【2026年版】そばが見えない!上田「千本桜」の巨大な六文銭かき揚げを実食

今回は、すごいかき揚げが食べられるおそば屋さんをご紹介します。

単に大きいだけではありません。

真田家の家紋として知られる「六文銭」を、巨大なかき揚げと6枚のちくわで表現した、上田らしさ全開の一品です。

しかも、かき揚げが大きすぎて、運ばれてきた直後は下にあるそばがほとんど見えません。

そばを食べに来たはずなのに、最初に立ちはだかるのは巨大な揚げ物。

なかなか手ごわそうです。

場所は長野県上田市。

上田城跡公園の道路を挟んだ向かい側にある、「そば処 千本桜」へ行ってきました。

※この記事は訪問当時の体験を基に、2026年の営業状況・営業時間・定休日・駐車場情報などを追記しています。写真に写るメニューや店内の案内は訪問当時のものです。

美しい山々に囲まれた長野県上田市

上田城跡公園の周辺までやってきました。

目の前に広がっているのは、青い空と山々。

上田 千本桜

空気が澄んでいて、遠くの山までくっきりと見えます。

冬の訪問だったため、景色には少し厳しい寒さも感じますが、そのぶん空気の透明感は抜群。

温かいそばを食べたくなる環境が、すでに完成しています。

そば処「千本桜」は上田市観光会館の1階

今回訪れたのは、そば処「千本桜」

上田城跡公園の東側にある、「上田市観光会館」の1階で営業しています。

上田城を観光する前後に立ち寄りやすく、食事、観光案内、お土産選びを同じ建物内で済ませられる便利な場所です。

【千本桜】長野県上田市大手2-8-4

そば処 千本桜の店舗情報【2026年】

店名:そば処 千本桜
住所:長野県上田市大手2-8-4 上田市観光会館1階
電話番号:0268-25-5039
通常営業時間:11:00~15:00
冬季営業時間:11:30~14:30(12月~3月)
定休日:水曜日
アクセス:JR・しなの鉄道・上田電鉄上田駅から徒歩約12分

営業時間は、春から秋と冬季で異なります。

通常は11:00から営業しますが、12月~3月は11:30開店。

冬季は、開店が30分遅れるので注意しましょう。

臨時休業や営業時間変更の可能性もあるため、遠方から向かう場合は事前に電話で確認すると安心です。

車の場合は上田城跡公園の駐車場へ

車で訪れる場合は、上田城跡北駐車場または上田城跡南駐車場が利用できます。

現在はいずれも有料で、通常時の当日最大料金は500円です。

桜まつりや紅葉まつりなどのイベント開催期間は、料金体系や混雑状況が変わる場合があります。

以前の情報を見て無料駐車場だと思い込まず、現地の案内を確認してください。

上田城観光と食事を組み合わせる場合は、時間に余裕を持って駐車しておきましょう。

巨大なかき揚げは、胃袋だけでなく食事時間もそこそこ使います。

冬季営業時間を知らず30分早く到着

訪問当時は、通常の営業開始時刻である11:00に到着しました。

ところが、この時期は冬季営業のため、開店は11:30とのこと。

開店まで30分あります。

仕方がないので、上田市観光会館の中を見ながら時間をつぶすことにしました。

上田市観光会館を見学

上田市観光会館は、かつて「真田三代の郷」という愛称でも紹介されていました。

真田三代の郷

館内には観光案内所や売店があり、上田市周辺の観光パンフレットやお土産を探せます。

そば店の開店まで時間がある場合でも、館内を見ていれば意外と退屈しません。

館内は真田氏関連のお土産がいっぱい

会館内へ足を踏み入れると、真田氏に関連するお土産がずらりと並んでいました。

上田 千本桜

訪問したのは、NHK大河ドラマ「真田丸」の放送後。

当時はドラマの余韻が色濃く残り、館内も真田一色でした。

2026年になっても、上田市にとって真田氏は重要な観光資源。

六文銭をデザインした商品や、上田地域の銘菓、地酒などが販売されています。

真田家の家紋として有名な六文銭

真田氏のマークといえば、ご存じの方も多いのがこちら。

上田 千本桜 六文銭

これは六文銭といいます。

一文銭を6枚並べたデザインで、真田氏の家紋や旗印として広く知られています。

会館内にも、この六文銭マークが至るところにありました。

上田の街を歩いていると、建物、のぼり、商品、マンホールなど、さまざまな場所で六文銭を見かけます。

上田へ来て数時間も歩けば、六文銭を見つける能力だけは相当上がるはずです。

六文銭にはどのような意味がある?

六文銭は、仏教の葬送習俗に由来するとされています。

死者があの世へ向かう際、三途の川を渡るために必要とされたのが六文の渡し賃。

そのため、葬儀では死者へ六文銭、または六文銭を描いた紙を持たせる習慣がありました。

真田氏の六文銭には、「三途の川を渡るための金はすでに用意している。命を惜しまず戦う」という決死の覚悟が込められているといわれています。

いつ死んでも構わないという覚悟を、家紋で示していたわけです。

なかなか重い意味を持つ六文銭ですが、今回はこの六文銭をモチーフにしたグルメをいただいてみます。




開店時間になり「千本桜」へ入店

開店時間となり、いよいよ「千本桜」へ入ります。

店内は木の温もりを感じる、昔ながらのおそば屋さん。

上田 千本桜

観光地のお店らしい賑やかさはありますが、どこか落ち着く雰囲気です。

冬の寒さで冷えた体には、温かいそばの香りがたまりません。

野沢菜をつまみに地酒で一杯

まずは野沢菜をつまみに、地酒をちびちび。

上田 千本桜

……もちろん、私ではありません。

一緒に訪れた友人です。

私は運転手なので飲めません。

旅行先で隣の人がおいしそうに地酒を飲んでいると、少しだけうらやましくなります。

しかし、帰り道の安全を守るのも立派な役目。

私はお茶で六文銭かき揚げを迎え撃ちます。

真田幸村の説明文がなかなか辛口

メニュー表には、真田幸村に関する説明書きがありました。

上田 千本桜

「大坂の陣で華々しく散った戦国一の武将、などと呼ばれたりもするため、強く凛々しい青年かと思いきや、生涯で戦った大きな戦には三戦三敗という中年武将」

「大坂の陣の頃には歯も二本ほど抜け、髪も結いにくいくらい薄くなっていた」

「江戸初期の軍記物語でヒーローにまつりあげられ、豊臣家への憐憫の情や徳川に対する不満が全国で高まった結果、虚像である真田幸村が誕生した」

……なかなか遠慮なく書いてあります。

上田の観光施設内にあるそば店なので、当然、真田幸村を全力で持ち上げる文章かと思いました。

ところが、読んでみると意外に辛口。

英雄として語られる真田幸村と、実際の人物像の違いを紹介したかったのでしょう。

なお、以前の私は、1行目にある「大坂」の「坂」が間違っていると思っていました。

しかし、これは誤字ではありません。

江戸時代までは「大坂」という表記が一般的で、明治時代以降に現在の「大阪」が定着しました。

そのため、歴史上の戦いは「大坂の陣」と表記するのが一般的です。

名物「六文銭かき揚げ天ざるそば」を注文

今回注文したのはこちら。

六文銭かき揚げ天ざるそばです。

上田 千本桜

第一印象は……。

デカい。

とにかく、かき揚げが大きい。

ざる全体を覆い隠すほどの面積があります。

そして、かき揚げの上には6枚のちくわ。

このちくわで、真田家の六文銭を表現しています。

ちくわ6枚で六文銭を再現

上田 千本桜

かき揚げの上に並ぶ、輪切りのちくわ6枚。

これが六文銭です。

本物の銭を載せるわけにはいきませんので、形の似ているちくわを使ったのでしょう。

ちくわなら食べられますし、そばとの相性も悪くありません。

六文銭を料理で表現する材料としては、かなり正しい選択に思えます。

桜エビ・玉ねぎ・人参・春菊の巨大かき揚げ

訪問時のかき揚げには、桜エビ、玉ねぎ、人参、春菊が使われていました。

揚げたてなので、香ばしい香りが漂っています。

玉ねぎの甘み、桜エビの香り、春菊のほろ苦さが楽しめそうです。

見た目のインパクトを優先したメニューかと思いましたが、具材の組み合わせもきちんと考えられています。

そばはどこにある?

ところで、そばはどこへ行ったのでしょう。

巨大なかき揚げばかりが目に入り、肝心のそばが見当たりません。

探してみると……。

ありました。

かき揚げの下です。

上田 千本桜

完全に隠れています。

上田市の公式観光情報でも、下にあるそばが見えないほど大きなかき揚げとして紹介されている名物です。

そばを覆うために偶然大きくなったのではなく、堂々と隠すことを狙った料理なのでしょう。

黒っぽい信州そば

かき揚げの隙間から見えるそばは、かなり黒っぽい色をしています。

そば粉の風味が強そうで、見るからにおいしそう。

訪問時には、十割そばなのかと思いました。

ただし、公式情報ではそば粉の割合を確認できなかったため、十割そばとは断定できません。

巨大なかき揚げに目を奪われますが、主役はあくまで信州そばです。

問題は、そこへなかなかたどり着けないこと。

かき揚げを崩してそばを救出

箸をかき揚げの下へ入れ、そばだけを引っ張り出そうとします。

しかし、かき揚げが大きすぎて、なかなかうまくいきません。

仕方がないので、かき揚げをバリバリと崩しながら、強引にそばを救出しました。

上田 千本桜

きれいな六文銭の形を、食べるために自ら破壊していきます。

少し申し訳ない気もしますが、そのままではそばへ到達できません。

鑑賞用ではなく食べ物なので、ここは思い切りが必要です。

信州そばは香りがよく喉越しも良い

ようやく引っ張り出したそばを、つゆへつけていただきます。

信州そば、おいしいなぁ。

冷たく締められたそばは、しっかりした食感。

噛むとそばの香りが広がり、濃いめのつゆともよく合います。

巨大なかき揚げの話題性だけでなく、そば自体もしっかりおいしい。

観光地の面白メニューという枠だけでは終わりません。

かき揚げは大きいが意外と薄い

かき揚げの表面積は非常に広いですが、厚みはそれほどありません。

巨大な円盤のように見えるため、最初は食べ切れるのか少し不安でした。

しかし、厚さが控えめなので、見た目から想像するほど重くありません。

衣も比較的軽く、パリパリと崩しながら食べ進められます。

デカ盛りがあまり得意ではない私でも、無事に完食できました。

ただし、揚げ物であることに変わりはありません。

胃袋の状態や、その後の食事予定も考えて注文しましょう。

桜エビと野菜の風味が楽しめる

崩したかき揚げをつゆへ軽くつけて食べます。

桜エビの香ばしさ、玉ねぎの甘み、人参の食感、春菊の風味が口の中へ広がります。

つゆへ浸した部分はしっとり。

まだ浸していない部分はサクサク。

1枚のかき揚げで、異なる食感を楽しめました。

最初から全部つゆへ沈めるより、食べる部分だけ少しずつつけるのがおすすめです。

六文銭のちくわも良いアクセント

上に並んでいた6枚のちくわも、かき揚げやそばと一緒に食べます。

ちくわの弾力と塩気が、野菜中心のかき揚げへ良いアクセントを加えています。

見た目のためだけに載っているようで、食べてみると意外にきちんと役割があります。

六文銭を再現しながら、料理としても成立させる。

ちくわ、なかなか良い仕事をしています。

テーブルの上は衣だらけ

巨大なかき揚げを箸で崩しながら食べるため、どうしても衣が飛び散ります。

想像していたとおり、食べ終わる頃にはテーブルの上が細かな衣だらけになりました。

できるだけ器の上で崩したつもりですが、完全に防ぐのは難しい。

六文銭かき揚げ天ざるそばをきれいに食べるには、そばをすする技術より、かき揚げを解体する技術が求められます。

食後は、散らばった衣を簡単にまとめておきましょう。

温かい六文銭そばもある

冷たい天ざるそばだけでなく、温かいそばのメニューもありました。

上田 千本桜

温かいそばの上にも、六文銭を表現したちくわが載っています。

そして、目を引くのがレモン。

そばにレモンという組み合わせは、なかなか珍しいですね。

温かいつゆに柑橘の香りが加わり、後味をさっぱりさせる狙いなのでしょう。

冬の上田で冷えた体を温めたい方は、こちらもよさそうです。

六文銭かき揚げ天ざるがおすすめな人

千本桜の六文銭かき揚げ天ざるそばは、次のような方におすすめです。

・上田城跡公園の近くでランチを食べたい方
・信州そばを味わいたい方
・真田氏や六文銭に関する料理を探している方
・写真映えする大きなかき揚げを食べたい方
・観光地ならではの名物料理を楽しみたい方
・揚げ物とそばの両方をしっかり食べたい方

反対に、軽くそばだけを食べたい方や、揚げ物を控えている方には、通常のそばメニューのほうが向いているかもしれません。

冬に訪れる場合は営業時間に注意

千本桜は、12月~3月の冬季だけ営業時間が変わります。

通常は11:00~15:00ですが、冬季は11:30~14:30。

今回のように11:00へ到着しても、すぐには入店できません。

ただし、同じ建物内に観光案内所や売店があるため、開店まで時間をつぶすことはできます。

上田城跡公園を先に散策する方法もありますが、冬はかなり冷え込むことがあります。

空腹と寒さの同時攻撃には気を付けましょう。

まとめ|そばを覆い隠す巨大な六文銭かき揚げ

長野県上田市の「そば処 千本桜」で、名物の「六文銭かき揚げ天ざるそば」を食べました。

かき揚げは、ざるの上に載ったそばをほぼ完全に覆い隠すほどの大きさ。

上には輪切りのちくわを6枚並べ、真田家の家紋である六文銭を表現しています。

桜エビ、玉ねぎ、人参、春菊を使ったかき揚げは、揚げたてで香ばしく、サクサクした食感。

表面積は広いものの、厚みは控えめなので、見た目ほど重くありません。

かき揚げの下に隠れている信州そばも、香りと食感がよく、きちんとおいしい一杯でした。

2026年現在も、千本桜は上田市観光会館1階で営業しています。

営業時間は通常11:00~15:00、12月~3月の冬季は11:30~14:30。

定休日は水曜日です。

上田城跡公園を観光する際のランチとして、立地も抜群。

真田氏ゆかりの上田で、六文銭を目で楽しみ、最後は箸でバリバリと崩して味わえます。

ただし、食べ終わったあとのテーブルには、六文銭ではなく大量の衣が残る可能性があります(笑)




4 件のコメント

  • ややや!?でかいかき揚げですね。これで厚みがあったら小生も無理ですよ!食べられませんねwwそばは色からすると十割かなぁ、と思いますね。

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