群馬県みどり市に、ちょっと変わったホテルがあると聞きました。
その名も……
「コンテナホテル」。
コンテナと聞くと、どうしても港に積み上げられている、大きな鉄の箱を想像してしまいます。
「え?荷物を運ぶ、あのコンテナに泊まるの?」
最初は私もそう思いました。
正直なところ、快適なホテルというより、少し珍しい宿泊体験ができる簡易的な施設を想像していたんです。
ところが調べてみると、室内にはベッド、テレビ、エアコン、ユニットバス、トイレを完備。
さらに、冷凍冷蔵庫や電子レンジまで用意されているとのこと。
外観はコンテナなのに、中身は普通のホテルらしい。
これは気になります。
ということで今回は家族4人で、群馬県みどり市にある「HOTEL R9 The Yard みどり」へ宿泊してみました。
コンテナの中は本当に快適なのか?
客室の広さや設備、無料軽食、駐車場、そして子連れで泊まってみた感想まで、実際の写真とともに紹介します。
※宿泊体験や写真は訪問時のものです。施設情報については2026年8月時点の公式情報を確認して追記しています。
群馬県みどり市の「HOTEL R9 The Yard みどり」へ
今回宿泊したのは、群馬県みどり市笠懸町にある、
「HOTEL R9 The Yard みどり」
です。
東武桐生線「阿左美駅」から徒歩約10分、北関東自動車道「太田藪塚IC」から車で約15分。
無料駐車場もあるため、車での群馬観光や出張にも利用しやすいホテルです。
HOTEL R9 The Yard みどりの基本情報【2026年】
- 住所:群馬県みどり市笠懸町阿左美175-1
- 電話番号:0277-32-4205
- チェックイン:15:00~23:00
- チェックアウト:10:00
- 客室数:全32室
- 駐車場:普通車・軽自動車32台、無料
- 最寄り駅:東武桐生線「阿左美駅」から徒歩約10分
- 車でのアクセス:北関東自動車道「太田藪塚IC」から約15分
- 客室:全室禁煙・無料Wi-Fi対応
注意したいのがチェックイン時間。
23:00以降のチェックインはできません。
到着が遅くなりそうな場合は気をつけましょう。
また、2トントラック以上の大型車を利用する場合は、事前にホテルへの問い合わせが必要です。
家族4人で2つのコンテナに宿泊
今回は家族4人での宿泊です。
私たちが利用した通常タイプの客室は定員2人だったため、
私と息子で1部屋。
妻と娘でもう1部屋。
という形で、2つのコンテナに分かれて泊まりました。
家族旅行なのに、夜になると男女別にコンテナへ解散。
なんとも不思議な旅行スタイルですが、これもコンテナホテルならではです。
なお、2026年現在は定員4人・24㎡のデラックスツインルームが1室あります。
家族4人で同じ部屋に泊まりたい場合はこちらも選択肢になりますが、1室しかないため空室は早めに確認したほうがよさそうです。
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到着すると黒いコンテナがずらり
車を走らせていると、ホテルが見えてきました。
黒を基調としたシックなコンテナが、敷地内にきれいに並んでいます。
事前にホテルだと知っているため迷いませんでしたが、何も知らずに通りかかったら宿泊施設とは気付かないかもしれません。
どう見てもコンテナ。
しかし、その扉の向こう側は、しっかりホテルです。
「HOTEL R9 The Yard」は、全国各地へ展開しているコンテナホテルブランド。
一般的なホテルのような大きな建物ではなく、1室ごとに独立したコンテナ型客室が並んでいるのが大きな特徴です。
ちなみにホテル名に「みどり」と付いている理由は、もちろん所在地が群馬県みどり市だから。
客室が緑色だからではありません。
実際には、かなり黒いです。
中古の輸送用コンテナを改造したホテルなの?
宿泊する前の私は、
「使われなくなった輸送用コンテナをホテルへ改装した施設なのだろう」
と勝手に思っていました。
しかし、このコンテナ型客室は、単純に中古の海上輸送用コンテナをホテルへ転用したものではありません。
宿泊施設として利用できるよう設計されたコンテナ型の客室です。
だから外側は無骨なコンテナでも、中へ入ると普通のホテルとして過ごせるわけですね。
災害時には「レスキューホテル」として活用
このコンテナ型客室には、もう1つ特徴があります。
平常時はホテルとして営業しながら、災害などの有事には客室を移設し、被災地などで活用できる仕組みです。
こうした取り組みは「レスキューホテル」として展開されています。
見た目が珍しいだけではなく、コンテナならではの機動性を生かしたホテルというわけです。
チェックインはフロントで手続き
ホテルへ到着したら、まずは敷地内のフロントへ向かいます。
コンテナホテルという近未来的な雰囲気から、完全な無人チェックインを想像していました。
しかし訪問時は、スタッフの方が対応してくれました。
コンテナホテルが初めてでも、宿泊方法や客室について説明してもらえるので安心です。
2026年現在、公式サイトでは自動チェック・事前精算に対応しており、フロントの利用時間は7:00~23:00となっています。
無料ドリンクと無料軽食もある
フロントには宿泊者向けの無料ドリンクコーナーがあります。
さらに無料軽食も用意されています。
ホテル内にレストランはありませんが、客室には電子レンジがあるため、軽食を部屋へ持ち帰って温めて食べられます。
このあたりは後ほど実際に食べたものを紹介します。
客室の近くまで車で行けるのが便利
チェックインを済ませたら、そのまま宿泊するコンテナへ。
一般的なホテルなら、駐車場から荷物を持ってロビーへ入り、エレベーターや廊下を通って客室へ向かいます。
ところが、HOTEL R9 The Yard みどりは客室のすぐ近くまで車で行けるのが大きな特徴。
これは地味に……いや、かなり便利です。
家族旅行は荷物が多くなりがち。
車から部屋までの距離が短いだけで、荷物運びがかなり楽になります。
無料駐車場は全32台。
ただし、必ず宿泊するコンテナの真正面に駐車できるとは限りません。
今回利用した2つのコンテナは、幸運にも隣同士でした。
家族で複数室を利用して近い部屋を希望する場合は、予約後にホテルへ相談してみるとよいでしょう。
コンテナホテルの室内へ入ってみる
それでは、いよいよ客室の中へ。
訪問時の客室ドアはオートロック式で、案内された4桁の暗証番号をテンキーへ入力すると開きました。
コンテナの扉を開ける瞬間は、普通のホテルより少しワクワクします。
「本当に、この中で寝るのか」
という妙な冒険感があります。
部屋へ入ってみると……
あれ?普通のビジネスホテルじゃないですか。
良い意味で、予想を裏切られました。
外から見ると黒くて無骨なコンテナ。
しかし室内は明るく、清潔感があります。
ベッド、テレビ、エアコン、デスクなど、宿泊に必要な設備は一通り揃っています。
2026年現在、通常のダブルルームとツインルームはどちらも13㎡。
ダブルルームには幅140cmのベッドが1台、ツインルームには幅110cmのベッドが2台設置されています。
ベッドはシモンズ製。
部屋自体は広々というわけではありませんが、大人1~2人で寝泊まりするなら十分な広さです。
客室内にユニットバスとトイレを完備
コンテナホテルと聞くと、
「お風呂やトイレは共同なのでは?」
と思う方もいるかもしれません。
しかし、各客室にはユニットバスとトイレがあります。
大浴場や温泉はありませんが、部屋から出ずに好きなタイミングで入浴できます。
コンテナから一歩出れば屋外なので、特に冬や雨の日は客室内ですべて済ませられるのがありがたい。
子連れでも使いやすいと感じました。
冷凍冷蔵庫と電子レンジを客室に完備
客室設備で特に便利だったのが、冷凍冷蔵庫と電子レンジ。
一般的なビジネスホテルでは、電子レンジが共用スペースにしかないこともあります。
ところが、こちらは客室ごとに電子レンジを設置。
コンビニやスーパーで買った弁当、総菜、冷凍食品などを、部屋から出ずに温められます。
冷蔵庫も冷凍スペース付き。
ホテルにレストランがないという弱点を、かなりうまく補っています。
客室にはマッサージチェアもあった
そして、個人的に驚いたのがこちら。
なんと、訪問時の客室にはマッサージチェアがありました。
宿泊前は、
「コンテナだから、設備は必要最低限だろう」
と思っていた私。
電子レンジだけでも予想外だったのに、マッサージチェアまで出てきました。
外観の無骨さに反して、室内は旅や仕事の疲れを癒やす気満々です。
長時間運転したあとには、なかなかありがたい設備でした。
※客室設備は変更される可能性があるため、マッサージチェアの有無を重視する場合は予約前に確認してください。
宿泊者には無料の軽食サービス
HOTEL R9 The Yardには、宿泊者向けの無料軽食サービスがあります。
訪問時はチェックインの際に、用意されているメニューから選べました。
今回はピラフとカレーを選択。
ほかにも、焼肉系のご飯や焼うどんなどがありました。
ここで活躍するのが、先ほど紹介した客室の電子レンジ。
「電子レンジが各部屋にある理由は、これか!」
と納得します。
ただし、ホテルの朝食ビュッフェのようなボリュームを想像すると違います。
ちょっとした朝食や夜食、小腹を満たす軽食と考えるのがよさそうです。
しっかり食べたい場合は、周辺の飲食店を利用するか、コンビニやスーパーなどで追加購入しておきましょう。
無料軽食の内容は時期や在庫によって変わる場合があります。
飲食物を持ち込んで部屋で過ごしやすい
館内にレストランや食堂はありません。
その代わり、冷凍冷蔵庫、電子レンジ、デスクがあるため、飲食物を持ち込んで客室で食べるスタイルとの相性はかなりいいです。
外食へ出るのが面倒なときや、子供と一緒に気兼ねなく食べたいときにも便利。
ただし、通常客室は13㎡。
大人数で宴会をするホテルではありません。
1~2人で静かに食べて、のんびり過ごす。
そんな使い方が合っています。
子連れで泊まったら予想以上に楽しんでいた
さて、家族4人で泊まった今回。
子供たちの反応はというと……
予想以上にテンションが上がっていました。
普通のホテルなら、
「ホテルの部屋に着いた」
という感じですが、コンテナホテルだと、
「今日は、このコンテナに泊まる!」
というイベントになります。
秘密基地や小さな家へ泊まるような感覚があるのでしょう。
キッズスペースやアトラクションがあるわけではありません。
それでも、宿泊する建物そのものが珍しい。
子供にとっては、それだけでも普段とは違う宿泊体験になったようです。
家族旅行では客室の定員を確認
家族で利用する場合は、ここだけ注意。
通常のダブルルームとツインルームは定員2人です。
4人家族なら、今回のように2部屋を利用するか、定員4人のデラックスツインルームを選ぶことになります。
デラックスツインは1室のみ。
家族全員で同じ部屋へ泊まりたい場合は、早めの空室確認がおすすめです。
子供の添い寝条件などについては、予約するプランで確認してください。
独立したコンテナ型客室ならではの過ごしやすさ
一般的なホテルでは、廊下を歩く人や隣室のドアの音が気になることがあります。
HOTEL R9 The Yardは、客室が1室ずつ独立したコンテナ型。
館内廊下もありません。
普通のホテルとは少し違うプライベート感があります。
子連れの場合も、館内の長い廊下を歩かせる必要がないのは気楽でした。
一方、完全防音という意味ではありません。
駐車場が近いため、時間帯によっては車のエンジン音やドアの開閉音などが気になる可能性があります。
夜間はお互い静かに利用しましょう。
チェックアウトも簡単だった
翌朝。
訪問時のチェックアウトは非常に簡単でした。
フロントに設置された返却BOXへ、インフォメーションカードを入れるだけ。
子連れ旅行の朝というのは、なぜか出発直前にイベントが発生します。
「靴下が片方ない」
「充電器を抜いたか分からない」
そして、
「なぜか今になってトイレへ行きたい」
……なぜ今なのか。
そんな朝に、フロントで長い手続きをせず出発できたのは助かりました。
チェックアウト方法は変更される可能性があるため、実際にはチェックイン時の案内に従ってください。
実際に泊まって分かった注意点
ここまでかなり快適でしたが、普通のホテルとは違う部分もあります。
まず、大浴場や温泉はありません。
入浴は客室のユニットバスです。
また、通常のダブル・ツインは13㎡なので、大きな荷物を広げると狭く感じることがあります。
そしてレストランや朝食会場もありません。
無料軽食はありますが、ホテルで本格的な食事を楽しみたい人には向いていないでしょう。
さらに、部屋を一歩出れば屋外。
雨の日、真夏、真冬などは、館内廊下のある一般的なホテルより天候の影響を受けます。
逆に、
「車を部屋の近くへ停めたい」
「食事は持ち込みで十分」
「電子レンジや冷凍冷蔵庫が部屋に欲しい」
「普通とは違うホテルへ泊まってみたい」
という人には、かなり相性のいいホテルだと思います。
特に車移動の旅行や出張では使いやすいですね。
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まとめ|コンテナホテルは想像以上に普通に快適だった
群馬県みどり市の「HOTEL R9 The Yard みどり」へ家族4人で宿泊しました。
泊まる前は、
「コンテナの中で、本当に快適に眠れるのだろうか?」
というのが一番気になっていました。
しかし、実際に扉を開けてみると印象は一変。
外はコンテナ。でも中は、ちゃんと快適なホテル。
このギャップが一番面白かったです。
豪華なリゾートホテルでもなければ、温泉やレストランがあるホテルでもありません。
それでも、車を客室の近くへ停められて、部屋にはユニットバス、電子レンジ、冷凍冷蔵庫など必要な設備が揃っている。
無料軽食まであります。
そして子供たちにとっては、「コンテナに泊まる」ということ自体がちょっとしたイベントになりました。
宿泊前に想像していた、
「ちょっと不便だけど珍しいホテル」
ではなく、
「珍しいのに、意外と便利なホテル」
だったというのが、実際に泊まってみた感想です。
普通のビジネスホテルとは少し違う宿へ泊まってみたい方や、車で群馬を旅行する方には、なかなか面白い選択肢だと思います。













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