問当時は、東海道新幹線で新横浜駅から米原駅へ向かい、米原駅で特急しらさぎ号に乗り換えて北上しました。
2026年現在は芦原温泉駅まで北陸新幹線が乗り入れ
2024年3月16日に北陸新幹線の金沢~敦賀間が開業し、現在の芦原温泉駅には北陸新幹線が停車します。
そのため、東京・横浜方面からの鉄道ルートは、訪問当時とは大きく変わりました。
東京駅から北陸新幹線「かがやき」や「はくたか」を利用し、芦原温泉駅まで向かう方法があります。
横浜方面からなら、まず東京駅へ移動して北陸新幹線へ乗り換えるルートが分かりやすいでしょう。
東海道新幹線を利用する場合は、米原駅から特急しらさぎで敦賀駅へ向かい、敦賀駅で北陸新幹線に乗り換えて芦原温泉駅を目指す形になります。
当時のように、特急しらさぎだけで芦原温泉駅まで行くことはできなくなりました。
昔の記事を頼りにすると、途中で線路が足りなくなるわけではありませんが、予定していた電車には乗れません(笑)
最新の乗換案内を確認してから出発しましょう。
新幹線でタケノコおにぎりを食べる
旅の楽しみといえば、移動中に食べる朝ごはん。
途中で、おいしそうなタケノコおにぎりを見つけたので、新幹線の車内で腹ごしらえをしました。
見てください、このタケノコ。
おにぎりの中に細かく混ざっているのではなく、かなり存在感のあるタケノコが上にのっています。
「私はタケノコおにぎりです」
と、遠くからでも分かる見た目です。
なかなか豪快でしょう。
シャキッとしたタケノコの食感が残っており、朝食としても食べ応えがありました。
ただし、今回のメイングルメはこれではありません(笑)
ここで満足して旅を終えるわけにはいかないのです。
車窓から福井駅を眺める
列車は福井駅を通過しました。
平日の早朝に下り方面へ向かう列車だったため、乗客はそれほど多くありません。
周囲にいるのは、スーツ姿のサラリーマンが中心でした。
一方の私は、軽装で荷物も少なめ。
周囲から見れば、
「この人は仕事なのか、旅行なのか」
と、少し不思議に思われていたかもしれません。
正解は、物件視察と温泉とグルメ。
自分でも、どれが主目的だったのかよく分かりません(笑)
芦原温泉駅に到着
そんなこんなで、目的地の芦原温泉駅に到着しました。
訪問当時の芦原温泉駅は、北陸本線の特急列車が停車する、比較的落ち着いた雰囲気の駅でした。
その後、北陸新幹線の延伸開業に合わせて駅周辺が整備され、現在は北陸新幹線とハピラインふくいが乗り入れる駅となっています。
新幹線の開業によって、福井・金沢・東京方面からのアクセスが便利になりました。
なお、「芦原温泉駅」という名前ですが、温泉旅館が並ぶ中心街が駅前に広がっているわけではありません。
あわら温泉街までは距離があり、路線バスやタクシーでおよそ10~15分。
宿泊する旅館によっては、芦原温泉駅から無料送迎を行っている場合もあります。
電車で訪れる場合は、宿を予約する際に送迎の有無を確認しておくと安心です。
駅のベンチに白衣姿の恐竜
駅のベンチには、白衣を着た恐竜が座っていました。
白衣姿なので、恐竜博士という設定でしょうか。
隣に座って記念写真を撮りたくなる、なかなか愛嬌のある恐竜です。
福井県は、日本国内でも多くの恐竜化石が発見されている地域。
勝山市には福井県立恐竜博物館があり、福井県は「恐竜王国」として知られています。
駅や街中のさまざまな場所で恐竜を見かけるため、福井へ来たことを実感させてくれます。
決して福井県の形そのものが恐竜に見えるから、恐竜王国になったわけではありません(笑)
それでは、福井県に到着して最初のご当地グルメを食べに行きましょう。
レンタカーで「竹田の油あげ 谷口屋」へ
芦原温泉駅でレンタカーを借り、最初に向かったのは「竹田の油あげ 谷口屋」です。
谷口屋があるのは、福井県坂井市丸岡町の山あい。
芦原温泉駅やあわら温泉街のすぐ近くというわけではないため、車で向かうのが便利です。
緑豊かな道を走っていると、立派な建物が見えてきました。
油揚げを食べるための店と聞いて、もっと小さな食堂を想像していましたが、予想以上に大きくて立派な店舗です。
【谷口屋】福井県坂井市丸岡町上竹田37-26-1
油揚げが主役の専門レストラン
店頭の看板には、
「日本で唯一の油あげレストラン」
と書かれていました。
油揚げを扱う飲食店は、全国にほかにもあるでしょう。
しかし、油揚げを堂々と主役に据えたレストランとなると、かなり珍しい存在です。
普通なら油揚げは、味噌汁に入っていたり、煮物の中にいたり、いなり寿司になっていたり。
料理界では、どちらかといえば名脇役です。
ところが谷口屋では、その油揚げがセンターを務めています。
豆腐でも肉でも魚でもありません。
本日の主役、油揚げ。
油揚げの出世物語を見ているようです(笑)
広々とした谷口屋の店内
店内へ入ってみます。
外観だけでなく、店内も広々としています。
山あいにある豆腐料理店ということで、昔ながらの素朴な食堂をイメージしていました。
しかし、実際は明るく清潔感があり、多くのお客さんを受け入れられる立派なレストランです。
人気店のため、休日や観光シーズンには待ち時間が発生することもあります。
谷口屋では原則として席の予約を受け付けておらず、当日の受付番号順に案内されます。
混雑時は受付を予定より早く終了する場合もあるため、時間に余裕を持って訪れた方がよいでしょう。
注文はタッチパネル式
案内されたテーブルには、タッチパネル式の注文端末が設置されていました。
山あいの老舗豆腐店へ来たつもりが、注文方法はなかなか先進的です。
老舗だからといって、注文を紙へ書き、店員さんへ手渡すとは限りません。
油揚げは伝統的。
注文方法はデジタル。
良い意味で予想を裏切られました。
写真を見ながら選べるので、初めて訪れる人にも分かりやすいですね。
谷口屋名物「油あげ御膳」を注文
今回注文したのは、谷口屋を代表するメニュー油あげ御膳です。
油揚げを中心に、ご飯、味噌汁、おぼろ豆腐、おからなどが付いた御膳です。
油揚げがメインのお膳なんて、やはり珍しいですよね。
通常、定食のメインといえば焼き魚、刺身、天ぷら、トンカツなど。
油揚げを主菜として注文する機会は、そう多くありません。
しかし、料理が運ばれてきた瞬間、
「これは確かにメインを張れる」
と思いました。
ご飯茶碗より大きな巨大油揚げ
まず驚いたのが、油揚げの大きさです。
予想していたものより、かなり大きい。
写真を見ても、ご飯茶碗より大きいことがお分かりいただけると思います。
スーパーで販売されている一般的な油揚げを想像して注文すると、実物を見たときに驚くでしょう。
厚みも十分にあり、見た目は油揚げというより、
「四角い巨大揚げ豆腐」
といった迫力です。
これを1人で食べるのか。
注文したのは自分ですが、一瞬だけ不安になりました(笑)
まずは何もかけずに食べてみる
最初は、一口、二口、そのまま食べてみます。
箸を入れた瞬間、
サクッ、パリッ。
という心地よい感触が伝わってきました。
表面は揚げたてで香ばしく、薄い皮がパリパリに仕上がっています。
市販の油揚げを温めたときとは、明らかに違う食感です。
箸で触れただけでも、
「これは普段食べている油揚げとは別物だ」
と分かります。
しかし、何もつけずに食べると、大豆の風味や香ばしさは感じられるものの、味付けはかなり控えめ。
正直に申し上げると、
「やはり何か味が欲しい」
という感想になりました(笑)
素材そのものを深く味わえるほど、私の舌は繊細ではなかったようです。
油揚げ専用のタレをかける
そこで、テーブルに用意されていた油揚げ専用のタレをかけていただきます。
専用のタレがあるということは、店側もやはり味付けの必要性を理解しているのでしょう。
ところが、タレを油揚げの上からかけても、表面の油にはじかれてしまいます。
せっかくかけたタレが、油揚げの上を滑り落ちていきました。
油と水が混ざらないことを、理科の授業ではなく昼食で実感します。
仕方がないので、皿の下にたまったタレへ油揚げをつけて食べることにしました。


外はサクサク、中はふっくら
専用のタレをつけると、大豆の風味と油揚げの香ばしさが一気に引き立ちます。
醤油をベースにしたタレの塩気が加わり、ご飯にも合う味になりました。
外側はサクサク、パリパリ。
一方、中は厚みがあり、ふっくらとしています。
薄い市販の油揚げとは違い、内側に大豆の存在感がしっかり残っています。
揚げ物なので油のコクはありますが、揚げたてだからか、重たさばかりが前に出る感じではありません。
ただし、かなり大きくて厚みもあるため、食べ応えは満点。
最初は、
「油揚げだけで、お腹いっぱいになるの?」
と思っていました。
しかし、食べ進めるうちに、その心配がまったく不要だったことに気づきます。
これは副菜の油揚げではありません。
間違いなく主菜です。
油あげ御膳は大豆料理のオンパレード
油あげ御膳の魅力は、巨大な油揚げだけではありません。
おぼろ豆腐があり、味噌汁の具にも豆腐が入っています。
さらに、豆腐を作る過程で生まれる「おから」まで添えられていました。
まさに、大豆料理のオンパレードです。
大豆が、
豆腐になり、
油揚げになり、
おからになり、
味噌汁の中にも入る。
1つの御膳の中で、大豆がさまざまな形へ変身しています。
ここまで来ると、大豆のテーマパークです(笑)
豆腐作りの副産物であるおからまで料理として活用されているところにも、素材を無駄にしない工夫を感じました。
同じ大豆を使っていても、食感や味わいはそれぞれ異なります。
油揚げの香ばしさ。
おぼろ豆腐のなめらかさ。
おからの素朴な味。
大豆料理ばかりなのに、単調に感じませんでした。
谷口屋は大正創業の老舗豆腐店
谷口屋は、大正時代に創業した福井県の老舗豆腐店です。
福井県は油揚げの消費が盛んな地域として知られており、その中でも谷口屋の「竹田の油あげ」は、福井を代表する名物の1つになっています。
使用する水、大豆、にがり、揚げ油など、素材や製法へ強くこだわっているとのこと。
巨大だから話題になっているだけではありません。
揚げたての食感と大豆の風味を楽しめるよう、丁寧に作られているからこそ、多くの人が訪れるのでしょう。
油揚げが好きな方なら、福井旅行の途中に立ち寄ってみる価値があります。
普段は、
「油揚げを食べるためだけに車を走らせる」
という発想は、あまり浮かばないと思います。
しかし、谷口屋の油揚げは、その目的だけで訪れる人がいるのも納得できる一品でした。
店内には有名人のサインも
店内には、有名人のサイン色紙も飾られていました。
テレビや雑誌などでも紹介されている人気店だけあり、多くの著名人が訪れているようです。
サインの数を見ると、この店の知名度の高さがよく分かります。
私も有名人ではありませんが、横浜から油揚げを食べに来ました(笑)
2026年の谷口屋 営業時間・定休日・予約方法
2026年時点の「竹田の油あげ 谷口屋」の主な店舗情報は、次の通りです。
店名:竹田の油あげ 谷口屋
住所:福井県坂井市丸岡町上竹田37-26-1
食事処の営業時間(3月~11月):10:30~15:00(ラストオーダー15:00)
食事処の営業時間(12月~翌年2月):11:00~14:00(ラストオーダー14:00)
売店の営業時間:9:00~17:00
定休日:火曜日、年末年始
予約:原則予約不可。当日の受付番号順に案内
駐車場:あり
季節や混雑状況によって、営業時間や受付終了時刻が変更される場合があります。
また、定休日以外に臨時休業日が設けられることもあります。
特にゴールデンウィークや行楽シーズンは混雑しやすいため、早めの到着がおすすめです。
訪問前には、谷口屋公式サイトの営業日案内や最新のお知らせを確認してください。
谷口屋の油揚げは主役になれる一品だった
油揚げがメインの御膳と聞いたときは、
「途中で飽きてしまうのでは?」
と思っていました。
しかし、実際に食べてみると、普段スーパーで購入している油揚げとは食感も存在感も別物です。
揚げたての表面はサクッと香ばしく、中は厚みがあってふっくら。
専用のタレをつければ、ご飯が進む立派なおかずになります。
おぼろ豆腐やおからなども添えられており、1つの御膳で大豆のさまざまな魅力を味わえました。
福井県へ行く機会があり、油揚げや豆腐料理が好きなら、谷口屋は立ち寄ってみたいお店です。
ただし、一般的な油揚げの大きさを想像して注文すると驚きます。
訪問前は、お腹をしっかり空かせておきましょう。
福井一発目のグルメとして、いきなり大豆の底力を見せつけられました(笑)












福井県ってもしかしたら一度も訪れた事がないかも知れません(笑)
未だに訪れた事がない県沢山あるのですがね(苦笑)
タケノコがまず大きいっ(笑)って言うか具がはみ出し過ぎじゃないですか(笑)
これは美味しそうですw
あっ本命ではないんですねw
油揚げ大好きですw
これは間違いなく美味しいでしょうね(笑)
こんなに大きく分厚いのは初めて見ましたし
見ただけで美味しさが伝わってきます。
材料を余す事なく使い切るのも永く営んできたからなんでしょうね。
いやぁ是非食べてみたいっす(笑)
醤油に生姜とネギで食べるのも美味しいかも(笑)
魔王さま
このタケノコおにぎりで記事を一つ書けば良かったですかね(笑
油揚げ、本当にボリューミーでパリパリサクサクで大満足でしたよ。
お腹いっぱいになっても、消化が早いのかすぐにお腹が空きました。
生姜とネギ!これもたまりませんねー。
福井に行かれることがあったら、ぜひ食べてみてくださいね(^^
私の地元、新潟にも栃尾の油揚げというでっかい油揚げがあるのですが、福井にもこんなにおいしそうな油揚げがあるなんて! 油揚げがメインの御前 とても気になります!!(*’ω’*)
体にも優しそうですね~( *´艸`)
ゆーたんさま
油揚げがメインの食事なんてなかなか珍しいですよね。
大豆ばかりの料理なので、健康にも良さそうですね(笑
はい、栃尾の油揚げは存じ上げております!
栄パーキングで、その油揚げが入ったきつねそばを食べました。
今度記事をアップしますね(^^