日田「珈琲工房原田」は外観から異世界!謎の2階「土宙の間」へ潜入

日田市の個性派カフェ「珈琲工房原田」へ

今回は、大分県日田市で見つけた個性的なカフェをご紹介します。

その名は、「珈琲工房原田」

以前から、とてもとても気になっていたカフェです。

なぜ、それほど気になっていたのか。

理由は、この店の外観を見れば一目瞭然でしょう。

珈琲工房原田 外観

バラック小屋のような建物へ、青々としたツタがびっしりと絡みついています。

「珈琲工房」と書かれたかわいらしい看板がなければ、ここが飲食店だとは思わないでしょう。

森の中に長年放置され、自然へ還りつつある建物に見えなくもありません。

夏はツタが緑のカーテンとなり、店内を涼しくしてくれるのかもしれませんね。

ただし、初めて見る側としては、涼しそうという感想より先に別の疑問が浮かびます。

ここ、本当に営業しているの?

というより、本当に店なのでしょうか。

外観だけで、入店前からずいぶん楽しませてくれます。

※この記事は訪問当時の体験をもとにリライトしています。2026年現在の確実な公式営業時間や定休日は確認できなかったため、訪問前に店舗へ電話で営業状況をご確認ください。

訪問前に電話で営業を確認

建物の姿を見て少々不安になったため、訪問前に電話をしてみました。

電話口での対応は、ごく普通です。

きちんと営業しており、席にも空きがあるとのこと。

ほっ。

外観はなかなか攻めていますが、電話対応まで異世界というわけではありませんでした。

【珈琲工房原田】大分県日田市上城内町13-7

訪問当時に案内されていた営業時間は11:00~21:00、定休日は月曜日でした。

ただし、この情報は現在も同じとは限りません。

営業時間や定休日の変更、臨時休業なども考えられるため、遠方から訪れる場合は事前の電話確認がおすすめです。

駐車場は店舗前の限られたスペース

珈琲工房原田には、店舗周辺に数台分の駐車スペースがありました。

私たちが訪れたときは、その一角へ何とか車を停めることができました。

広々とした大型駐車場ではありません。

混雑時は駐車できない可能性もあるため、車で向かう場合は注意が必要です。

駐車位置が分からない場合は、近隣の迷惑にならないよう、店舗へ確認したほうがよいでしょう。

外観だけでなく、駐車からすでに少し探検感があります。

自家焙煎コーヒーを楽しめる喫茶店

珈琲工房原田は、自家焙煎コーヒーを味わえる喫茶店です。

ツタに覆われた建物や個性的な店内が注目されがちですが、あくまでもコーヒーを楽しむための店。

店内へ入ると、まずカウンター席が見えました。

外観から想像していたよりも、普通の喫茶店らしい雰囲気です。少なくとも、この時点では。

店内は少し混雑していたようで、店の方から「お2階へどうぞ」と案内されました。

どうやら、珈琲工房原田の本領は2階にあるようです。

2階へ続く扉に謎のメッセージ

2階へ通じる扉を見ると、何やら気になる文字が書かれていました。

珈琲工房原田 土宙の間

「土宙の間(とちゅうのま)」

土宙とは、いったい何なのでしょうか。

土と宇宙を組み合わせた言葉?

地上と宇宙の途中にある部屋?

説明がないので、想像だけが勝手に膨らんでいきます。

普通なら「2階席」と書けば済むところを、あえて「土宙の間」と名付ける。

この時点で、普通の2階席ではないことだけは分かります。

とりあえず扉を開け、階段を上ってみましょう。

生きて帰れますように。

 

階段を上ると異空間が出現

扉を開け、階段を上って2階へ向かいます。

珈琲工房原田 珈琲工房原田階段

その先に現れたのは、何とも形容しがたい異空間でした。

喫茶店の2階席というより、秘密基地や舞台美術の中へ迷い込んだような雰囲気です。

壁や天井、柱、テーブルなど、目に入るものがどれも個性的。

一般的なカフェで見かける、白い壁と観葉植物を置いた明るい内装とは正反対です。

「落ち着くカフェ」を探して来たはずなのに、まず周囲を見回す作業が始まりました。

珈琲工房原田

何をモチーフにした空間なのか分からない

改めて店内を眺めてみます。

しかし、何をモチーフにしているのか、まったく分かりません。

珈琲工房原田

洞窟のようにも見えます。

廃材を組み合わせた秘密基地のようにも見えます。

あるいは、地球と宇宙の途中にあるという「土宙」を表現しているのでしょうか。

こちらが意味を理解しようとすればするほど、答えが遠ざかっていきます。

ただし、不思議だからこそ記憶に残ります。

全国にカフェは数え切れないほどありますが、ここまで説明に困る店内は珍しいでしょう。

ギターやラジカセも置かれている

店内には、さまざまな物が飾られています。

ギターやラジカセは、実際に使われていた本物のようです。

珈琲工房原田 珈琲工房原田

懐かしい物と手作りらしい装飾が混ざり合い、独特の世界を作っています。

レトロ喫茶と呼ぶには自由過ぎる。

アート空間と呼ぶには生活感がある。

秘密基地と呼ぶにはコーヒーが本格的。

どのジャンルへ分類しても、少しはみ出します。

もしかすると、分類しようとすること自体が間違いなのかもしれません。

「土宙の間」はマスターの手作り

この個性的な空間は、すべてマスターが作ったそうです。

珈琲工房原田2階

既製品の家具を並べて内装業者に仕上げてもらった店ではありません。

マスター自身の感性と手作業によって、少しずつ作り上げられた空間です。

きっと芸術家肌なのでしょう。

普通の人なら頭の中に思い浮かんでも、実際にここまで形にすることはなかなかできません。

完成図を見ながら作ったというより、思いつくままに空間が育っていったようにも感じられます。

ツタに覆われた外観も、手作り感あふれる店内も含めて、店全体がひとつの作品なのでしょう。

大きなテーブルがありグループにも対応

2階の「土宙の間」には、大きなテーブル席もあります。

珈琲工房原田2階

複数人で訪れても、一緒に座れそうな広さです。

一般的なカフェなら、グループで長時間会話を楽しむのに向いていそうな席。

ただし、ここでは会話よりも先に、全員で店内を観察する時間が始まりそうです。

「あれは何だろう?」

「これは何に使うのだろう?」

話題には困らない店内です。

なお、現在の席の配置や2階の利用状況は、訪問当時から変更されている可能性があります。

マスターがストーブへ灯油を入れ始める

席へ着いて周囲を眺めていると、この空間を作った(と思われる)マスターが現れました。

珈琲工房原田

マスターは、そのままストーブへ灯油を入れ始めます。

珈琲工房原田2階

このとき、2階の「土宙の間」には、ほかのお客さんがいませんでした。

使われていなかった部屋だけに、少し寒々としています。

なるほど。

私たちのためにストーブをつけてくれるのでしょう。

優しいマスター!

そう思いながら見ていると、マスターは灯油を入れ終えました。

そして、ストーブへ火をつけることなく、そのまま去っていきます。

えっ?

灯油は入った。

しかし、暖かくはならない。

これは何かの謎かけなのでしょうか。

マスター!

私たちが自分でつけるという試験なのか、それとも灯油を入れたことで仕事は完了したのか。

「土宙の間」の謎が、またひとつ増えました。

 

自家焙煎コーヒーを実飲

異空間を観察しているうちに、注文したコーヒーが運ばれてきました。

珈琲工房原田コーヒー

見た目は、ごく普通のコーヒーです。

しかし、ここは珈琲工房原田。

普通に見えるからといって、油断はできません。

カップを持ち、ひと口飲んでみます。

味は……

おいしいです。

店内の個性が強過ぎて忘れそうになりますが、自家焙煎コーヒーの店だけあり、肝心のコーヒーはしっかりおいしい。

奇抜さだけを楽しむ店ではなく、喫茶店としてもきちんと成立しています。

ミルクは付いてこなかった

ところで、コーヒーにはミルクが付いてきませんでした。

注文した種類によるものなのか、基本的にブラックで味わうスタイルなのかは分かりません。

自家焙煎コーヒーなので、まずは豆本来の味と香りを楽しんでほしいのかもしれませんね。

ミルクや砂糖が必要な場合は、注文時や提供時に確認するとよいでしょう。

私はブラックでも飲めるので、そのままいただきました。

暗く個性的な空間の中で飲むコーヒーは、普段とはまた違った味わいです。

暗くて寒くて奇妙な空間

コーヒーを飲みながら、改めて周囲を眺めます。

店内は暗い。

ストーブは灯油が入っただけなので、まだ寒い。

そして、どこを見ても奇妙です。

落ち着くかどうかは、人によってかなり分かれそうです。

この秘密基地のような雰囲気が好きな人なら、何時間でも過ごせるかもしれません。

一方、明るく開放的なカフェが好きな人は、少々そわそわする可能性があります。

私は、やっぱり太陽の下でコーヒーが飲みたい(笑)

ただし、普通の明るいカフェでは、ここまで強く記憶に残ることもなかったでしょう。

落ち着けるかどうかと、面白いかどうかは別問題。

珈琲工房原田は、間違いなく面白い店でした。

コーヒー以外の喫茶店メニューもある

訪問当時は、コーヒー以外の食事やデザートも用意されていました。

パスタ、ピザ、トースト、アイスクリームなど、一般的な喫茶店で見かけるようなメニューです。

個性的な店内からは、料理まで未知の物体が出てきそうな気もします。

しかし、メニューは意外にも親しみやすい内容でした。

コーヒーだけでなく、軽食や甘いものを楽しみながら過ごすこともできます。

なお、現在のメニューや価格、提供内容は変更されている可能性があります。

最新の内容は、来店時に店内のメニューをご確認ください。

珈琲工房原田へ行く前の注意点

珈琲工房原田を訪れる際は、次の点を確認しておくと安心です。

・訪問前に電話で営業状況を確認する
・営業時間や定休日は過去情報だけで判断しない
・駐車スペースが限られている可能性を考える
・2階席を利用できるか店頭で確認する
・現在のメニューや価格は店内で確認する
・冬季は店内の温度に備えて暖かい服装を用意する

特に、遠方からこの店だけを目的に向かう場合は、事前確認が重要です。

外観を見て「閉まっているのでは?」と思っても、実際には営業している可能性があります。

反対に、過去の営業時間を信じて向かっても、変更や臨時休業の可能性があります。

見た目だけで判断せず、電話で確認するのが最も確実でしょう。

珈琲工房原田がおすすめな人

珈琲工房原田は、次のような人におすすめです。

・普通とは違う個性的なカフェへ行きたい人
・秘密基地のような空間が好きな人
・レトロな雑貨や手作りの内装に興味がある人
・自家焙煎コーヒーを楽しみたい人
・日田市で記憶に残る店を探している人
・少し変わった写真を撮りたい人
・店そのものを観光気分で楽しみたい人

反対に、明るく開放的で洗練されたカフェを求める人には、好みが分かれるでしょう。

誰にでも無条件でおすすめできる店というより、刺さる人には深く刺さる店です。

記事の写真を見て「ちょっと怖い」と感じるか、「絶対に行ってみたい」と感じるか。

その第一印象が、自分に合うかどうかを判断する一番の材料かもしれません。

周辺観光と合わせて立ち寄るのもおすすめ

珈琲工房原田がある日田市には、豆田町の古い町並みや三隈川などの観光スポットがあります。

市内観光の途中で休憩したいときに、立ち寄るのもよいでしょう。

ただ休むだけではなく、少しした冒険気分まで味わえます。

日田観光で和風の町並みを楽しんだあと、最後に「土宙の間」へ入る。

旅の振り幅としては、かなり大きめです。

静かな喫茶店で旅を振り返るつもりが、店内を観察するだけで新たな思い出が増えるかもしれません。

まとめ|マッコリの奇妙な冒険 in 珈琲工房原田

大分県日田市にある、「珈琲工房原田」を訪れました。

ツタがびっしりと絡みついた外観は、看板がなければカフェだとは気付かないほど個性的です。

しかし、本当の驚きは店の中にありました。

1階は比較的普通の喫茶店ですが、2階へ上ると、マスターが手作りしたという「土宙の間」が現れます。

ギターやラジカセ、手作りの装飾に囲まれた空間は、秘密基地のようでもあり、アート作品のようでもあります。

何をモチーフにしているのかは、最後まで分かりませんでした。

そこへ現れたマスターは、寒そうな私たちのためにストーブへ灯油を補給。

優しいと思ったら、点火せずに去っていくという新たな謎まで残してくれました。

注文した自家焙煎コーヒーは、見た目こそ普通ですが、味はおいしかったです。

個性的な外観や店内だけでなく、きちんとコーヒーを楽しめる喫茶店でした。

私は明るい太陽の下でコーヒーを飲むほうが落ち着きますが、この奇妙な空間がたまらなく好きという人もいるでしょう。

ということで、マッコリの奇妙な冒険 in 珈琲工房原田でした。

写真を見て「この空間が気になる」「むしろ落ち着けそう」と思った方は、営業状況を確認したうえで、一度訪れてみてはいかがでしょうか。




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