損した分は確定申告で取り戻そう

 
「確定申告」は、儲かった人だけがするものではありません。

実は・・・

「損をした人」にとっては、とても有り難い制度になっています。

確定申告では、損失が発生した場合に「雑損控除」という所得控除が受けられます。

これは、他にも色々ある所得控除よりも優先して控除する事になっています。

また、損失が大きくてその年の所得金額から控除しきれない場合は、翌年以降3年間繰り越すことができます。

◆必ず申告しなければならない?

儲かった場合、確定申告をしないと税務署に怒られてしまいますよね?

しかし、この「雑損控除」の場合は確定申告をしなくても怒られません。

あくまでも任意的な制度だと思って下さい。

なので、もし「損失」が発生した時に、それを知っているかどうかで税額が大きく変わる可能性があるのです。

覚えておいてソンはありませんよ。

◆どのような損失が対象?

「損失」と言っても色々ありますが、全てにおいて適用されるわけではありません。

具体的には下記の場合に対象となります。

・盗難(空き巣、ひったくり、車上荒らし等)
・横領(詐欺や脅迫による場合は対象外)
・震災、風水害、冷害、雪害、落雷などの自然現象による災害
・火災、火薬類の爆発など人為的な災害
・害虫などの生物による災害

また、対象となる資産は「生活に必要」であることが条件です。

なので、別荘が災害に遭ったとか、30万円を超える美術品や貴金属が盗まれても対象とはなりません。

◆控除できる金額は?

下記の計算式のうち、いずれか多い方の額が控除できる金額となります。

・(損害金額+損害関連支出-保険金等による補填金額)-(総所得金額の10%)
・災害関連支出-5万円

また、災害に遭った場合に所得税の軽減措置がとられる「災害減免法」という法律があります(ここでは省略します)。

「雑損控除」と「災害減免法」両方とも該当する場合にはどちらにするか選択できるので、自身に有利な方を選びましょう。




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