ある日、無性にカレーうどんが食べたくなりました。
インスタントでも、レトルトでもありません。
今回食べたいのは、だしの香りがしっかり効いたそば屋のカレーうどんです。
和風だしの中にカレーの風味が溶け込み、とろみのあるつゆがうどんに絡む、あの味。
考え始めたら、もう口の中はカレーうどんです。
近所のそば屋へ行くのもよいのですが、家にうどんとカレー粉がある。
それなら、自分で作ってみよう。
めんつゆを使えば、だしを一から取らなくても簡単に和風の味を作れます。
豚バラ肉、長ネギ、油揚げを加えれば、ボリュームも十分。
最後に水溶き片栗粉でとろみを付ければ、家庭でもそば屋風のカレーうどんが完成します。
今回は、鍋1つで作れるめんつゆとカレー粉を使ったカレーうどんの簡単レシピを紹介します。
そば屋風カレーうどんの材料(1人分)
- うどん:1玉
- 豚バラ薄切り肉:50g
- 長ネギ:1/3本
- 油揚げ:1/3~1/2枚
- 水:300ml
- めんつゆ:100ml
- みりん:大さじ1
- カレー粉:大さじ1
- 水溶き片栗粉:大さじ1程度
水溶き片栗粉は、片栗粉と水を同量ずつ混ぜ、そこから大さじ1程度を使用します。
とろみの強さには好みがあるため、最初から全部入れず、様子を見ながら加えてください。
めんつゆの濃縮倍率に注意
今回の分量は、水300mlに対して、めんつゆ100mlです。
ただし、市販のめんつゆには、ストレート、2倍濃縮、3倍濃縮、4倍濃縮などがあります。
商品によって濃さが違うため、パッケージに表示されている「かけつゆ」の希釈割合を確認し、味を見ながら調整してください。
めんつゆの濃縮倍率を無視すると、優しいそば屋風を目指したはずが、しょうゆと正面衝突するカレーうどんになる可能性があります。
カレーうどんをおいしく作るポイント
今回のカレーうどんは難しい料理ではありませんが、次の点を意識すると失敗しにくくなります。
- めんつゆの濃縮倍率に合わせて水の量を調整する
- 豚肉には中心部まで十分に火を通す
- 水溶き片栗粉は火を弱めてから少しずつ加える
- 片栗粉を加えた後は再び加熱してとろみを安定させる
- うどんの加熱時間はパッケージの表示に従う
特に水溶き片栗粉は、まとめて勢いよく入れるとダマになりやすいため、鍋を混ぜながら少しずつ加えましょう。
めんつゆで作るカレーうどんの作り方
1.油揚げを食べやすい大きさに切る
まずは、油揚げを切ります。
今回購入した油揚げは2枚入りでしたが、カレーうどん1人分で使うのは1/3~1/2枚ほど。
短冊切りなど、食べやすい大きさに切っておきます。
油揚げをたっぷり食べたい場合は、1枚使っても構いません。
だしを吸った油揚げはおいしいので、ここは遠慮しなくても大丈夫です。
残った油揚げは、使いやすい大きさに切って冷凍しておくと、みそ汁や煮物、うどんなどにすぐ使えます。
2.長ネギと豚バラ肉を切る
長ネギは、幅1cmほどの斜め切りにします。
豚バラ薄切り肉は、3cm幅ほどの食べやすい大きさに切っておきましょう。
長ネギを斜めに切ることで断面が広くなり、カレーつゆがよく絡みます。
豚バラ肉は脂のうま味がつゆへ溶け出すため、少量でもコクが出ます。
とはいえ、豚バラ肉を増やしすぎると、カレーうどんではなく豚バラ肉のカレー風呂になってしまうので、1人分なら50g程度がちょうどよいでしょう。
3.鍋に水・めんつゆ・みりん・カレー粉を入れる
具材の準備ができたら、カレーつゆを作ります。
鍋へ次の材料を入れます。
- 水:300ml
- めんつゆ:100ml
- みりん:大さじ1
- カレー粉:大さじ1
カレー粉が固まらないよう、全体をよく混ぜ合わせてから中火にかけます。
めんつゆの和風だしとカレー粉の香りが合わさり、早くもそば屋らしい雰囲気が漂ってきます。
まだ完成していないのに、香りだけは先に店を開き始めます。
4.長ネギ・油揚げ・豚バラ肉を加える
カレーつゆがひと煮立ちしたら、長ネギ、油揚げ、豚バラ肉を加えます。
火加減は中火のまま。
豚肉を菜箸などで軽くほぐしながら煮ます。
油揚げはカレーつゆを吸い込み、長ネギは加熱することで甘味が出てきます。
豚肉は表面の色だけで判断せず、中心部まで十分に加熱してください。
厚生労働省では、食肉の加熱について、中心部75℃で1分間以上を目安として案内しています。
5.うどんを加える
豚バラ肉に十分火が通ったら、うどんを加えます。
今回使ったのは、市販のゆでうどんです。
うどん同士が固まっている場合は、つゆの中で無理に引っ張らず、温まってから菜箸で優しくほぐしましょう。
力任せに引き離すと、長いうどんを食べる予定が、短いうどんの集合体へ変更されます。
加熱時間は、使用するうどんのパッケージに表示されている時間を目安にします。
冷凍うどんを使う場合は、あらかじめ電子レンジや熱湯で解凍してから加えると、つゆの温度が下がりにくくなります。
6.水溶き片栗粉を加える
うどんが温まったら、火を弱火にします。
片栗粉と水を同量ずつ混ぜ、水溶き片栗粉を作ります。
時間がたつと片栗粉が底へ沈むため、鍋へ加える直前にもう一度よく混ぜてください。
鍋の中を菜箸やお玉で混ぜながら、水溶き片栗粉を少しずつ加えます。
一度に全部入れるのではなく、つゆの状態を確認しながら量を調整しましょう。
少なければ後から追加できます。
しかし、入れすぎてつゆが固まると、カレーうどんというより「うどん入りカレーあん」になります。
7.再び加熱してとろみを付ける
水溶き片栗粉を加えたら、再び火を少し強めます。
鍋底が焦げないように混ぜながら加熱し、つゆ全体にとろみが付いたら完成です。
とろみが付くことで、カレーつゆがうどんによく絡むようになります。
表面は静かに見えますが、とろみのあるつゆは内部までかなり熱くなっています。
食べるときは、最初の一口から全力で吸い込まず、少し冷ましながらいただきましょう。
めんつゆとカレー粉で作ったカレーうどんを実食
これは、うまい!
めんつゆのだしが効いた和風のカレーつゆに、豚バラ肉の脂とうま味が加わっています。
長ネギの甘味と、つゆをたっぷり吸った油揚げもよい仕事をしています。
そして、水溶き片栗粉で付けたとろみが、うどんへしっかり絡む。
まさに、食べたかったそば屋風のカレーうどんです。
レトルトやインスタントも便利ですが、具材を切り、鍋で煮て作ったカレーうどんには、また違ったおいしさがあります。
特に豚肉、長ネギ、油揚げから出るうま味は、自分で作るからこそ楽しめるところです。
カレーうどんが薄い・濃いときの調整方法
味が薄い場合
めんつゆを少量ずつ加え、ひと煮立ちさせて味を確認します。
いきなり大量に加えると濃くなりすぎるため、小さじ1程度ずつ試してください。
味が濃い場合
水またはだしを少しずつ加えて調整します。
水を加えすぎるとカレーの風味も弱くなるため、必要に応じてカレー粉も少量追加します。
カレーの風味が弱い場合
カレー粉を少量のつゆで溶いてから鍋へ戻すと、ダマになりにくくなります。
カレー粉は商品によって辛さや香りが異なるので、味を見ながら調整してください。
とろみが弱い場合
水溶き片栗粉を少量追加し、再び加熱します。
片栗粉は加えた直後より、温度が上がってからとろみが強くなるため、追加を急がず少し待ちましょう。
とろみが強すぎる場合
水またはだしを少量加え、混ぜながら加熱して好みの濃度へ戻します。
とろみが強いほど麺には絡みますが、限度を超えると、うどんを持ち上げた箸に鍋全体がついてきそうになります。
そば屋風カレーうどんのおすすめアレンジ
玉ねぎを加える
長ネギの代わりに、薄切りの玉ねぎを加えてもおいしく作れます。
しっかり煮ると甘味が出て、まろやかなカレーつゆになります。
牛肉で作る
豚バラ肉を牛肉の薄切りへ替えると、肉のうま味が強いカレーうどんになります。
少しぜいたくな気分を味わいたい日におすすめです。
鶏肉で作る
鶏もも肉を小さく切って使えば、鶏南蛮風のカレーうどんになります。
鶏肉を使う場合も、中心部まで十分に火を通してください。
卵を加える
仕上げに溶き卵を流し入れると、辛さがまろやかになります。
温泉卵を完成後にのせる方法もおすすめです。
チーズをのせる
器へ盛り付けてから、ピザ用チーズを少量のせます。
和風のカレーつゆにコクが加わり、濃厚な味になります。
ただし、チーズを増やしすぎると、そば屋のカレーうどんから急に洋食店へ転職します。
油揚げを天かすに替える
油揚げがない場合は、仕上げに天かすを加えてもおいしく食べられます。
カレーつゆを吸った天かすが、コクと食感を加えてくれます。
カレーうどんを食べるときの服装に注意
カレーうどんには、料理そのものとは別の注意点があります。
つゆが飛びやすい。
とろみの付いたカレーつゆをまとったうどんは、持ち上げた瞬間から周囲へ攻撃を仕掛けてきます。
特に白いシャツを着ている日は、カレーうどん側の命中率が妙に高く感じられます。
麺を高く持ち上げず、器へ顔を近づけ、静かに食べるのがおすすめです。
心配な場合は、エプロンや紙ナプキンで服を守りましょう。
豪快にすするのも魅力ですが、食後にシャツへ黄色い水玉模様が追加される可能性があります。
まとめ|めんつゆを使えばそば屋風カレーうどんを簡単に作れる
めんつゆとカレー粉を使った、そば屋風カレーうどんの作り方を紹介しました。
作り方の流れは次のとおりです。
- 油揚げを食べやすい大きさに切る
- 長ネギを斜め切り、豚バラ肉を3cm幅に切る
- 鍋に水、めんつゆ、みりん、カレー粉を入れる
- ひと煮立ちしたら長ネギ、油揚げ、豚バラ肉を加える
- 豚肉へ十分に火を通す
- うどんを加え、表示どおりに加熱する
- 弱火にして水溶き片栗粉を少しずつ加える
- 再び加熱し、とろみが付いたら完成
だしを一から取らなくても、めんつゆを使えば簡単に和風のカレーつゆを作れます。
豚バラ肉、長ネギ、油揚げを加えることで、食べ応えも十分。
とろみの付いたつゆが麺へ絡み、インスタントやレトルトとはまた違う、手作りならではの味を楽しめます。
カレーうどんが無性に食べたくなった日に、ぜひ試してみてください。
ただし、食べるときの白い服だけはおすすめしません。
カレーうどんはおいしいですが、服との距離感には少々問題があります。
















ルゥじゃなくて、カレー粉と片栗粉!なるほど!
夏はカレー食べたくなります(*´Д`)おいしそう~
kiuyu1122様
レトルトと比べると手間はかかりますが、その分おいしいですよ!
ぜひ夏にお試しください(^^