堀江貴文の「ゼロ」を読んでみた

 

<本文より>
これまで僕は、精いっぱい突っぱって生きてきた。
弱みを見せたら負けだと思い、たくさんの敵をつくってきた。
自分でもわかっている、どこまでも不器用な生き方だ。
そして僕は逮捕され、すべてを失った。
いま僕の心の中はとても静かだ。
久しぶりに経験するゼロの自分は、意外なほどにすがすがしい。
もう飾る必要はないし、誰かと戦う必要もない。
いまなら語れる気がする。
ありのままの堀江貴文を。
それは僕にとっての、あらたな第一歩なのだ。



ホリエモンという人は・・・

かつて、時代の寵児と呼ばれていた。

ライブドアを経営し、近鉄バッファローズを買収しようとし、新球団「仙台ライブドアフェニックス」を設立しようと企む。

ニッポン放送の大株主となり、フジテレビとの関係による騒動は誰もが覚えているでしょう。

中高年層からは、「生意気だ」「強欲な金の亡者だ」「ITなんて虚業だ」等と毛嫌いされるも、若い世代からは絶大な支持を受け、「あこがれる経営者ランキング」では日産のカルロス・ゴーンに次いで2位に選ばれる。

総選挙には落選するが、相変わらず会社は順調で何も問題はなかった。

さらに大きな夢を実現しようと、ひたすら前に進んでいたが・・・

東京地検特捜部から強制捜査を受け、証券取引法違反容疑で逮捕されてしまう。

そして、懲役2年6か月の刑務所送りとなったのであった。

本書は刑務所出所後の書き下ろし第一弾。

メディアを騒がせた「ホリエモン」ではなく、ひとりの「堀江貴文」に戻り、ありのままの自分を記した本です。



これを読むと、この人は本当に人間臭いと感じる。

福岡出身の筆者、小中学生にして当時珍しかったパソコンの世界にのめり込む。

高価なパソコンを買う為に親にお金を借り、新聞配達をして返済。

家族とりわけ怒ったら包丁をつきつけてくるほど気性の激しい母親から離れて暮らすため、東大合格を目指して現役で合格。(本書では、苦手だった英語が東大合格レベルまで上がった独自の勉強法も紹介しています)

パソコン熱は一旦冷め、かわりに麻雀にのめり込む東大生時代。

念願の一人暮らし。彼女も作りたい。青春を謳歌しようと夢と希望に満ちた学生生活。

しかし、それまでに女性に対する免疫がない筆者。女性にどうやって接して良いかわからない。

たまに女性から話しかけられても挙動不審になり、次第にモテない自分にコンプレックスを持つようになる。

実は女性と普通に会話ができるようになったのは30代になってからだそうだ。

しかし、そんな筆者も女性と結婚することとなる。できちゃった婚だ。

仕事人間で多忙な筆者だが、子供と過ごす時間を作ってはオムツを代え、お風呂にも入れていた。

お相手の女性はとても家庭的な方だが、筆者とは価値観が合わず離婚を決意。

妻子が出て行き一人きりになった部屋は、子供のおもちゃや飾り付けがなくなった広すぎる空間だった。

残酷なまでの寂しさに号泣する筆者。

自分の子供とももう会う事もないだろう。

この時に、「自分はもう結婚はしない」と心に決めたようでもある。

ライブドア事件での逮捕後、社員たちの激励の寄せ書きを見て号泣する筆者。

外界と遮断された独房で、耐え難い孤独と厳しい取り調べに段々と精神が蝕まれていく中、刑務官からの優しい言葉に号泣する筆者。

東大時代に「ヒッチハイク」にハマり、この時の経験がその後の「物怖じしない姿勢」に大いに役立ったそうだ。

成長する為には経験が必要である。圧倒的な経験をすれば良い。

そして、成長しようして急いで掛け算をしようとしてはいけない。

ゼロに何をかけてもゼロなのだ。

何もないゼロから小さい1を積み重ねていく事で人は成長していく。

さあ働こう。
 

 
Kindle版もあり、こちらは本版に修正・加筆を加えたもののようです。
しかも、本版よりも安いです。

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ABOUTこの記事をかいた人

横浜市在住、平々凡々のサラリーマン。 主に地方の築古戸建に投資する温泉ソムリエ大家です。 現在は育児中の妻のサポートとブログ執筆に奮闘中。 【好きな事】旅行、温泉、お笑い、お酒、スノボ、男はつらいよ 【資格】宅建取引士、古家再生投資プランナー、建設業経理士1級、温泉ソムリエ