大分県日田市の豆田町にある、うなぎ料理の人気店「日田まぶし千屋」へ行ってきました。
千屋の名物は、店名にもなっている日田まぶし。
ふっくら炊き上げたご飯に、国産うなぎの蒲焼きを混ぜ合わせ、4通りの食べ方で楽しむ日田名物です。
強火で香ばしく焼かれたうなぎは、外側がパリッとして、中はふっくら柔らか。
そのまま食べるだけでなく、わさびやねぎ、大根おろし、ゆずごしょう、だしを使うことで、食べ進めるたびに味が変わります。
うなぎは、頻繁に食べるには少々勇気のいるお値段です。
だからこそ、たまに食べるときは思い切り楽しみたい。
ということで、日田まぶしを目当てに千屋へ行ってみましょう。
※この記事は訪問当時の体験を基に、2026年の値段・営業時間・受付方法などを追記しています。写真に写っているメニューや価格は訪問当時のものです。
日田まぶし千屋は豆田町の人気うなぎ店
日田まぶし千屋があるのは、日田市を代表する観光地のひとつ、豆田町です。
平成13年に、かつて呉服店として使われていた建物を受け継ぎ、うなぎのひつまぶし専門店として開業しました。
平成30年には、隣接する築120年以上の古民家を改装して店舗を増築しています。
昔ながらの建物が並ぶ豆田町の景観に、よくなじんだ店構えです。
重厚感のある看板からも、ただ者ではない雰囲気が伝わってきます。
【千屋】大分県日田市豆田町4-14
日田まぶし千屋の店舗情報【2026年】
店名:日田まぶし千屋
住所:大分県日田市豆田町4-14
電話番号:0973-22-3130
営業時間:10:30~16:30
ラストオーダー:15:30
定休日:不定休
個人客の予約:事前予約不可
当日受付:店頭タブレットで受付番号を発行
受付開始:9:30頃
8名以上の予約:利用日前日の15:00まで電話受付
テイクアウト:対応可能・事前注文推奨
支払い方法:店頭で要確認
不定休のため、遠方から訪れる場合は、公式Instagramで営業日を確認しておくと安心です。
また、営業時間内でも、うなぎの仕込み状況や混雑状況によって受付が早めに終了する可能性があります。
個人客は事前予約できない
2026年現在、日田まぶし千屋では、個人客の電話やインターネットによる事前予約を受け付けていません。
来店当日に店頭のタブレットを操作し、受付番号を発行する方式です。
店の開店は10:30ですが、受付番号は9:30頃から発行できます。
人気店なので、土日祝日や観光シーズンには待ち時間が発生することも考えられます。
先に受付を済ませ、順番を待つ間に豆田町を散策するのもよいでしょう。
ただし、町歩きに夢中になり、自分の順番まで逃してしまっては本末転倒です。
車の場合は豆田町周辺の駐車場を確認
店舗の公式サイトには、専用駐車場についての案内が掲載されていません。
車で訪れる場合は、豆田町周辺の観光駐車場を利用する方法があります。
日田市が案内している無料駐車場のひとつが、普通車50台を収容する「豆田西駐車場」です。
ほかにも、月隈公園駐車場や市営港町駐車場などがあります。
イベント開催日は交通規制や混雑が発生する場合があるため、現地の案内に従ってください。
立派な店構えに少し緊張
昔ながらの建物と大きな看板を前にすると、少し敷居が高そうに感じます。
うなぎ店には、なぜか「気軽に入ってよいのだろうか」と一瞬考えさせる雰囲気があります。
しかし、ここまで来て外観だけ撮影して帰るわけにはいきません。
値段を見てから逃げ出す可能性は残されていますが、とりあえず入ってみましょう。
店内では、リアルなうなぎのオブジェがお出迎え。
かわいいマスコットというより、かなり本物に近い仕上がりです。
今から食べるものを改めて認識させられます。
店内には有名人のサインがびっしり
店内には、有名人のサイン色紙が数多く飾られていました。
テレビや雑誌などでも紹介されている人気店だけあって、壁がサインで埋まっています。
これだけ並んでいると、知っている名前を探すだけでも時間がかかりそうです。
ただし、サイン探しに夢中になって注文を忘れてはいけません。
日田まぶしの現在価格は並3,980円
こちらは訪問当時のお品書きです。
2026年現在、日田まぶしの価格は次のとおりです。
・日田まぶし並:3,980円
・日田まぶし大:5,200円
いずれも税込価格で、きも吸いが付いています。
大は、ご飯とうなぎの量が並の1.5倍。
値段だけを見ると少々緊張しますが、国産うなぎを一尾使い、4通りの味を楽しめる料理です。
せっかく千屋へ来たので、注文するのはもちろん日田まぶしです。
木のおひつで提供される日田まぶし
しばらく待つと、日田まぶしが運ばれてきました。
木のおひつに入っているだけで、特別感が一気に増します。
うな重とはまた違った、素朴で風情のある見た目です。
日田まぶしには、日田の特産米「ひのひかり」が使われています。
うなぎと混ぜても粒がつぶれにくく、最後にだしを注いでも食感を残せるよう、ふっくらしつつもしっかり炊き上げているそうです。
細かく切ったうなぎが、ご飯全体へたっぷり混ざっています。
表面だけでなく、しゃもじを入れても次々とうなぎが出てくるのがうれしいところです。
国産うなぎを蒸さずに強火で焼く
千屋では、まぶし料理に適した小ぶりの国産うなぎを厳選しています。
うなぎは蒸さずに、一尾を強火で香ばしく焼き上げる調理法です。
そのため、表面にはパリッとした香ばしさがあり、中はふっくら柔らか。
甘さを抑えた秘伝のたれが、ご飯とうなぎ全体へなじんでいます。
薬味は4種類
日田まぶしと一緒に、4種類の薬味が提供されます。
写真左から、次の4種類です。
・大根おろし
・ゆずごしょう
・わさび
・青ねぎ
日田まぶしの特徴は、これらの薬味とだしを使い、4通りの食べ方を楽しめること。
同じおひつの中身なのに、加えるものによって印象が大きく変わります。
日田まぶしの4通りの食べ方
店内には、日田まぶしの食べ方が書かれた案内があります。
まず、おひつの中のうなぎとご飯を、しゃもじで4等分します。
最初から自由に食べてもよいのですが、初めてなら店おすすめの順番に従うのが間違いありません。
1杯目:そのまま
2杯目:ねぎとわさび
3杯目:大根おろしとゆずごしょう
4杯目:だしを注いで茶漬け
それでは、「日田まぶしの食らひ方」に従って食べてみましょう。
1杯目は何も加えずそのまま
まずは、おひつの中から茶碗へ取り分けます。
最初の1杯は、薬味もだしも加えず、そのままいただきます。
強火で焼かれたうなぎは香ばしく、表面にはパリッとした食感があります。
中は柔らかく、秘伝のたれがご飯全体へなじんでいます。
うなぎの脂と、甘さを抑えたたれのバランスも良好。
正直なところ、感想は「おいしい」でほぼ完結します。
しかし、ここからさらに味を変えていきます。
2杯目はわさびと青ねぎ
次は、わさびと青ねぎを加えます。
わさびの爽やかな刺激と、青ねぎの香りが加わりました。
うなぎの脂が少し軽く感じられ、そのまま食べたときとは違うおいしさです。
わさびは一度に大量に入れず、少しずつ加えるのがおすすめ。
勢いよく入れすぎると、うなぎより先に鼻が主役になります。
3杯目は大根おろしとゆずごしょう
続いて、大根おろしとゆずごしょうを加えます。
大根おろしにたれを少しかけ、ゆずごしょうと混ぜて食べるのが千屋のおすすめです。
大根おろしの水分と、ゆずごしょうの香りや辛みが加わり、さらにさっぱりした味へ変化します。
わさびとは異なる、九州らしい味わいです。
日田は、ゆずごしょう発祥の地のひとつともいわれています。
薬味ひとつにも、日田らしさが感じられます。
4杯目はだし茶漬け
最後は、土瓶に入っただしを注ぎ、茶漬けにして食べます。
香ばしいうなぎとたれの味が、だしの中へゆっくり溶け出します。
最初の3杯よりも軽く、最後までさらりと食べられました。
お好みでねぎやわさびを加えると、香りがさらに引き立ちます。
うなぎを茶漬けにするのは少々もったいない気もしますが、実際に食べると、最後まで残しておいた理由がよく分かります。
日田まぶしを食べた感想
日田まぶしは、1つのおひつで4通りの味を楽しめる、満足感の高いうなぎ料理でした。
最初はそのまま食べ、うなぎと秘伝のたれの味を確認。
わさびとねぎで爽やかに、大根おろしとゆずごしょうで九州らしく、最後はだし茶漬けで締めます。
どの食べ方も、それぞれ違ったよさがありました。
個人的には、わさびと青ねぎを加えた2杯目が特に好みです。
一度の注文で4度おいしい。
値段は決して安くありませんが、「せっかく日田へ来たから名物を食べたい」という日に選びたくなる一品です。
日田へ行ったら、ぜひ食べてみたい日田まぶしでした。
食後は豆田町を散策
日田市の豆田町を訪れたのは、このときが初めてでした。
豆田町とその周辺は、江戸時代に幕府直轄地・天領の町人地として発展した地域です。
往時の町割りと伝統的な建物が良好に残っていることから、2004年12月10日に国の重要伝統的建造物群保存地区へ選定されました。
南北2本、東西5本の通りで構成された町割りは、江戸初期の城下町建設時の形を受け継いでいるそうです。
食後の腹ごなしを兼ねて、町を歩いてみましょう。
江戸時代から大正時代に建てられた町家や蔵、洋館などが並び、歩いているだけでも楽しめます。
飲食店、和菓子店、酒蔵、雑貨店、資料館などもあり、立ち寄りながら散策するのにちょうどよい町です。
日田まぶしでお腹がいっぱいでも、和菓子店の前では別腹が活動を始めるかもしれません。
豆田町で日田げたを発見
日田市は、下駄の産地としても知られています。
日田げたは、日田杉を材料に、日田の工場と職人の手で作られる伝統的な履き物です。
木地の加工や乾燥、焼き加工、塗装、鼻緒の取り付けなど、多くの工程を経て仕上げられます。
店頭には、色も柄も異なる鼻緒がずらりと並んでいました。
下駄というと、昔ながらの単純な形を想像していましたが、実際には種類が豊富です。
鮮やかな柄や、洋服にも合わせやすそうなデザインもあります。
普段、下駄を履く習慣などないのに、見ていると急に欲しくなってきました。
旅先では、普段なら買わないものほど魅力的に見えます。
買って帰ったあと、横浜の住宅街を下駄で歩く勇気があるかどうかは別問題です(笑)
まとめ|日田まぶしと豆田町散策を一緒に楽しみたい
大分県日田市の豆田町にある「日田まぶし千屋」で、名物の日田まぶしを食べました。
国産うなぎを蒸さずに強火で焼き、日田産の米と秘伝のたれを合わせた、千屋ならではのうなぎ料理です。
食べ方は、次の4通り。
・最初はそのまま
・わさびと青ねぎを加える
・大根おろしとゆずごしょうを加える
・最後にだし茶漬けで食べる
薬味を変えるたびに味の印象が変わり、最後まで飽きずに楽しめます。
2026年現在、日田まぶしは並3,980円、大5,200円。
営業時間は10:30~16:30で、ラストオーダーは15:30です。
個人客の事前予約はできず、当日に店頭タブレットで受付番号を発行します。
番号は9:30頃から発行できるため、混雑が予想される日は早めの受付がおすすめです。
食後は、国の重要伝統的建造物群保存地区に選定された豆田町を散策できます。
昔ながらの町家や蔵、日田げたなどを眺めながら歩けば、食後の腹ごなしにもぴったりです。
日田まぶしを食べるだけで帰るのは少々もったいありません。
うなぎを4通りで味わい、豆田町をゆっくり歩く。
日田観光の昼食として、かなり満足度の高い組み合わせでした。

















日田まぶし・・・・うっまそ~!・・・
お値段もお手頃で!・・・
絶対旨いやん系ですね、私も食べたくなりました~・・・・!
坂田さま
日田まぶし、量も多くて豪華でした!
人気店だけあって味も良かったです(^^