門司港名物「バナナ焼きカレー」を実食!伽哩本舗とレトロ観光を満喫

福岡市内から門司港レトロへドライブ

福岡市内から車で、門司港(もじこう)までドライブに行ってみました。

門司港があるのは、福岡県北九州市の北東部。

九州の北端に位置し、目の前に広がる関門海峡を渡れば、本州の山口県下関市です。

九州と本州が、思っていた以上に近い。

海の向こうに本州が見える景色を眺めていると、日本地図の端っこまで来たような気分になります。

この一帯は、明治から昭和初期に建てられた歴史的建造物が残る「門司港レトロ」として整備され、北九州を代表する観光スポットになっています。

門司港
門司港レトロマップ
門司港

港町らしい開放的な景色と、レトロな洋館が混在する街並み。

ただ歩いているだけでも、ちょっとした旅行気分を味わえます。

※この記事は訪問当時の体験をもとに、2026年の施設情報やアクセス情報を加えてリライトしています。営業時間、料金、駐車場などは変更される場合があるため、訪問前に各施設の公式情報をご確認ください。

門司港は明治から昭和初期に栄えた国際貿易港

門司港は、1889年に国の特別輸出港へ指定されて以降、国際貿易港として発展しました。

中国大陸や朝鮮半島、ヨーロッパなどを結ぶ航路の拠点となり、多くの人や物が行き交った港町です。

最盛期には商社や銀行、海運会社などが集まり、街には洋風建築や飲食店が次々と誕生しました。

現在も旧門司税関、旧大阪商船、旧門司三井倶楽部など、当時の繁栄を伝える建物が残っています。

歴史的な建物と現代的な施設を歩いて巡れるのが、門司港レトロの大きな魅力です。

以前の社員旅行と奇妙なすれ違い

そういえば、以前の社員旅行で、職場の人たちが門司港周辺を訪れたことがありました。

私は私用があったため、その社員旅行には不参加。

ところが、偶然にもわたしはその私用で福岡へ来ていたんですよね(笑)

社員旅行には参加していないのに、行き先の近くにはいる。

もしかすると、現地集合でもよかったかもしれません。

伽哩本舗 門司港レトロ店
門司港

門司港レトロの港を散策

門司港レトロの中心部は、JR門司港駅から歩いて巡れる範囲に観光スポットが集まっています。

海峡プラザや歴史的建造物を見ながら、港沿いをのんびり散策できます。

海辺には遊覧船らしき船も停泊していました。

門司港

「焼カレー」と書かれた黒い船。

これが遊覧船なのでしょうか。

焼きカレーの看板を掲げながら海に浮かぶ姿は、なかなかの門司港感です。

船なのか飲食店なのか、遠くから見ると少し判断に迷います。

高層ビルの31階は「門司港レトロ展望室」

港の向こうには、ひときわ高いビルが見えました。

気になったので、近くまで行ってみます。

伽哩本舗 門司港レトロ店

訪問当時は「たぶん展望台だろう」と思いながら眺めていましたが、実際にこの建物の31階には「門司港レトロ展望室」があります。

建物は、日本を代表する建築家のひとりである黒川紀章氏が設計した高層マンションです。

その最上階にある展望室は、地上103mの高さ。

門司港レトロの街並みや関門海峡、対岸の下関市まで一望できます。

かなり見晴らしがよさそうですね。

昼間の景色だけでなく、夕暮れや夜景も人気があります。

2026年現在、門司港レトロ展望室の営業時間は10:00~22:00、最終入館は21:30です。

入館料は大人300円、小中学生150円。

門司港を初めて訪れるなら、街歩きと合わせて立ち寄りたい場所です。

なお、展望室専用の駐車場はありません。車の場合は、門司港レトロ周辺の有料駐車場を利用します。




門司港名物「バナナマン」の像

港の周辺を歩いていると、バナナの姿をした人物の像がありました。

門司港バナナマン

こちらは門司港名物の「バナナマン」です。

門司港といえば、バナナの叩き売り発祥の地としても知られています。

明治時代以降、台湾などから輸入されたバナナは、門司港を経由して全国へ運ばれていました。

しかし、輸送中に熟し過ぎたり傷が付いたりしたバナナは、遠方へ送るのが難しくなります。

そこで、軽快な口上とともに港で売りさばいたことが、バナナの叩き売りの始まりとされています。

現在も伝統芸として受け継がれ、2017年には日本遺産「関門ノスタルジック海峡」の構成文化財に認定されました。

バナナマンと同じポーズで写真を撮るのが、お約束のようです。

門司港バナナマン

訪問したときも、多くの観光客が記念撮影を楽しんでいました。

せっかくなので、ここでは恥ずかしがらずに同じポーズを決めましょう。

周囲も全員観光客なので、誰も気にしていません。

むしろ中途半端に立つより、全力でバナナになったほうが後悔は少ないはずです。

門司港レトロは焼きカレー店がいっぱい

門司港レトロを歩いていると、いたるところで「焼きカレー」の文字を見かけます。

門司港
伽哩本舗 門司港レトロ店

焼きカレーは、門司港を代表するご当地グルメです。

ご飯へカレーをかけ、卵やチーズなどをのせてオーブンで焼き上げる料理。

表面はチーズが香ばしく、器の中ではカレーが熱々に煮立っています。

猫舌には少々手ごわい食べ物ですが、熱いからこそおいしい。

門司港の焼きカレーは昭和30年代に誕生

門司港の「焼きカレー」には、半世紀を超える歴史があります。

明治から昭和初期にかけて国際貿易港として栄えた門司港には、多くの外国人や船員が訪れました。

それに伴い、街には数多くの洋食店や喫茶店が並び、西洋と日本の食文化を組み合わせたハイカラなメニューが生まれます。

焼きカレーも、そのような港町の食文化から誕生した料理です。

発祥については諸説ありますが、昭和30年代に門司港の喫茶店で生まれたという説が広く知られています。

余ったカレーへ卵をのせ、グラタンのようにオーブンで焼いたところ、香ばしくおいしく仕上がった。

そこで店のメニューとして提供すると評判となり、門司港周辺へ広まったといわれています。

やがて家庭料理としても親しまれ、ご飯の上へカレー、卵、チーズなどをのせて焼く現在のスタイルが定着しました。

最初から観光客向けに考案された町おこしグルメではなく、港町の暮らしの中から自然に生まれた料理なのですね。

その背景を知ると、俄然興味が湧いてきました。

せっかく門司港まで来たのですから、食べずに帰るわけにはいきません。




焼きカレー専門店「伽哩本舗 門司港レトロ店」へ

数ある焼きカレー店の中から選んだのは、「伽哩本舗 門司港レトロ店」です。

門司港駅から徒歩約2分。

港町9-2にある阿波屋ビルの2階で営業しています。

【伽哩本舗 門司港レトロ店】福岡県北九州市門司区港町9-2 阿波屋ビル2階

伽哩本舗 門司港レトロ店

2026年現在も営業しており、門司港レトロ店は焼きカレーを専門に提供しています。

門司港レトロ公式サイトに掲載されている営業時間は、11:00~20:00。

オーダーストップは19:30で、定休日は不定休です。

営業時間や休業日は変更される場合があるため、訪問前に公式サイトや電話で確認してください。

横濱カレーミュージアムで人気を集めた店

伽哩本舗は、かつて横浜にあった「横濱カレーミュージアム」へ出店していた実績を持つ店です。

横濱カレーミュージアムは、全国各地のご当地カレーを集めたフードテーマパーク。

残念ながら2007年に閉館しましたが、伽哩本舗はその中で高い人気を集めていたそうです。

伽哩本舗 門司港レトロ店メニュー

私は横浜から来ています。

門司港で横濱カレーミュージアムの文字を見るとは、少し不思議な縁を感じますね。

横浜から福岡へ来て、横浜で人気だった門司港のカレーを食べる。

カレーがかなり壮大な里帰りをしています。

メニューで見つけた「バナナの焼カレー」

メニューを開き、まず目に飛び込んできたのが「バナナの焼カレー」です。

伽哩本舗 門司港レトロ店 メニュー

カレーとバナナ。

どちらも単体では親しみのある食べ物ですが、同じ器へ入ると急に冒険感が増します。

門司港は、焼きカレーの街であると同時に、バナナの叩き売り発祥の地。

つまり、バナナの焼カレーは門司港名物と門司港名物を掛け合わせたメニューです。

いわば、門司港オールスターズ。

なかなか興味深いではありませんか。

普通の焼きカレーを食べるつもりでしたが、このメニューを見つけてしまった以上、避けて通ることはできません。

よし、これにしよう。

なお、メニューの種類や名称、価格は訪問当時のものです。

2026年現在の提供状況は、来店時のメニューでご確認ください。

熱々のバナナ焼きカレーが登場

しばらくすると、注文したバナナの焼きカレーが運ばれてきました。

伽哩本舗 門司港レトロ店 バナナ焼きカレー

器の中では、カレーとチーズが熱々に焼き上がっています。

そして、その表面にバナナ。

メニュー写真で見て覚悟はしていましたが、実物を見るとなかなかの存在感です。

加熱されたバナナは、とろりとやわらかくなっています。

伽哩本舗 門司港レトロ店 バナナ焼きカレー

バナナは加熱すると甘さが強くなります。

カレーと合わせると、甘過ぎるのではないか。

かなり変わり種の味を想像しながら、ひと口食べてみました。

バナナの甘さは意外と控えめ

実際に食べてみると、想像していたほどバナナの甘さは強くありません。

カレーのスパイスとコクがあるため、バナナだけがデザートのように浮いてしまうこともありませんでした。

バナナのやさしい甘みが、カレーの辛さをまろやかにしています。

果物を使ったカレーにはリンゴやマンゴーなどもあるので、考えてみればバナナも不可能ではありません。

見た目ほど奇抜ではなく、むしろ自然にカレーへなじんでいます。

食べる前の警戒心は、完全にバナナへ失礼でした。

中には半熟の卵も入っている

焼きカレーの中には、卵も入っていました。

伽哩本舗 門司港レトロ店 バナナ焼きカレー

卵を崩してカレーへ絡めると、味がさらにまろやかになります。

香ばしいチーズ、コクのある欧風カレー、とろりとした卵、そしてバナナ。

文章だけ読むと、少々まとまりが心配になる組み合わせです。

しかし、実際にはそれぞれの味が意外とうまくまとまっています。

かなりの変わり種だと思って注文しましたが、予想に反しておいしい。

いや、予想に反してと言っては店に失礼ですね。

しっかり考えて作られた、ご当地感のある焼きカレーでした。

伽哩本舗の焼きカレーは欧風タイプ

伽哩本舗のカレーは、丹念に炒めたブラウンルーと自家製ブイヨンを合わせた欧風カレーです。

スパイスの刺激だけを前面に出すのではなく、深いコクと香ばしさを楽しめます。

オーブンで焼くことで、表面のチーズには焼き目が付き、カレーの縁には少し焦げた部分ができます。

この焦げ目も、焼きカレーならではのおいしさです。

ただし、提供直後の器は本当に熱いので注意しましょう。

湯気が落ち着いたように見えても、器の底ではカレーがまだ本気を出しています。

次回は王道の焼きカレーも食べたい

今回は、バナナの焼きカレーという変わり種を選びました。

個性的な見た目に反して味はまとまっており、最後までおいしく食べられました。

門司港らしさを一度に楽しめるという意味でも、面白いメニューです。

ただ、初めての焼きカレーでいきなりバナナへ進んでしまったため、一般的な焼きカレーとの比較ができません。

次回は変わり種ではない王道の焼きカレーを注文し、カレー、卵、チーズの組み合わせをじっくり味わってみようと思います。

とはいえ、メニューを開いて再びバナナを見つけたら、また注文してしまう可能性もあります。

変わり種には、妙な引力がありますからね。

伽哩本舗 門司港レトロ店の2026年基本情報

2026年時点で確認できる店舗情報をまとめます。

店舗名:伽哩本舗 門司港レトロ店
住所:福岡県北九州市門司区港町9-2 阿波屋ビル2階
電話番号:093-331-8839
営業時間:11:00~20:00
オーダーストップ:19:30
定休日:不定休
アクセス:JR門司港駅から徒歩約2分
営業形態:焼きカレー専門店

営業時間、定休日、メニュー、価格などは変更される場合があります。

特に不定休のため、遠方から向かう場合は営業状況を確認しておくと安心です。

門司港レトロへ車で行く場合の駐車場

門司港レトロ周辺には、複数の有料駐車場があります。

代表的な駐車場のひとつが、北九州市門司区東港町にある「門司港レトロ駐車場」です。

そのほか、関門海峡ミュージアム駐車場、海峡プラザ周辺の駐車場、民間のコインパーキングなどがあります。

ただし、料金、最大料金、営業時間、収容台数は駐車場ごとに異なります。

以前あった駐車場が閉鎖されるなど、状況も変化しています。

カーナビや過去のブログ記事だけを頼りにせず、門司港レトロ公式サイトの最新駐車場マップを確認するのがおすすめです。

土日祝日や大型連休、イベント開催日は、周辺道路や駐車場が混雑することがあります。

満車の駐車場を探しながら何周もすると、レトロな街並みを見る前に運転手だけが消耗します。

混雑が予想される日は、早い時間に到着するか、公共交通を利用するとよいでしょう。

休日はJR門司港駅の利用も便利

門司港レトロの主要観光スポットは、JR鹿児島本線の終着駅である「門司港駅」の周辺に集まっています。

伽哩本舗 門司港レトロ店も、門司港駅から徒歩約2分です。

門司港駅自体も、ぜひ見ておきたい観光スポット。

1914年に建てられたルネサンス様式の駅舎で、1988年には鉄道駅として日本で初めて国の重要文化財に指定されました。

約6年間の保存修理工事を経て、2019年に大正時代の姿へ復原されています。

車を使わなくても、駅へ到着した瞬間から門司港レトロ観光を始められます。

休日の駐車場混雑が心配な場合は、小倉駅周辺などから電車で向かう方法もおすすめです。

門司港レトロ観光の所要時間

伽哩本舗で焼きカレーを食べ、港周辺を散策するだけなら、2~3時間ほどでも楽しめます。

門司港レトロ展望室や関門海峡ミュージアム、九州鉄道記念館などへ入館する場合は、半日ほど確保しておくとよいでしょう。

さらに関門連絡船で下関市の唐戸市場や海響館へ渡れば、1日観光としても楽しめます。

門司港は九州の端にありますが、到着してしまえば観光スポット同士の距離は比較的近く、徒歩で回りやすい街です。

門司港レトロがおすすめな人

門司港レトロは、次のような人におすすめです。

・歴史的な建物やレトロな街並みが好きな人
・港町をのんびり散策したい人
・関門海峡の景色を眺めたい人
・門司港名物の焼きカレーを食べたい人
・バナナの叩き売りの歴史に興味がある人
・福岡や北九州から日帰りドライブを楽しみたい人
・電車で気軽に観光できる場所を探している人

派手なアトラクションが並ぶ観光地ではありません。

歴史的な建物を眺め、港を歩き、ご当地グルメを食べる。

ゆっくり街を楽しみたい人に向いています。

まとめ|門司港観光でバナナ焼きカレーを実食

福岡市内から車で、北九州市の門司港レトロを訪れました。

門司港は、明治から昭和初期に国際貿易港として栄えた港町です。

現在も歴史的建造物が数多く残り、関門海峡の景色とレトロな街並みを楽しめます。

高層ビルの31階にある門司港レトロ展望室からは、門司港の街並みや対岸の下関市を一望できます。

街を歩いていると、バナナマンの像や焼きカレー店など、門司港らしい名物が次々と現れました。

今回、焼きカレーを食べるために選んだ店は、「伽哩本舗 門司港レトロ店」です。

注文したのは、焼きカレーとバナナの叩き売りという2つの門司港名物を組み合わせた「バナナの焼カレー」

かなり奇抜な味を想像していましたが、バナナの甘みはカレーのコクや辛さへ自然になじみ、予想以上のおいしさでした。

卵とチーズも入っているため、全体はまろやかな味わいです。

見た目のインパクトだけでなく、門司港の歴史や食文化を一皿で楽しめるメニューでした。

門司港レトロ周辺には有料駐車場が複数ありますが、休日やイベント開催日は混雑する場合があります。

JR門司港駅から主要観光スポットや伽哩本舗までは歩いて移動できるため、電車で訪れる方法も便利です。

レトロな港町を散策し、関門海峡を眺め、最後に熱々の焼きカレーを食べる。

福岡や北九州からの日帰り観光に、ちょうどよいコースではないでしょうか。

そして、変わり種メニューが気になる方は、バナナ焼きカレーの提供状況を店頭で確認してみてください。

予想よりも、ずっと普通においしいですよ。




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