青森県青森市の浅虫温泉で食べられる、すごいマグロ丼をご紹介します。
「すごい」といっても、単にマグロがおいしいというだけではありません。
丼の上にマグロが山のように積み上げられた、見た目のインパクトもすごいマグロ丼です。
しかも、今回注文したのは大盛りでも普通盛りでもなく、なんとミニサイズ。
ミニという言葉の意味について、あらためて考えさせられることになりました。
浅虫温泉のデカ盛り店「鶴亀屋食堂」
今回訪れたのは、浅虫温泉にある鶴亀屋食堂です。
【鶴亀屋食堂】青森県青森市大字浅虫字蛍谷293-14
お店は、青い森鉄道の浅虫温泉駅から徒歩約5分。
駅から比較的近いため、浅虫温泉へ電車で訪れた人でも立ち寄りやすい場所です。
車の場合は店舗の駐車場を利用できますが、昼どきや観光シーズンには混雑する可能性があります。
そして、お店のすぐそばには陸奥湾。
天気のよい日は海を眺めながら散策できる、気持ちのよい場所です。
浅虫温泉でひと風呂浴び、海を眺め、そのあと山盛りのマグロを食べる。
体は癒やされますが、胃袋にはそれなりの覚悟が必要な観光コースです。
鶴亀屋食堂の店内へ
では、行ってみましょう。
鶴亀屋食堂は、マグロ丼をはじめとする海鮮料理で知られる食堂です。
観光客向けのしゃれた海鮮レストランというより、昔ながらの大衆食堂といった雰囲気。
店内にはテーブル席や小上がりがあり、壁にはメニューやマグロに関する掲示物が所狭しと並んでいます。
鶴亀屋食堂で特に有名なのが、マグロを豪快に盛り付けた名物マグロ丼。
マグロ丼には複数のサイズがあり、マグロの種類や産地、価格はその日の仕入れによって変わることがあります。
「せっかく来たのだから大きいサイズを」
と考えたくなりますが、初めて訪れる人は、まず周囲の丼をよく観察したほうがよいでしょう。
鶴亀屋食堂では、一般的な感覚の「ミニ」が通用しません。
注文したのはマグロ丼のミニサイズ
今回注文するのは、鶴亀屋食堂名物のマグロ丼。
ただし、大食いではないのでミニサイズを選びました。
ミニなら、ご飯もマグロも控えめ。
無理なく食べられる小さな丼が出てくる。
この時点では、そう思っていました。
そして運ばれてきたのが、こちらです。
すごくないですか、これ。
丼の上に、分厚いマグロの切り身が何層にも重なっています。
横から見ると、ご飯よりもマグロのほうがはるかに高い。
まるで、マンガに登場する山盛りご飯のようです。
しかし、何度でも申し上げます。
これでミニサイズです。
普通の店なら、間違いなく「特盛」や「びっくり丼」といった名前で提供される量でしょう。
鶴亀屋食堂におけるミニは、サイズではなく商品名だと考えたほうがよさそうです。
分厚いマグロの切り身が丼からあふれそう
丼の上には、大きくて分厚いマグロの切り身が何枚ものっています。
私が訪れた日のマグロは、キハダマグロとのことでした。
マグロの種類や産地は、当日の仕入れによって変わるようです。
本マグロが提供される日もあれば、キハダマグロやメバチマグロなどが使われることもあります。
そのため、過去の写真とまったく同じマグロ丼が、毎回出てくるとは限りません。
自然の海から仕入れる魚ですから、脂ののり方や部位、色、盛り付けも日によって変わります。
そこも市場系の海鮮食堂らしいところでしょう。
それにしても、マグロの量が多い。
まず上に積まれた切り身を食べなければ、ご飯へ到達できません。
丼物なのに、最初のしばらくは刺身定食状態です。
切り身を取り除いてもご飯が見えない
上にのった切り身を少しずつ取り除いてみます。
これで、ようやくご飯が見えると思ったのですが、
内側にも中落ちがびっしり。
表面の切り身だけでも十分な量なのに、その下から中落ちが登場します。
まるで、山を掘ったら別の鉱脈が見つかったような状態です。
「そろそろご飯かな?」
と思ってマグロをよけると、またマグロ。
さらによけても、まだマグロ。
マグロ丼という名前に、一切の誇張はありません。
むしろ、ご飯の存在感を考えると、
「丼入りマグロ」
と呼んだほうが実態に近いかもしれません。
訪問当時の価格は約1,200円
私が訪れた当時、マグロ丼のミニサイズは確か1,200円ほどでした。
これだけ大量のマグロがのって、その価格。
今考えても、驚くほど安かったと思います。
ただし、この記事の写真と価格は訪問当時のものです。
近年はマグロそのものの価格や仕入れ状況が変わり、本マグロ丼のミニサイズでも2,000円台後半となる例があります。
2024年には、本マグロ丼ミニが2,750円で紹介されていました。
もちろん、現在の価格はマグロの種類や産地、その日の仕入れによって変わる可能性があります。
店内のメニューを確認し、価格とサイズを見てから注文してください。
昔の価格を頼りに訪れて、
「1,200円じゃないの?」
と驚かないよう注意しましょう。
マグロも物価高の波から泳いで逃げることはできなかったようです。
マグロ好きにはたまらない丼
味は、最初から最後までひたすらマグロ。
上の切り身を食べ、中落ちを食べ、ようやくご飯と一緒に食べても、やはりマグロです。
当然といえば当然ですが、これだけ大量に食べると、口の中が完全にマグロ一色になります。
マグロ好きには、たまらないでしょう。
一方、味の変化が欲しくなるのも事実。
そこで、丼に添えられたたくあんの存在が非常にありがたく感じられました。
普段なら脇役のたくあんが、この日ばかりは名脇役。
マグロ、マグロ、マグロ、たくあん。
そして、再びマグロ。
少量のたくあんが、口の中を見事に立て直してくれます。
これほど漬物へ感謝した食事は、なかなかありません。
味噌汁は磯の香りが強め
マグロ丼には味噌汁も付いていました。
私が食べたときの味噌汁は、磯の香りがやや強め。
海藻や魚介系のだしがしっかり出ていたのかもしれませんが、個人的には少し磯臭さが気になりました。
ただし、味噌汁の具材やだしは、訪問日によって変わる可能性があります。
磯の香りが好きな人なら、むしろ青森らしさを感じる味かもしれません。
大量のマグロを食べる途中で、温かい汁物を飲めるのはありがたいところです。
冷たい刺身が続くため、味噌汁をはさむと口の中が少し落ち着きます。
ミニでも少食の人にはかなり多い
ミニサイズとはいえ、マグロの量は相当なものです。
丼自体はそれほど大きく見えなくても、ご飯の上に切り身と中落ちがたっぷりのっています。
少食の人や、刺身を大量に食べ慣れていない人には、かなり重く感じるでしょう。
途中で飽きてしまう可能性もあります。
初めて訪れる場合は、注文前に店員さんへ量を確認するのがおすすめです。
周囲のお客さんへ運ばれていく丼を見て、サイズ感を判断するのもよいでしょう。
なお、お店は基本的に予約不可と案内されています。
グループで訪れる場合も、料理のシェアが可能かどうかは、その場でお店へ確認してください。
普通サイズは大食いに自信がある人向け
大食いに自信がある人は、小サイズや中サイズへ挑戦してみるのもよいでしょう。
ただし、鶴亀屋食堂のサイズ表記を、一般的な牛丼店などと同じ感覚で考えてはいけません。
ミニでも、このボリューム。
その上のサイズがどうなるかは、想像に難くありません。
実際、過去に紹介されたマグロ丼では、小サイズに数十枚、中サイズでは100枚を超える切り身が盛られた例もあります。
ただし、切り身の枚数や盛り方は、魚の大きさや部位、仕入れによって変わります。
常に同じ枚数がのるわけではありません。
「今日は何枚のっているか」を数えるより、目の前のマグロを無事に食べきることへ集中したほうがよいでしょう。
店内の壁や天井を埋め尽くすマグロのシール
鶴亀屋食堂は、マグロ丼の量だけがすごいお店ではありません。
店内を見回すと、壁や天井に大量のシールが貼られています。
かなり前の話になりますが、テレビ番組「ナニコレ珍百景」でも、この大量のシールが取り上げられていました。
あのシールは、マグロを市場で競り落とした際にマグロに貼ってあるものだそうです。
マグロを1匹丸ごと仕入れることで、シールも手に入ります。
店主はシールを集めており、その数は過去のテレビ紹介で13万枚以上とも伝えられていました。
店内を埋め尽くすほどのシールは、それだけ多くのマグロを仕入れてきた証しでもあります。
大量のマグロを仕入れるから丼もデカ盛りに
店主がマグロを1匹単位で仕入れるため、店には大量のマグロが入ってきます。
そのマグロをお客さんへ豪快に提供した結果、現在のデカ盛りマグロ丼が生まれたといわれています。
シールを集めたい。
そのためにマグロを丸ごと買う。
大量のマグロを使うため、丼へ山盛りにする。
少々不思議な流れですが、お客さんにとってはありがたい話です。
コレクションが店の名物料理につながるとは、誰が予想したでしょうか。
普通、シールを集めすぎると家族から片付けるよう注意されます。
鶴亀屋食堂では、それがテレビで紹介される名物になりました。
規模が違います。
鶴亀屋食堂ではマグロの種類を確認しよう
鶴亀屋食堂のマグロ丼は、その日によってマグロの種類や産地が変わる場合があります。
本マグロ、キハダマグロ、メバチマグロなどでは、脂の量や味わい、価格も異なります。
同じ「マグロ丼」でも、過去の写真と現在の丼では内容が違う可能性があります。
注文時には、
・本日のマグロの種類
・産地
・丼のサイズ
・価格
を確認すると安心です。
せっかく青森へ来たのだから青森県産の本マグロを食べたい、という人もいるでしょう。
ただし、青森県産や大間産が必ず提供されているわけではありません。
産地だけで判断せず、その日に用意されているマグロから予算と好みに合ったものを選びましょう。
混雑を避けるなら開店時間を狙いたい
鶴亀屋食堂は、テレビや雑誌、旅行サイトなどで何度も紹介されている人気店です。
営業時間も昼の短い時間帯が中心なので、休日や観光シーズンには混雑することがあります。
特に、お盆、ゴールデンウィーク、紅葉シーズンなどは注意が必要です。
なるべく待ち時間を減らしたいなら、11:00の開店時間に合わせて訪れるのがおすすめです。
遅い時間になると、希望するマグロや海鮮メニューが売り切れる可能性もあります。
営業時間は14:00ごろまでと短いため、
「浅虫温泉を観光したあと、15:00くらいに遅めの昼食を」
という予定では間に合いません。
先に鶴亀屋食堂で昼食を済ませ、そのあと温泉や水族館へ向かうほうが安心です。
鶴亀屋食堂の営業時間と定休日
2026年に確認できる営業時間の目安は、次のとおりです。
営業時間:11:00~14:00ごろ
ラストオーダー:14:00までに入店が目安
定休日:基本的に無休と案内
ただし、営業時間や休業日は変更される可能性があります。
臨時休業や貸し切り、マグロの仕入れ状況なども考えられるため、遠方から訪れる場合は事前に電話で確認したほうが安心です。
また、予約は基本的に受け付けていないと案内されています。
電話をしたからといって、席を確保できるわけではありません。
支払いは現金を用意しておく
近年の店舗情報では、クレジットカード、電子マネー、QRコード決済は利用できず、現金払いと案内されています。
マグロの種類によっては、丼1杯が数千円になることもあります。
複数人で訪れる場合は、それなりの金額になるため、現金を多めに用意しておきましょう。
せっかく山盛りの本マグロを目の前にして、
「現金が足りません」
となったら悲しすぎます。
ATMを探している間に、心の中のマグロが逃げていきます。
支払い方法も変更される可能性があるため、最新情報は店頭で確認してください。
鶴亀屋食堂の駐車場
鶴亀屋食堂には、店舗前を中心に無料駐車場があります。
案内されている収容台数は約25台です。
ただし、人気店のため昼どきには満車になることがあります。
駐車場の出入口や利用区画を確認し、近隣施設や道路へ無断駐車しないようにしましょう。
国道4号沿いから店舗へ向かう際は、入口を見落とさないよう注意してください。
浅虫温泉街は歩いて観光しやすいため、宿泊先や駅周辺の適切な駐車場を利用し、徒歩で向かう方法もあります。
浅虫温泉駅から鶴亀屋食堂へのアクセス
電車の場合は、青い森鉄道の浅虫温泉駅から徒歩約5分です。
駅を出たら北方向へ進み、地図を確認しながら向かいましょう。
距離は約300~400mほど。
大きな荷物がなければ、十分に歩ける距離です。
浅虫温泉駅は青森駅から青い森鉄道でアクセスできます。
青森市中心部から少し足を延ばし、温泉と海鮮を一緒に楽しめるのが浅虫温泉の魅力です。
周辺には浅虫水族館、海水浴場、足湯、温泉宿などもあります。
鶴亀屋食堂だけを目的に往復するより、浅虫温泉観光と組み合わせるのがおすすめです。
鶴亀屋食堂はこんな人におすすめ
鶴亀屋食堂は、次のような人におすすめです。
・マグロを心ゆくまで食べたい人
・デカ盛りグルメが好きな人
・青森旅行でインパクトのある海鮮丼を探している人
・浅虫温泉でランチを食べたい人
・テレビで紹介された有名店へ行ってみたい人
・店内のマグロシールも見てみたい人
反対に、少量ずつ上品に海鮮を味わいたい人には、少々ハードルが高いかもしれません。
ミニを注文しても、ミニらしからぬ量が出てきます。
少食の人は、ほかの定食や丼も含めて店員さんへ相談するとよいでしょう。
鶴亀屋食堂のマグロ丼を食べた感想
鶴亀屋食堂のマグロ丼は、想像以上のボリュームでした。
丼からあふれそうな分厚い切り身。
その切り身を取り除くと、内側から現れる大量の中落ち。
ミニサイズとは思えない、まさにマグロ尽くしの丼です。
味の変化が少ないため、途中でたくあんや味噌汁をはさみながら食べるのがおすすめ。
マグロが好きな人なら、満足度はかなり高いでしょう。
一方、大食いに自信がない人は、間違ってもサイズ名だけで判断してはいけません。
鶴亀屋食堂では、
ミニ=少ない
とは限らないのです。
浅虫温泉へ行ったら名物マグロ丼に挑戦
鶴亀屋食堂は、浅虫温泉駅から徒歩で立ち寄れる人気の海鮮食堂です。
名物のマグロ丼は、マグロの仕入れによって種類や価格が変わるものの、その豪快な盛り付けは今も多くの旅行者を驚かせています。
食事を楽しむというより、途中からマグロと向き合う時間になりますが、それも含めて忘れられない体験でした。
青森市や浅虫温泉を訪れる際は、ぜひ立ち寄ってみてください。
まずはミニサイズから。
そう言いたいところですが、そのミニですら写真の状態です。
注文ボタンを押す前に、自分の胃袋とよく相談しましょう。
鶴亀屋食堂の基本情報
店名:鶴亀屋食堂
住所:青森県青森市大字浅虫字蛍谷293-14
電話番号:017-752-3385
営業時間:11:00~14:00ごろ
定休日:基本的に無休
予約:不可
最寄り駅:青い森鉄道 浅虫温泉駅
アクセス:浅虫温泉駅から徒歩約5分
駐車場:無料駐車場あり・約25台
支払い方法:現金を用意しておくのがおすすめ
営業時間、休業日、マグロの種類、産地、価格、盛り付け、支払い方法などは変更される場合があります。
特にマグロ丼の内容は、当日の仕入れ状況によって異なります。
遠方から訪れる際は、事前に店舗へ最新の営業状況を確認してください。












凄いですね!赤富士だ!これで1200円!全部いけるかなあ・・・
popeさま
実際に食べると見た目より多く感じるんですよねー。軽く食べられると思ったのですが(^^;
レッド富士山~迫力有りですね、取り分け皿に取らないと、マグロ責めになりそうな、でも美味しそう😄!
坂田さま
ちょっとした富士山盛りですよね(笑
私はマグロ好きですが、さすがに終盤は食べるのがキツくなりました(^^;