【2026年版】牧のうどん加布里本店へ!食べても減らない麺とごぼう天・かしわ飯を実食

今回ご紹介するのは、福岡を代表する庶民派グルメのひとつ「うどん」です。

福岡といえば、博多ラーメンやもつ鍋、水炊き、明太子などが有名。

しかし、実はうどん文化が非常に根付いている地域でもあります。

福岡のうどんは、讃岐うどんのような強いコシを楽しむタイプとは少し違い、やわらかくて出汁によくなじむ麺が特徴です。

その福岡うどんの中でも、圧倒的な知名度を誇るお店が牧のうどん

福岡県民なら知らない人はいないのではないか、というほど有名なうどんチェーンです。

そして牧のうどんには、こんな伝説があります。

食べても食べても減らない!

それどころか、

途中から増えてくる!

食べ物が自然に増えるなら家計に優しそうですが、うどん店で起きると少々恐怖です(笑)

果たして、本当にうどんは増えるのでしょうか。

今回は福岡県糸島市にある「牧のうどん加布里本店」を訪れ、その謎を確かめてみることにしました。

なお、この記事は訪問当時の体験をもとに、2026年時点で確認できる店舗情報を補足してリライトしています。

牧のうどん加布里本店へ車で向かう

博多駅周辺から車を走らせること約30分。

道路沿いに大きなお釜の看板が見えてきました。

ここが今回の目的地、牧のうどん加布里本店です。

【牧のうどん加布里本店】福岡県糸島市神在1334-1

牧のうどん本店外観
牧のうどん本店の外観

現在の住居表示では、住所は福岡県糸島市神在西2-23-1となっています。

大きな看板とお釜のマークが目立つため、車で走っていても比較的見つけやすいでしょう。

加布里本店には広い駐車場があり、車で訪れやすいのも魅力です。

JR筑肥線の加布里駅からも徒歩圏内なので、電車でもアクセスできます。

地元では「まきの」や「マッキー」と呼ばれている?

牧のうどんは、地元の人から「まきの」と呼ばれることが多いそうです。

なかには「マッキー」と呼ぶ人もいるのだとか。

マッキーと聞くと、うどん店より先に別の人物が頭へ浮かびそうですが、福岡では牧のうどんなのでしょう。

私が初めて店名を聞いたときに思ったのは、

「牧って誰?」

でした。

スラムダンクの牧
ポール牧

牧と聞いて思い浮かべたのは、スラムダンクの牧紳一やポール牧さん。

しかし、どちらも牧のうどんとは関係ありません(笑)

後から調べてみると、牧のうどんの「牧」は創業した場所の地名に由来しているそうです。

人名ではなかったのですね。

誰かのこだわりが詰まった個人店というより、地名を冠した地域密着型のうどん店だったというわけです。




牧のうどん加布里本店の店内へ

それでは、お店に入ってみましょう。

牧のうどん店内

店内にはカウンター席やテーブル席、座敷があります。

今回は、せっかくなので座敷を選びました。

靴を脱ぎ、足を伸ばしながらゆっくりうどんをいただくことにします。

牧のうどんは回転の速い庶民的なお店ですが、座敷があると家族連れでも利用しやすいですね。

ただし、お腹いっぱいになったあとに座敷から立ち上がるのは、少し大変かもしれません。

この時点では、まだ後ほど訪れる満腹地獄を知りませんでした。

福岡を中心に多くの店舗を展開

店内には、牧のうどんの店舗一覧が掲示されていました。

牧のうどん全店舗

福岡県内を中心に、佐賀県にも店舗を展開しています。

なるほど。

これだけ店舗があれば、福岡県民に広く知られているのも納得です。

加布里本店のほか、今宿、周船寺、早良、空港、博多バスターミナルなどにも店舗があります。

観光客にとっては、博多駅近くにある博多バスターミナル店や、福岡空港から立ち寄りやすい空港店が便利でしょう。

一方、加布里本店は糸島方面へのドライブと組み合わせやすい店舗です。

本店という言葉に弱い私は、どうせ食べるなら本店へ行きたくなってしまいます。

同じ味だとしても、なぜか本店で食べたほうが御利益がありそうに感じるのです。

テーブルには入れ放題のネギ

テーブルの上には、容器に入ったネギが置かれていました。

牧のうどんのネギ

好みに合わせて、うどんへ加えることができます。

写真を見ると、少々乾燥しているようにも見えますね。

このネギ、もともとはみずみずしい生の状態だったのでしょうか。

だとしたら、だいぶ水分を奪われているような気もしますが……まあ問題ありません(笑)

うどんのつゆへ入れれば、再び水分を吸収して復活するでしょう。

考えてみれば、つゆを吸って増える麺といい、つゆで復活するネギといい、牧のうどんではすべてが出汁を求めています。



牧のうどん名物「ごぼう天うどん」を注文

今回注文したのは、福岡うどんの定番ごぼう天うどんです。

牧のうどんのごぼう天うどん

福岡では、ごぼうを天ぷらにしてうどんへ載せる「ごぼう天うどん」が親しまれています。

ただし、ごぼう天の形は店によってさまざま。

細長く切ったごぼうをかき揚げのようにまとめる店もあれば、薄切りや短冊切りのごぼうを個別に揚げる店もあります。

牧のうどんのごぼう天は、私がそれまでに見たものとは少し違うタイプ。

丸みのある大きなごぼう天が、うどんの上へゴロゴロと載っています。

衣はつゆを吸う前なら香ばしく、時間がたつと出汁を含んでやわらかくなります。

その変化も楽しめそうですね。

牧のうどん最大の特徴はやわらかい麺

牧のうどん最大の特徴は、なんといってもこのやわらかい麺です。

讃岐うどんのような強いコシや弾力を期待すると、最初は驚くかもしれません。

麺は太く、表面はやわらか。

出汁をどんどん吸い込んでいきます。

「やわらかいうどん」と聞くと、単に茹ですぎた麺を想像する人もいるでしょう。

しかし、福岡のやわらかいうどんは、出汁となじませて味わうもの。

強いコシを楽しむ讃岐うどんとは、そもそも目指している方向が違うのです。

硬い麺とやわらかい麺。

どちらが優れているという話ではなく、完全に別ジャンルだと思ったほうがよさそうです。

小さなヤカンに入っているのは追加用のつゆ

うどんと一緒に、小さなヤカンが運ばれてきました。

牧のうどんのヤカン

この中に入っているのは、お茶ではありません。

うどんのつゆです。

牧のうどんの麺は、時間がたつにつれてつゆを吸い込んでいきます。

すると丼のつゆが減ってしまうため、このヤカンから好みの量を継ぎ足しながら食べるのです。

うどんを食べるために追加のつゆが必要になる。

冷静に考えると、なかなか独特な仕組みですね。

ちなみに以前は、ラグビー部の「魔法のヤカン」を思わせるような、黄金色の大きなヤカンが使われていたそうです。

私も、それを少し期待していました。

しかし実際に運ばれてきたのは、比較的小ぶりで落ち着いたヤカン。

勝手に巨大なヤカンを想像していたので、少しだけ残念です。

とはいえ、うどん店でラグビー部のヤカンを期待するほうが間違っている気もします(笑)

やわらかい麺は「ちくわぶ」のような食感?

まずは、うどんをひと口食べてみます。

牧のうどん

口に入れた瞬間、私の頭に浮かんだのは、おでんの「ちくわぶ」でした。

表面が少し溶けるほど煮込まれた、やわらかいちくわぶ。

あのモチッとした食感に、どこか似ています。

もちろん、うどんなので完全に同じではありません。

しかし、強いコシではなく、やわらかさと小麦の密度を感じる食感は、ちくわぶに通じるものがあります。

ただし、福岡の人には「ちくわぶ」があまりなじみのない食べ物なのだとか。

関東では、おでんの定番具材として普通に並んでいます。

一方、九州ではスーパーやコンビニのおでんに入っていないことも多いようです。

つまり福岡の人へ、

「牧のうどんって、ちくわぶみたいですね!」

と伝えても、比較対象そのものが通じない可能性があります。

地域による食文化の違いは面白いですね。

昆布といりこの旨味を感じるつゆ

牧のうどんは、麺のやわらかさばかりが注目されがちです。

しかし、つゆも美味しい。

九州らしい少し甘みのある味わいで、昆布や魚介の旨味を感じます。

強烈な味ではありませんが、やわらかい麺やごぼう天によく合います。

つゆが美味しかったため、私は勢いよくうどんを食べ進めていました。

ところが、隣に座っていた妻から突然、

「一旦うどんはストップ!かしわ飯を食べて」

と指示が入ります。

なぜ途中で止める必要があるのでしょうか。

どうやら、牧のうどん名物の現象を体験させるための作戦だったようです。

うどんを食べて麺が減り、つゆの水位も下がった丼。

そこへ先ほどのヤカンからつゆを追加し、いったんうどんを放置します。

そして、かしわ飯へ移ることにしました。

うどんと一緒に食べたい名物「かしわ飯」

かしわ飯とは、鶏肉を使った炊き込みご飯のことです。

牧のうどんのかしわ飯

九州では鶏肉のことを「かしわ」と呼ぶことがあります。

その鶏肉や具材を醤油ベースの味付けで炊き込んだものが、かしわ飯です。

牧のうどんでは、うどんと一緒にかしわ飯を注文するお客さんが多いそうです。

これがまた美味しい。

鶏肉の旨味と、少し甘めの醤油味がご飯に染み込んでいます。

派手な料理ではありませんが、どこか懐かしく、何度でも食べたくなる味です。

やわらかいうどんと、しっかり味の付いたかしわ飯。

炭水化物に炭水化物を合わせる、罪深くも間違いのない組み合わせですね。

「うどんだけでも多そうなのに、ご飯まで注文するの?」

と思うかもしれません。

しかし、牧のうどんへ来たからには、かしわ飯も外しにくい。

ここでは胃袋の容量より、名物を食べたい気持ちが優先されます。




放置していたうどんが本当に増えた?

しばらく、かしわ飯を味わいます。

そして再びうどんを食べようと、丼へ手を伸ばしてみると……

うどんが増えています!!

牧のうどん増えている

先ほどまで確かに減っていたはずの麺が、再び丼を覆い尽くしているように見えます。

もちろん、うどんが細胞分裂を始めたわけではありません。

やわらかい麺がつゆを吸い込み、さらに膨らんでいたのです。

写真では少し分かりにくいかもしれません。

しかし、実際に目の前で見ると、

「さっきより増えていないか?」

と本気で思います。

これが、牧のうどんの「食べても食べても減らない」といわれる理由なのでしょう。

ゆっくり食べるほど麺がつゆを吸い続ける

牧のうどんの麺は、時間がたつほどつゆを吸収します。

一気に食べれば、それほど変化を感じないかもしれません。

しかし、途中で会話をしたり、かしわ飯を食べたりしていると、その間にも麺は黙々とつゆを吸い続けます。

誰にも頼まれていないのに、自主的に成長していくのです。

なんでも、うどんを1本ずつゆっくり食べていると、なかなか量が減らないのだとか。

もちろん実際の麺の本数が増えるわけではありません。

それでも水分を吸って膨らむため、食べ進めても丼の中が寂しくならないのです。

むしろ、食べる速度より麺が膨らむ速度のほうが速ければ、

「増えている」

と感じることになります。

まさに、恐怖のうどん。

食事中に敵が自己増殖するゲームのようです(笑)

ヤカンのつゆを継ぎ足しながら完食を目指す

麺がつゆを吸うと、丼の中の水分が少なくなります。

そこで登場するのが、先ほどのヤカンです。

つゆを継ぎ足すと、再び麺が水分を吸収。

そして、またつゆが減ります。

追加する。

吸われる。

また追加する。

まるで、麺へ永遠につゆを与え続ける無限ループです。

それでも、つゆが美味しいので不思議と食べ進められます。

ごぼう天も時間とともにつゆを吸ってやわらかくなり、最初とは違った味わいに変化しました。

サクッとした衣を楽しみたいなら早めに。

出汁をたっぷり吸わせたいなら後半まで残しておく。

どちらも美味しいので、半分ずつ違うタイミングで食べるのがよさそうです。

2026年のごぼう天うどんとかしわ飯の価格

2026年7月時点で、公式サイトに掲載されている主な価格は次のとおりです。

・かけうどん・そば 390円
・ごぼう天うどん・そば 490円
・きつねうどん・そば 490円
・丸天うどん・そば 510円
・肉うどん・そば 650円
・スペシャルうどん・そば 1,190円
・かしわご飯 210円

ごぼう天うどんとかしわ飯を両方注文しても、合計700円。

現在でも比較的手頃な価格で、お腹いっぱい食べられるのが魅力です。

ただし、メニューや価格は今後変更される可能性があります。

訪問時には、店内メニューまたは公式サイトで最新情報をご確認ください。

牧のうどん加布里本店の2026年店舗情報

店名:釜揚げ 牧のうどん 加布里本店

住所:福岡県糸島市神在西2-23-1

電話番号:092-322-3091

営業時間:9:00~24:00

定休日:第3水曜日と案内されている場合があります

最寄り駅:JR筑肥線「加布里駅」から徒歩約10分

駐車場:あり

支払い方法:現金を用意しておくと安心

営業時間や定休日は変更される可能性があります。

特に年末年始や臨時休業については、訪問前に店舗へご確認ください。

なお、カーナビや古い地図では旧住所の「糸島市神在1334-1」と表示されることがありますが、現在の住居表示は「糸島市神在西2-23-1」です。

安くて美味しく、お腹いっぱいになる福岡うどん

最終的には、ごぼう天うどんとかしわ飯を無事に完食。

かなり満腹になりました。

噂どおり、牧のうどんの麺は時間がたつほどつゆを吸い、減ったはずなのに再び増えたように見えます。

最初は独特なやわらかさに驚きましたが、食べ進めるうちに出汁となじんだ麺の美味しさが分かってきました。

コシの強いうどんとは正反対。

しかし、このやわらかさこそが牧のうどんの個性なのでしょう。

さらに、ごぼう天とかしわ飯も美味しく、価格も手頃。

福岡の人たちに長く親しまれている理由がよく分かりました。

食べても食べても減らない、少し不思議なうどん。

恐怖を感じるほど満腹になりましたが、私はまた食べに行きたいですね(笑)




4 件のコメント

  • お出汁を吸って増える麺、生きてますねー(笑)
    かしわ飯も、美味しそう、これと増えるうどんは、お腹一杯になりそうですね、ガッツリ系には喜ばれそうですね😄!

    • はへほ様

      ウワサ通りの恐怖のうどんでした(笑)
      ごぼう天の記事というのは「大地のうどん」のことですね。
      近日中に、また別のごぼう天の記事をアップします。

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